2019 ISDEポルトガルレポート
2019年11月11日から16日、ポルトガル・ポルティマンで開催された第94回FIMインターナショナルシックスデイズエンデューロ(ISDE)。
ISDEとは、6日間の日程で行なわれる世界最大のエンデューロイベントで、基本的に国代表チームの団体戦となっており、モトクロス・オブ・ネイションズと同様の位置付け。
そのISDEに、釘村忠、渡辺学、馬場大貴、前橋孝洋という過去最強のメンバーで出場した日本代表チーム。
初日から釘村忠がゴールドメダル圏内(当該クラスにおけるトップライダーの達成タイムの10%を超えなかったライダーに対してゴールドメダル)を維持し、DAY5の転倒で負傷するものの、ファイナルクロスで快走を見せ、初出場にて日本人初となるゴールドメダルを獲得。
同じく初出場の渡辺学は、余力を残したライディングで、最終日のファイナルクロスでは見事に優勝を飾り、クラス24位を獲得。
馬場大貴は29位、二度目の出場となる前橋孝洋は、E3クラス21位となり、日本チームは全員が完走を果たし、総合13位という結果を残しました。
日本人初となるゴールドメダルを獲得した釘村忠。
日本のエンデューロシーンを担うトップライダーの一人。
終始安定していた渡辺学。最終日を終えてもまだまだ元気いっぱいな姿が印象的でした。
昨年まで全日本モトクロス選手権に参戦していた馬場大貴。
抜群の適応能力を発揮し、クラス29位と健闘しました。
一昨年のフランス大会以来の出場となった前橋孝洋。
チーム最年少となる23歳。今後の伸びしろに期待。
圧倒的なスピードで優勝したのはアメリカチーム。
とにかくどのセクションもアクセルが開いていて、モトクロスのスピードをそのまま持ち込んだ戦略が印象的でした。
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