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全日本モトクロス第4戦SUGO 観戦情報!

シーズン前半を締める第4戦SUGO大会

6月5日(土)~6日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催されるD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦は、当初の予定どおり実施されます。比較的近い東京都の緊急事態宣言と周辺3県のまん延防止等重点措置が6月20日まで延長されたことを考えると、手放しに喜べる状況ではありませんが、大会の開催概要と注目ポイントをお伝えします。

コース側も開催直前までコロナ対策強化に奔走

5月上旬に開催予定だった第2戦中国大会が、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で延期されたことから、シーズン3戦目として実施されるD.I.D全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦。その舞台となるのは宮城県のスポーツランドSUGOです。

オンロードサーキットやカートコースなども有する複合モータースポーツ施設のSUGO。今大会の2週間前には全日本ロードレース選手権も開催しており、それらの経験で得たノウハウも投入しながら万全のコロナ対策で関係者と観客を迎えようと、大会直前までさまざまな検討が続けられているようです。

大会約1週間前の情報によると、パドックには観客が立ち入れないエリアを設けることで、観客と関係者の接触機会を制限する予定とのこと。これは第3戦関東大会でも用いられた手法です。「観客とライダーの距離が近い」ことが魅力の全日本モトクロスですが、現在の社会的な状況を考えたら理解できる措置です。

また入場時には、すべての来場者が検温の実施と体調チェックシートの提出を必要とされています。体調チェックシートは、SUGOのウェブサイトメインページからダウンロード可能。事前に印刷・記入しておくとスムーズに入場できます。なおチェックシートは、毎日提出する必要があります。

コースは今大会に向けて一部レイアウト変更

SUGOのインターナショナルモトクロスコースは、ふたつの丘にまたがるようにレイアウトされ、自然の地形を生かした豊富なアップダウンも特徴としています。序盤には、斜度が約30度で長さが約70mもある上り坂の名物「大坂」がそびえ、後半には“丘の向こう”となるハイスピードなヨーロピアンセクションもあります。

比較的頻繁にコースの仕様が変更されるSUGO。今大会に向けて、5月20日にも一部のレイアウトが変更されています。SUGOのサイト内では、3Dコース図も公開されています。

なおSUGOでは近年、観客席の整備が進められて観戦環境がさらに高められました。イスや敷物などを持ち歩かなくても快適にレースを楽しめますが、コロナ対策で密を避けるなら、折りたたみのイスなどがあると便利です。

上位勢の実力が拮抗するIA1

今季の全日本モトクロス選手権は、このSUGO大会が終わると約3ヵ月のインターバルに突入。つまり選手にとっては、前半戦を締める大切な1戦となります。排気量450ccの4ストマシンが参戦する最高峰クラスのIA1は、シーズン2度目の3ヒート制(15分+1周の決勝レースを3回実施する方式)を導入。1大会で大きくポイントランキングが動く可能性もあります。

30分+1周の2ヒート制だった前戦では、ホンダサポートライダーの山本鯨選手(#1)が両ヒート優勝を果たし、ポイントランキングトップに浮上。ただし、わずか1点差でヤマハファクトリーチームの渡辺祐介選手(#3)、5点差で同じくヤマハファクトリーの富田俊樹選手(#2)、9点差でホンダサポートの小方誠選手(#4)、15点差でカワサキファクトリーチームの能塚智寛選手(#5)が追っていて、上位5名はまだまだ混戦。今大会でここから抜け出すライダーが現れるかに注目です。

IA2は内田篤基選手の優位が続く!?

4スト250ccと2スト125ccのマシンが使われるIA2は、カワサキのマシンを駆る内田篤基選手(#4)が、前戦で両ヒート制覇。すでにシーズン3勝を挙げていて、勝利を逃したレースでも2位と、速さと安定感の両面でライバルを圧倒しはじめています。シーズン序盤の2戦で、この内田選手に対抗できているのはホンダに乗る大城魁之輔選手(#2)のみですが、今回のSUGOはヤマハのお膝元。ランキング3~8番手には岸桐我選手(#8)、中島漱也選手(#10)、小川孝平選手(#11)、大倉由揮選手(#6)、鳥谷部晃太選手(#35)、川上龍司選手(#7)とヤマハ勢が続いていて、こちらの巻き返しにも期待が持てます。

なおIA2のエントリーリストには、このクラスで4度のチャンピオン経験がある41歳の勝谷武史選手(#25)がスポット参戦する模様。さらにカワサキファクトリーチームから、2018年に現役引退を表明した31歳の田中雅己選手(#48)がエントリーしています。

川井麻央選手が連勝記録継続中

レディースクラスは、前戦で1大会2ヒート制が導入されましたが、今大会では再び決勝1レースとなります。優勝候補は、ホンダの4スト150ccマシンを駆り昨年の開幕戦からなんと7連勝中の川井麻央選手(#1)。スピードと安定感のどちらもライバルを圧倒していて、この連勝を止めるのはかなり難しそうにも見えます。

一方で雪辱に燃えるのは、ヤマハの2スト85ccに乗る本田七海選手(#2)。一昨年のチャンピオンは、ヤマハのホームとなるSUGOで、2019年第7戦以来の勝利を目指します。

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体調チェックシートのダウンロードはこちら ※入場時、提出が必要になります。

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