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2024AMAスーパークロス第5戦

デトロイトで開催された第5戦!今回よりイーストラウンドが始まり、注目度ナンバーワンのハイデンディーガンが出場しますが、怪我のため乗り込み不足の情報あり。その他、怪我がなければスターレーシングからは5人、プロサーキットからは3人と、今年は層の厚さではイーストラウンドのほうが上。そしてついに姿を見せたトライアンフからは、昨年までハスクバーナファクトリーにいたスゥオルと、あのティムフェリーの息子エヴァンフェリーが満を辞してプロデビューと、話題盛りだくさん!
450は、ジェット、セクストン、プレシンジャー、ウェブと、4戦終わって全て勝者が違うという混戦!昨年のデトロイトでライトラップまでトップを快走しながらクラッシュしたプレシンジャーに大きな注目が集まります。そろそろトマック、ロクスンあたりがくるのか。

Qualifying

450 CLASS

復調した?ジェットローレンスがトップ。好調ウェブが続き、セクストン、トマックと、復調組が順当に上位へ。
ここのところ好調なクーパーがタイムも出して気になる存在。バーシアは今回も下位へ沈みました・・・。

250 CLASS

デビュー時からトロイリーに所属するブラウンが自身初のトップタイム。昨年ブレイクしたベテランのアンスティが今年も好調。プロサーキットのフォークナー、KTMファクトリーのビアルと続きます。昨年のアマチュアスーパークロスで圧倒的な強さを見せ、今年プロデビューを果たしたルーキーのベニンクは7位。
様子見のハイデンは8位。まだ18歳ながら存在感がケタ違い。30歳になった元チャンピオンのマーティンが10位。注目のトライアンフ組はスゥオルが11位と、メインは走れそうなタイム。

250 HEAT RACE

HEAT 1

ほぼルーキー(昨年デビューしたが4レースしか走っていない)のホンダファクトリーライダー、ハイマスがホールショットから逃げる展開!
マカドゥがピッタリとつけ、ラスト3周のサンドセクションでハイマスのミスを待ち、トップに。
ディーガンはずっと様子見からのラストラップに本気のライディングを見せ、マカドゥに僅差の2位。ハイマスはその後大きく崩れミスを連発し、ビアルにもかわされ4位という実にルーキーらしい展開。大きく出遅れながらも追い上げたアンスティが5位。
所属するチームがなく、ギリギリでマックオフに加入したショックが6位。ショックの前を走りながらラストラップのフープスで激しくクラッシュしたベテランのマーティンはメディカルへ・・・。

HEAT 2

ホールショットのベテランフォークナーをルーキーのベニンクが終始追いかける展開。全盛期の勢いはなく、今回もミスが目立つフォークナーに対し、まるでベテランのようなライディングのベニンクが印象的でした。
昨年もスターレーシングからアマチュアのスーパークロスに出場していたとはいえ、デビューレースで素晴らしいライディング。
同じく記念すべきデビューレースとなったトライアンフのスゥオルですが、好スタートから4位を走行中に、追い上げてきたブラウンにTボーンアタックされ激しくクラッシュ。チームメイトのフェリーもクラッシュで周遅れになる中、なんとか這い上がったスゥオルがギリギリの9位でメインへ。シャレにならない展開にチームはハラハラしたことでしょう。
優勝経験もあり、プロサーキットの中でもタフマンを誇るハマカーはプラクティスで激しくクラッシュしたものの、順当に4位でメインへ。

450 HEAT RACE

HEAT 1

ウェブがホールショットから逃げる展開に持ち込みますが、サンドセクションで珍しく転倒。好調プレシンジャーがキレのあるライディングでトップを快走。
同じく好スタートを決め、タイムも出ていたクーパーが2位。転倒後のウェブと出遅れたトマックが白熱のバトルを展開し、こちらはウェブの勝ち。
久しぶりにチゾムがヒートからのメイン進出。そしてBETAファクトリーのブロスもギリギリ通過。
好スタートのハンターはバーシアに当たり負けするなど、イマイチの展開。

