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2023全日本モトクロス開幕戦予選速報

2023年のD.I.D全日本モトクロス選手権は、IA1クラスとIA2クラスは全9戦のシリーズに。その開幕戦が今年も熊本県のHSR九州で開催され、4月8日(土)には各クラスの予選などが実施されました。天候は晴天でしたが、前日までの降雨により朝はかなりのマディコンディション。それでも、陽射しと強風のおかげで午後にはかなり回復しました。

IA-1

27台が10分+1周のレースに出走して、15分+1周の3ヒートで競われる決勝のスターティンググリッド選択順を決めました。オープニングラップからトップを快走したのは、今季は最高峰クラスに参戦するヤマハファクトリーチームのジェイ・ウィルソン(#27)。昨年度のIA2チャンピオンは、1周目だけで7秒近くもリードを奪いました。2番手争いは、ヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#3)とホンダサポートの大倉由揮(#6)、昨年度のIA1王者で今年もヤマハファクトリーチームから参戦する富田俊樹(#1)らによって繰り広げられ、2周目には大倉が2番手に浮上。3周目には、大倉と渡辺と富田がやや縦に長い集団となり、ホンダサポートライダーの大城魁之輔(#4)が単独走行の5番手となりました。

レース後半、2番手の大倉が後続のヤマハ勢を引き離して単独走行に。渡辺はややペースが上がらず、5周目には富田が先行しました。そしてレースは7周でチェッカー。ウィルソンが圧倒的な速さで予選トップ、大倉が2位、富田が3位、渡辺が4位、後続を20秒近く引き離した大城が5位となりました。レース終盤、同じホンダ系チームの小野千成(#17)と大塚豪太(#7)、カワサキに乗る安原志(#13)が三つ巴のバトルを展開し、これを制した大塚が予選6位となり、小野が7位で安原が8位。ともにホンダを駆る小方誠(#5)が9位、小島庸平(#10)が10位でした。また、スタートで大きく出遅れたカワサキファクトリーチームの能塚智寛(#2)は、予選11位から明日の決勝に臨みます。

IA-2

49台が2組に分かれて10分+1周の予選レースを走り、30台の決勝進出者を決めました。A組は、真野凌輔(#22)が好スタートを決め、浅井亮太(#2)とホールショットを争いました。1周目は浅井、真野、上岡聖志朗(#31)、鈴村英喜(#7)小笠原大貴(#19)、山崎巧也(#34)、田中淳也(#17)のオーダー。2周目には、トップの浅井が約6秒のリードを奪い、3周目以降もトップを独走しました。3周目には真野と小笠原が2番手争いを繰り広げ、4周目に小笠原が先行。しかし翌周、追い上げてきた田中が小笠原 をパスしました。そしてレースは6周でチェッカー。浅井がトップ、田中が2位、小笠原が3位、真野が4位、鈴村が5位となりました。

B組は、好スタートを決めた土屋元希(#25)を池田凌(#18)がパス。さらに、スペイン出身のビクトル・アロンソ(#58)、神田橋瞭(#16)がこれに続きました。2周目、4番手には阿久根芳仁(#11)が浮上。レース中盤には、池田とアロンソが後続を引き離しながらマッチレースを展開しました。

そしてラスト2周となった5周目、アロンソが先行。レースはそのままアロンソがトップでゴールし、池田が2位。神田橋が3位、後続の追撃から最後まで順位を守った阿久根が4位、横澤拓夢(#5)が5位となりました。決勝進出トップ10はアロンソ、浅井、池田、田中、神田橋、小笠原、阿久根、真野、横澤、鈴村の順です。

レディース

マディコンディションの影響により、午前中の練習走行でショートカットコースを使用したことから、路面状況が回復しつつあった予選も、同じくショートカットコースでのレースとなりました。予選出走台数は19台。わずか3周のレースで、決勝のスターティンググリッド選択順位を決めました。好スタートを切った濱村いぶき(#17)を川井麻央(#2)と楠本菜月(#5)が追うと、オープニングラップで川井がトップに浮上。楠本が2番手、濱村が3番手、箕浦未夢(#9)が4番手、本田七海(#4)が5番手で1周目をクリアしました。

2周目、川井と楠本は後続を引き離し、箕浦が濱村をパスして3番手に浮上。その後、箕浦と濱村と本田が3番手争いを展開しました。早くもラストラップとなった3周目、トップの川井はわずかに楠本に対するリードを拡大。そして川井がトップ、楠本が2位、ラストラップに順位を上げた本田が3位、濱村が4位、箕浦が5位、松木紗子(#11)が6位となりました。