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全日本モトクロス選手権第7戦決勝

宮城県のスポーツランドSUGOで開催された、今季5戦目となるD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズの2021年第7戦。決勝日の天候は、目まぐるしく天候が変化した前日がウソのような心地よい晴天。最高気温も18度に達し、日中は暖かさを感じるほどでした。最高峰のIA1は、ポイントリーダーが両ヒートで転倒し、三つ巴のチャンピオン争いに大きな動き!

ここでは、今大会で活躍したライダーの声をお伝えします。

IA1ヒート1

ポイントリーダーの渡辺祐介(#3)が1周目に激しくクラッシュ。なんとか追い上げて8位でゴールしました。レースは、山本鯨(#1)と富田俊樹(#2)と能塚智寛(#5)による三つ巴のトップ争い。レース中盤に能塚が先頭を走るも後退。山本が富田を抑えて優勝しました。

●優勝 山本鯨(#1)

シーズン前半戦は苦しみましたが、チームみんなで本当に一生懸命対策してきたことが、ここにきて結果になっていると思います。今季残り3ヒートですが、悔いのないように、自分が持っている力をすべて出し切れるように走るので、ファンの方々も力強い応援をお願いします!

●2位 富田俊樹(#2)

スタートは前戦よりも決まり、後半に勝負できるよういろんなラインを試していたのですが、ココだというポイントが見つからずに苦戦しました。ヒート2はもっと路面が荒れると思うので、自分だけの速いラインを見つけて、今度こそ表彰台の一番上に立ちたいです。

●3位 能塚智寛(#5)

トップを走っている間も、とにかく「早く終われ」としか考えていませんでした。途中から腕上がりと疲れで、トップ集団から落ちちゃいました。チャンピオンのゼッケン1番ばかりに勝たれても、観客の方々はおもしろくないと思うので、ヒート2こそ勝ちたいです。

IA1ヒート2

山本鯨(#1)と能塚智寛(#5)が1周目からトップ争い。これに富田俊樹(#2)も加わりました。渡辺祐介(#3)は再びスタート直後に転倒。レース後半に山本と能塚を抜いた富田が、僅差で逃げ切りました。山本は3位、渡辺は4位。これで山本が226点、富田が225点、渡辺が208点で最終戦に!

●優勝 富田俊樹(#2)

開幕戦で優勝してから2勝目を挙げるまで、ちょっと時間がかかっちゃいました。ヒート1が終わった段階で10点差だったので、もうちょっと縮めて最終戦に挑めれば……と思っていたら、勝利を獲得してこれで1点差。最終戦は、スゴく刺激的なレースになりそうです。

●2位 能塚智寛(#5)

序盤でトップに立つというのはけっこうできるのですが、それをキープすることが難しくて、このレースでも富田選手に抜かれて心が折れそうになりました。でもなんとか粘り、最後は背中が見えていたのですが、ちょっと届かず終わりました。次はもう最終戦。少々荒っぽいことをしてでも勝ちたいです。

●3位 山本鯨(#1)

苦しい展開が続くレースでしたが、レース終盤は思い切って走ることができました。最終戦の舞台は広島県。僕の家から近いので、できるだけ乗り込んで、万全を期して挑みたいです。3年連続のタイトルを絶対に獲りたいと思っているので、ここで皆さんにも約束します!

IA2ヒート1

昨年はオーストラリアでトレーニングしていた鳥谷部晃太(#35)を、オーストラリアからスポット参戦したジェイ・ウィルソン(#106)が1周目にパス。ウィルソン選手が逃げ切って優勝しました。鳥谷部が2位。大倉由揮(#6)がレース後の車検で失格となり、大城魁之輔(#2)が繰り上げ3位でした。

●優勝 ジェイ・ウィルソン(#106)

アリガトウゴザイマス(※日本語で)。日本に招待してもらって、とてもワンダフルな体験をさせてもらっています。今日、このコースまで応援に来てくれた人たちにもお礼を言いたいです。まだヒート2があるので、そちらでも勝てるように準備します。

●2位 鳥谷部晃太(#35)

昨年、ヤマハさんにオーストラリアトレーニングに行かせてもらったのですが、そのときの練習パートナーだったジェイさんと一緒にレースできることをうれしく思います。しかも、ジェイさんとワン・ツーができたことにも満足しています。ヒート2も精一杯走りたいと思います。

●3位 大城魁之輔(#2)

スタート直後は2番手だったのに、混戦の中で駆け引きに失敗して5番手後退。そこからすぐ4番手に上がり、さてここからだ……と思ったのですが、ライン取りに迷ってしまいペースが上がりませんでした。前でゴールした選手の失格による3位ですが、めでたくはないです。

IA2ヒート2

大倉由揮(#6)がホールショット。これを西條悠人(#5)とジェイ・ウィルソン(#106)が追いました。2周目から大倉とウィルソンがトップ争いを繰り広げ、大倉も意地をみせましたが、3周目に大倉を攻略したウィルソンが優勝。最後は西條と平田優(#51)が激しい表彰台争いを展開し、西條が競り勝ちました。

●優勝 ジェイ・ウィルソン(#106)

日本に来ることができて、とてもアメージングです。新型コロナウイルスの影響により、来日してレースするのは本当に困難でしたが、ヤマハをはじめ多くのサポートがあってこれを実現できました。SUGOでレースできてうれしいです。このプロジェクトを実現してくれたすべての方々に感謝しています!

●2位 大倉由揮(#6)

ヒート1は、3位でゴールしたのに失格という結果に終わってしまいました。ヒート2は、相手が違う国から来た選手でも関係なく立ち向かい勝ってやろうと思っていたのですが、やはり向こうのほうが上でした。中盤少し追いついたのですが……。残り1戦、ピンピンで終わりたいです!

●3位 西條悠人(#5)

平田優選手と最後にバトルとなって、競り勝つのは厳しいかなと思ったのですが、最後まで諦めずに走って表彰台に上がることができました。残り1戦ですが、最終戦の中国大会でも最後まで諦めない走りで、ひとつでも上の順位を目指します。

レディース決勝

前戦勝者の久保まな(#3)を、ポイントリーダーの川井麻央(#1)が追う展開。3周目に久保、4周目に川井が転倒して、本田七海(#2)が先頭に立ちました。しかし、すぐレースに復帰した川井が本田を追い、5周目に再逆転。8周のレースを川井が制し、本田が2位、楠本菜月(#5)が全日本初表彰台となる3位でした。

●優勝・川井麻央(#1)

スタートでいい位置を確保できて、難なくトップに立つことができたのですがコケちゃいました。でも気持ちに余裕があったので、楽しく走って勝つことができました。次の最終戦は2ヒート制なので、ピンピン(両ヒート優勝)を達成してチャンピオンを決めたいです!

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