HEAT 2

ホールショットのジェットをすぐにかわしたアンダーソンがトップ。そして因縁の争いが再び(笑)。しかし、あっさりとかわしたジェットがひとつ抜け出し独走へ。
アンダーソンをラストラップのラストコーナーでかわしたロクスンが2位。付かず離れずのセクトンが4位。マルコムも順当。誰とも争わなかったウィルソンが6位。
ドライコンディションだと順当な位置にいるドレイクが9位でメインへ。

LCQ

250 CLASS

トライアンフのフェリーが登場。たくさんの関係者が見守る中、ホールショット!その後もトップを快走し、大きなプレッシャーの中トップでチェッカー。お見事。
ヒートレースでクラッシュしたマーティンはDNS・・またもや開幕戦で・・・。残念。

450 CLASS

大きく出遅れたヒルでしたが、上位のクラッシュもありスルスルと追い上げてトップへ。そして、スタート10位以下で、今回はさすがにダメだろうと思った、大ベテランにして元冨田選手のチームメイト、ノレンが最後の最後でロビンをかわし4位!熱い!何度もオーバージャンプがあったり危ない場面がありましたが、最後まで粘りました。

 

MAIN RACE

【450 CLASS】

ホールショットを決めたのはジェット。セクストン、トマック、アンダーソン、フェランディス、ロクスン、マルコムと続く中、ジェットがセクストンを徐々に引き離し開幕戦以来の2勝目。

1 Jett Lawrence
スタート出たら誰もかなわないと思わせるライディングが復活!今回はヒートレースから好調で、これは完全復帰かと思わせましたが、メインも期待を裏切らないスピードで最終的にはセクストンを5秒以上引き離し完勝。ここまで4戦全て勝者が違うという混戦でしたが、2勝目を挙げたジェットが今後は強さを発揮するのか。

 

2 Chase Sexton
スタート2番手からジェットを射程圏内に捕らえるレース展開でしたが、周遅れの影響もあって徐々に引き離されての2位。ワダチに苦しんだとのコメントがありましたが、順位には満足とのこと。ランキングも単独のトップに浮上。

 

3 Ken Roczen
スタート5番手から中盤のサンドセクションで綺麗にトマックをパスし今季二度目の表彰台獲得。以前は少しの追い上げも難しかったロクスンでしたが、昨年そして今季はしぶとい追い上げを見せます。中盤戦に期待大。

 

4 Cooper Webb
スタート大きく出遅れ、1周目は12番手。そこから最後の最後までしぶとく追い上げるウェブの本領発揮で最終的にはこの順位。現在5強と言われていますが、ウェブとジェット、そしてセクストンの3強に絞られそうな予感。

 

5 Jason Anderson
4番手と悪くないスタートから始まりましたが、最終的にウェブの追い上げに屈しました。今年は上位で安定しているのですが、早めの一勝が欲しいところ。チームメイトのアダムが欠場する中、カワサキのエースに期待がかかります。

 

6 Aaron Plessinger
追い上げ!ワダチの多い難しいコンディションを得意とするプレシンジャーにとって有利なコースでしたが、1周目を13位と大きく遅れる展開。しかし、ウェブ同様積極的に攻めるライディングで終盤にフェランディスをかわし6位へ。ランキングは3位に後退してしまいましたが、引き続き好調を維持。

 

7 Dylan Ferrandis
スタート5番手から中盤には4位を走行し、今季最高位が見えていましたが、ウェブとプレシンジャーの追い上げに遭い7番手。しかし、ファクトリー落ちしながらも健闘が続くフェランディス。ファクトリーのハンターよりも好成績を残し続けているのは注目点。

 

8 Hunter Lawrence
んーーーー。昨年の圧倒的な強さでチャンピオンを獲得したあのハンターがこの位置。開幕から予選落ちの不運があったとはいえ、影を潜め続けるのが気掛かり・・・。強者揃いの450クラスとはいえ、もう少し存在感が欲しい。

 

9 Justin Cooper
タイムドプラクティス、ヒートレースと好調でしたが、メインはスタートで大きく出遅れ、15位からの追い上げ。終盤にはバーシア、トマックもかわすライディングを見せましたが時間切れ。

 

