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全日本モトクロス第2戦予選速報

全日本モトクロス選手権シリーズの今季第2戦は、埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジが舞台。その各クラス予選およびIBオープンクラスの決勝ヒート1が、4月21日(土)に実施されました。天候は晴れで、最高気温は29度と初夏を思わせるコンディション。乾いた路面からは多めに土ボコリが舞いました。コースは、これまで同様にスーパークロス風の構成ながら、細部のセッティングは昨年からリニューアルされています。

【IA-1】

IA-1は今季、タイムアタックによる予選方式を導入。計測時間は30分間で、もっとも速かった1周のラップタイムで予選順位が競われます。今大会の出走台数は25台。勝負の主導権は、ホンダファクトリーチームから参戦する昨年度チャンピオンの山本鯨(#1)が握り、開始から10分を過ぎたころに1分32秒527のトップタイムをマーク。ほぼ同じ時間帯にカワサキトップチームの新井宏彰(#331)が1分32秒646、今季からヤマハに乗る星野優位(#166)が1分32秒703で続き、関東出身勢がトップ4を占めました。

山本はその後、1分32秒452にタイムを更新すると、計測時間が残り10分となるころに、1分31秒450を記録。計測残り時間が8分ほどとなった終盤、カワサキトップチームの小方誠(#2)が1分32秒040で少し迫るも、その直後に山本は1分31秒120とライバルを1秒近くも引き離すファステストラップタイムを叩き出し、予選トップとなりました。2位に小方、3位に新井、4位には星野。5位以下は成田亮(#982)、大塚豪太(#155)、岡野聖(#30)、稲垣達樹(#122)、小島庸平(#44)、池谷優太(#793)のトップ10となりました。

 

【IA-2】

39台が2組にわかれて10分+1周の予選レースを走り、30名の決勝進出者を決めました。A組は、開幕戦総合優勝の古賀太基(#922)がホールショット。レース序盤からリードを拡大して、トップチェッカーを受けました。2位は、序盤の2周で順位を上げた馬場亮太(#64)。道脇右京(#33)と横澤拓夢(#32)と大城魁之輔(#42)による3位争いは、レース中盤に道脇が脱落し、横澤が僅差で大城を抑え、出遅れた横山遥希(#66)がこのふたりに迫ってゴールしました。

B組は、小川孝平(#912)が好スタート。1周目を終える段階で、この小川に北原岳哲(#34)、大木汰一(#39)、小林秀真(#59)が続き、さらに能塚智寛(#828)と浅井亮太(#40)が追いました。レース序盤から小川は着実にリードを広げて、独走でトップチェッカー。レース終盤まで続いた北原と大木の2位争いは、ラスト2周で大木が先行し、能塚も北原を抜いて3位となりました。決勝進出トップ10は小川、古賀、大木、馬場、能塚、横澤、北原、大城、浅井、横山の順となっています。

【レディース】

42名のライダーが2組にわかれて、30台の決勝進出枠を懸けてわずか3周の予選レースに臨みました。A組は、昨年春の関東大会で全日本初優勝を挙げた川井麻央(#8)を、昨年度チャンピオンの竹内優菜(#1)と、開幕戦勝者の本田七海(#3)が追う展開。3名による接近戦は、最後に川井が竹内をやや引き離して制しました。

B組は、昨年からこの埼玉県を本拠地とするチームで走る畑尾樹璃(#4)が、オープニングラップでトップに立ち、1周目はこの畑尾を久保まな(#2)が追撃。しかし2周目以降に畑尾がリードを拡大しました。久保の背後には安原さや(#5)が迫るも、久保が順位を守りました。決勝進出トップ6は畑尾、川井、久保、竹内、安原、本田の順です。