全日本モトクロス第3戦予選速報
全日本モトクロス選手権第3戦(中国大会)/予選速報
全日本モトクロス選手権第3戦は、広島県の世羅グリーンパーク弘楽園を舞台とする中国大会。その各クラス予選が、5月20日(土)に実施されました。コースは、ハイスピードでアップダウンも豊富なこれまでの特徴を継承しながら、大会直前に大規模な改修。これにより、ジャンプおよびリズムセクションの増設やコースの延長などが施され、難易度が高い設定とされました。天候は快晴で、最高気温は28度。夏を思わせる日差しでした。
IA1クラス
20台が10分+1周の予選レースに出場しました。カワサキトップチームの小方誠(#10)とホンダファクトリーチームの山本鯨(#400)が、1周目にトップ争い。これを小方が制すると、2周目には山本より2秒以上も速いラップタイムを記録して、ややリードを奪いました。混戦の3番手争いでは、スズキファクトリーチームの小島庸平(#44)が、2周目に3台をパスして先頭に。小方、山本、小島までの3台がまず順位を固めていきました。
レース後半、4番手争いはヤマハファクトリーチームの平田優(#99)、カワサキトップチームの新井宏彰(#331)、ホンダファクトリーチームの成田亮(#1)による接近戦。しかし最後まで順位は変わらず、トップの小方、2位の山本、3位の小島に続いて、平田が4位、新井が5位、成田が6位でフィニッシュ。7位以下は深谷広一(#7)、星野裕(#8)、田中雅己(#113)、長門健一(#19)までがトップ10でした。
IA2クラス
38台が2組にわかれて10分+1周の予選レースを走り、30名の決勝進出者を決めました。A組は、ホールショットの道脇右京(#40)を古賀太基(#922)が抜くと、そのままリードを拡大してトップチェッカー。レース終盤、2番手の道脇を岡野聖(#31)が逆転。2位の岡野、3位の道脇、4位の渡辺祐介(#30)が僅差で続いてゴールしました。
B組は、ホンダファクトリーチームから新型マシンでスポット参戦した勝谷武史(#888)が、1周目8番手と出遅れながらも追い上げ、最終ラップでトップ浮上。スタート直後から終盤までトップを守った横澤拓夢(#35)が2位、レース中盤にトップを狙った浅井亮太(#62)が3位でした。決勝進出トップ10は古賀、勝谷、岡野、横澤、道脇、浅井、渡辺、鈴村英喜(#41)、ハドリー・ナイト(#777)、北原岳哲(#42)の順です。
レディースクラス
2組37台が各3周の予選レースを行いました。A組は、1周目にトップへ浮上した竹内優菜(#2)が、2周目以降に圧倒的なラップタイムを刻んでトップチェッカー。前戦勝者の川井麻央(#14)が1周目後半から順位を守って2位、菅原悠花(#7)が3位でした。
B組は、ホールショットの畑尾樹璃(#3)が、竹内を上回るベストラップタイムを記録する快走でトップ。最後まで続いた3台による2番手争いを制した安原さや(#2)が2位、久保まな(#5)が3位、本田七海(#6)が4位でした。決勝進出トップ6は畑尾、竹内、安原、川井、久保、菅原です。