10 Eli Tomac
どうした・・・。3番手スタートからいよいよ今季初優勝も見えていたトマックでしたが、中盤ロクスンにかわされた直後から一気に順位を落とす展開に目を疑いました・・・。マシンの不調?怪我?その辺りは今から明らかになるかと思いますが、今季はスピードのジェットにウェブ、セクストンなど役者が揃っているのでこのつまずきは痛いかも・・・。

 

11 Malcom Stewart
またも、またもやクラッシュ。。6位と好スタートを切ったのにまたクラッシュ。転倒しないレースが皆無というくらいに全戦転倒しているマルコム。そんなマルコムは見たくない。

 

 

 

【250 CLASS】

スタート直後にディーガン、ビアル、マカドゥ、ロマーノ、スゥオルなど多くのトップライダーが大量クラッシュ!
そんな中ホールショットを決めたフォークナーが序盤はハイマスに詰め寄られるシーンが見られたものの、最終的には4秒の差をつけ優勝。2位にはベテランのアンスティ。そして3位には注目のルーキーベニンクがデビューレースでポディウム登壇の快挙!

1 Austin Forkner
感動の優勝!立て続けに怪我に見舞われ、全盛期の速さはすっかり影を潜めましたが、諦めなかったフォークナーがホールショットから完勝!昨年は開幕戦のスタート直後にクラッシュし、全戦欠場。17歳でデビューし、250クラス9シーズン目の25歳となった、若手なのにベテラン。
ディーガンをはじめとしたトップライダーのクラッシュがあったとはいえ、実力者アンスティを抑えての優勝はついにというか、感慨深い。おめでとう!

 

2 Max Anstie
今年もベテラン健在!マーティンと同じ30歳となったアンスティですが、シーズンオフにはオーストラリアスーパークロスに参戦しチャンピオンを獲得するなど、積極的な動きを見せ好調。ラスト5分でハイマスをかわす見事なライディングでした。

 

3 Daxton Bennick
お見事!18歳のスーパールーキーが初レースで初表彰台の快挙達成!ヒートレースから虎視眈々と追い上げるライディングが光っていましたが、メインレースも一時7秒以上差のあった3位ハイマスを追い詰め逆転。物凄いルーキーが現れました!表彰台ではシャンパンを開けることができないというルーキーらしさも披露(笑)。

 

4 Coty Schock
移籍後初レースとなったショックがキャリア最高位獲得の快挙!元々アウトドアを得意とするライダーで、近年は450クラスで活躍。今年はフェニックスホンダと契約することができず、開幕直前まで所属チームがなかったのですが、トレーニングを行なっているクラブMXからのオファーがあり、出場。見事に花咲かせました。お見事。

 

5 Pierce Brown
タイムドプラクティストップで期待されましたが、メインは昨年同様鳴かず飛ばずのこの順位。今年も同じなのか、それとも・・・。

 

6 Jalek Swoll
今まではクラッシュキングのスゥオル。今年もキングに間違いないのですが、諦めない姿勢で追い上げるのが成長点の22歳。スタートのクラッシュに巻き込まれたライダーの中では最上位。トライアンフ初レースという物凄いプレッシャーの中、お見事トップ6。

 

7 Henry Miller
ヒートレースから上位を走行し、メインもこの位置。

 

8 Guillem Farres
昨年までスターレーシングのアウトドア要因として走っていたスペイン人ライダーのファレスがまさかのハスクバーナファクトリー入り。スーパークロスの実績は皆無だったので、その実力が注目されましたが見事にトップテン入り。

 

9 Marsgal Weltin

10 Chance Hymas
スタート2番手から力強いライディングでフォークナーを追撃し、ホンダファクトリーの今季初表彰台を獲得するかにみえたハイマスですが、後半に大きく失速。転倒があったとはいえ、ヒートレースでも後半同じような展開で一気に順位をさげたので、課題は明白。スピードは十分。

 

15 Cameron Mcadoo
まさかまさかのスタート直後にチームメイト同士でクラッシュ。。。

 

 

16 Haiden Deegan
注目度が高かっただけにスタート直後のクラッシュは残念でしたが、やはりスター性はピカイチ。巻き返しに大きく期待。

 

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