全日本モトクロス選手権第3戦(中国大会)/決勝
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広島県の世羅グリーンパーク弘楽園で5月21日(日)に開催された今季第3戦の決勝は、前日に続いて晴天に恵まれ、最高気温は27度まで上昇。散水作業が追いつかないほどの強い日差しが照りつけるコースで、太陽に負けないほど熱いバトルが繰り広げられました!
ここでは、今大会で活躍したライダーの声をお伝えします。
IA-1ヒート1
レース中盤、トップを守る成田亮(#1)を新井宏彰(#331)が追い、このふたりに小方誠(#10)がじわじわと近づく展開。3選手のなかでは唯一、8連ジャンプを3-2-3で跳ぶ小方が、ラスト3周で新井、翌周に成田を抜いて、カワサキでの初勝利を手にしました。
優勝 小方誠(#10)
昨年からカワサキに乗っていますが、ようやく勝てました。自分にとっては、約2年ぶりの優勝です。新井君と成田さんが速かったのですが、なんとか最後で前に出られてよかったです。ヒート2もカワサキが勝てるよう、ぜひ応援してください!
2位 成田亮(#1)
誠は8連ジャンプが速いだけで、他のセクションは僕のほうが速いです。あそこがなければ、僕が優勝で新井ちゃんが2位です。冗談はさておき、小方選手は速かったです。8連を攻略すれば勝てるかもしれませんが、ヒート2もケガしないよう気をつけて走ります。
まこちん、はえー! 速かったです。レース序盤から成田選手の後ろを走れていたのですが、パッシングポイントを見つけられず、そうこうしているうち終盤になって、小方選手に空中で笑いながら抜かれました。悔しいですけど、表彰台に立てたのでうれしいです。
IA-1ヒート2
小方誠(#10)が8連ジャンプの3-2-3を1周目からパッシングに生かし、田中雅己(#113)を抜いてトップ浮上。後続を引き離して両ヒート制覇を達成しました。同じく8連を3-2-3でクリアした山本鯨(#400)が2位。新井宏彰(#331)が追い上げて3位でした。
優勝 小方誠(#10)
やった~、ピンピン! 調子はとてもよかったので、この大会でピンピンを獲りたいと思っていました。スタートこそ雅己と鯨君が速くて、ちょっと戸惑ったのですが、すぐに前に出ることができました。次戦のスポーツランドSUGOも、勝ちたいと思います。
2位 山本鯨(#400)
今回は完敗。小方さんも速かったし、新井さんも速かったです。ヒート1は1周目に転倒してしまい、追い上げのレース展開で4位でした。ヒート2では表彰台に上がれましたが、とにかく悔しいです。悔しいので、気持ちを入れ替えて次戦で勝利を目指します。
3位 新井宏彰(#331)
今日はチームメイトの誠のレースでした。なんとかヒート2は勝ちたくて、スタートに集中したのですが、出遅れてしまいました。言い訳なんですが、大会前にケガをしてしまった影響もありました。次戦は僕が勝って、誠にシャンパンをかけてもらいます。
IA-2ヒート1
レース序盤にトップへ浮上した古賀太基(#922)を、ホンダ新型マシンのプロトタイプでスポット参戦した勝谷武史(#888)が僅差で追う展開。ふたりの接近戦はひたすら続き、そして迎えたラスト3周で激しいバトル。勝谷が優勝し、古賀は転んで2位でした。
優勝 勝谷武史(#888)
久しぶりのレースで、どうなるかわからなかったのですが、チームの力もあって勝てました。本当はチームアドバイザーという立ち位置なのですが、今回はサボリがちなので、ヒート1を走って感じたことを成田選手と山本選手にしっかり伝えていきたいと思います。
2位 古賀太基(#922)
しっかり準備して、勝つつもりで臨んだのですが、転倒もあって負けてしまいました。大会前の練習でも勝谷選手と走っていたので、練習と同じような気持ちで走れていたし、勝てると思ったのですが、やはり勝谷選手は速く、そして隙がありませんでした。
3位 岡野聖(#30)
ヤマハのマシンがすごく速くて、スタートでは好位置を確保することができたのですが、その後は僕の技量不足で、古賀選手と勝谷選手についていくことができませんでした。ヤマハのマシンを表彰台の真ん中に上げられるよう、ヒート2はもっとがんばります!
IA-2ヒート2
ホールショットの勝谷武史(#888)が、1周目だけで約4秒ものリードを奪うスタートダッシュ。2番手に浮上した古賀太基(#922)が猛プッシュするも、勝谷は最大で約10秒までアドバンテージを拡大。最後は少しペースを落とすも、再び勝利を収めました。
優勝 勝谷武史(#888)
前半にトバしすぎて、後半はちょっとツラかったです。オジさんなんで体力が持たなかったです。古賀君がジリジリ迫ってきていることはわかっていましたが、最後まで自分の走りを続ければ勝てると思っていました。また出られたらうれしいけど、出られるのかな?
2位 古賀太基(#922)
本当に勝谷さんは、すごく速くて、まったく隙がありませんでした。次はまたいつレースに出場してくるのかわからないですけど、もっと自分の走りを成長させて、次に勝谷さんが出てきたときには勝てるよう、練習とトレーニングを続けていきたいと思います。
3位 岡野聖(#30)
オジさんと若手に負けて、悔しいです。スポーツランドSUGOで開催される次戦は2週間後で、ちょっと時間がないですが、今度こそぶっちぎりで勝てるよう、限られた時間の中でしっかり準備していきたいと思います。応援ありがとうございました。
レディス
オープニングラップでトップに立った竹内優菜(#2)を、スタートで出遅れた予選トップの畑尾樹璃(#3)が追う展開。ラストラップで両者はついに接近戦となりましたが、畑尾が勝負ポイントを得る前にチェッカー。最終ラップでペースを上げた竹内が今季初優勝!
勝・竹内優菜(#2)
今シーズンはこれまで、調子がいいのに勝てないレースが2回続いて、「やっぱりゼッケン2だから2位なんだね」とか言われていたので本当に悔しくて、今日は意地でも勝つつもりでいました。ようやく勝てたので、ここから連勝していけるように頑張ります!
※詳しいレポートは、レース開催翌日朝にアップされるMFJオフィシャルサイトをご覧ください。