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全日本モトクロス第6戦予選速報

2022年D.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第6戦関東大会埼玉トヨペットCUPは、今季第2戦の舞台にもなった埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジで開催され、10月29日(土)には各クラスの予選などが実施されました。
天候は晴れで、路面はドライコンディション。コースは第2戦とは逆回りで、その序盤にフラットでややハイスピードな区間が延長されました。
またコース中盤から終盤は、これまでと同じくジャンプとタイトターンが多めに配されていました。

IA-1

予選には26台が出走して、10分+1周のレースで決勝のスターティンググリッド選択順位を決めました。ホールショットを奪ったのは、ヤマハファクトリーチームから参戦するポイントリーダーの富田俊樹(#2)。
これにカワサキファクトリーチームから参戦するランキング2番手の能塚智寛(#3)が続くと、コース序盤の右タイトターンで能塚が富田のインを突きました。
ところがここで能塚が転倒。巻き込まれるカタチで富田も転び、両者ともに最後尾からのレースとなりました。これによりヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#4)がトップ、ホンダサポートの大城魁之輔(#22)が2番手、カワサキに乗る内田篤基(#25)が3番手。
さらにホンダ勢の小方誠(#5)、大倉由揮(#23)、大塚豪太(#7)、道脇右京(#14)が続きました。富田と能塚は最後尾に追いつくと数台をパスし、富田が19番手で能塚が25番手。
2周目、トップグループでは大城と小方が激しく2番手を争いました。

3周目、小方が大城を抜き、渡辺がミスにより4番手まで後退。これで小方がトップ、大城が2番手、内田が3番手に浮上しました。
上位勢はやや縦長ながら依然として集団で、5番手の大倉以下も大塚、道脇、ヤマハのマシンを駆る星野優位(#8)、カワサキの安原志(#10)らが続きました。
そしてこの集団の後方に、13番手の能塚と14番手の富田。レース後半、小方が2秒ほどのリードを奪いつつトップをキープし、2番手の大城も3番手の内田を2秒ほど離しました。

一方、内田の背後には渡辺が接近。そしてラストラップとなった8周目、渡辺が内田をパスしました。レースは小方が制し、大城が2位、渡辺が3位、内田が4位。
ゴール直前で接戦となった5位争いは大倉が僅差で逃げ切り、大塚が6位、道脇が7位、激しい追い上げを続けた能塚が8位、星野が9位、安原が10位でした。
富田は最後に追い上げのペースを緩めましたが、予選11番手から決勝に臨みます。

IA-2

42台が2組に分かれて10分+1周の予選レースを走り、30台の決勝進出者を決めました。A組は、開幕からすべての決勝レースで勝利を収め前戦で早くもシリーズタイトル獲得を決めたヤマハファクトリーチームのジェイ·ウィルソン(#16)がホールショット。
これに鳥谷部晃太(#4)、柳瀬大河(#10)、神田橋瞭(#20)、小川孝平(#17)、阿久根芳仁(#26)らが続きました。1周目、ウィルソンは早くも3~4秒のリード。鳥谷部が2番手、柳瀬が3番手を守り、4番手には小川が浮上しました。

2周目以降、ウィルソンはトップを独走し、2番手の鳥谷部を2~3秒差で柳瀬がマーク。小川はトップ3からは遅れるも後続を引き離して4番手をキープし、2周目に神田橋をパスした阿久根を先頭とする5番手争いは6台が数珠つなぎになりました。
4周目、神田橋が阿久根を抜いて5番手に復帰。レース終盤、阿久根以下は神田橋に離されました。そしてレースは7周でチェッカー。
ウィルソンがトップ、鳥谷部が2位、柳瀬が3位、小川が4位、神田橋が5位となりました。

B組は、浅井亮太(#21)がホールショット。これに続いた西條悠人(#7)が2番目のコーナーで仕掛けましたが、浅井のリヤタイヤと西條のフロントタイヤが接触して、西條が激しく転倒。これで後続に混乱が生じ、全部で8台ほどのマルチクラッシュになりました。
浅井は転倒を免れてトップをキープし、2番手に昨年第6戦以来の復帰レースとなった岸桐我(#8)、3番手に田中淳也(#05)、4番手に横澤拓夢(#36)がつけて1周目をクリア。
2周目に田中が順位を下げて浅井、横澤、岸、中島漱也(#5)のオーダーとなると、3周目には中島が岸、鈴村英喜(#9)が田中を抜きました。
レース後半、浅井と横澤と中島が僅差のトップ争い、ここから10秒近く遅れて岸と鈴村と小笠原大貴(#33)が4番手争いの構図。ところが、順位を守っていた岸は6周目にマシントラブルでリタイアしました。
そして7周のレースは浅井がトップ、横澤が2位、中島が3位、鈴村が4位、小笠原が5位に。
決勝進出トップ10はウィルソン、浅井、鳥谷部、横澤、柳瀬、中島、小川、鈴村、神田橋、小笠原の順となりました。

レディース

レディースクラスの予選には23台が出走。3周のレース形式予選を実施して、決勝のスターティンググリッド選択順位を決めました。
ホールショットを奪ったのは、ランキング2番手の小野彩葉(#4)。これに川井麻央(#1)とポイントリーダーの久保まな(#3)が続くと、川井と久保が小野をパス。
1周目は川井、久保、小野、本田七海(#2)、楠本菜月(#5)、箕浦未夢(#10)のオーダーとなりました。
2周目、川井と久保は3番手の小野を2~3秒引き離しながら僅差のトップ争いを展開。しかし、川井がポジションを守りました。

早くもラストラップとなった3周目、川井がベストラップタイムをマークして逃げ切りを図り、久保もベストラップで応戦したものの、その差が2秒ほどに拡大。
そして、この2人を上回るファステストラップタイムを刻みながら、小野が追い上げてきました。しかし最後は、約0.35秒差で久保が順位をキープ。
これで予選順位は川井がトップ、久保が2位、小野が3位、小野と同じく最終ラップに1分53秒台をマークした本田が4位、楠本が5位、箕浦が6位となりました。