全日本モトクロス第2戦のみどころ
大勢の仲間と盛り上がる年に一度の関東大会!
全日本モトクロス選手権シリーズの今季第2戦となる関東大会は、5月11日(土)~12日(日)に埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジで開催されます。昨年から秋の大会がなくなったため、首都圏内で全日本モトクロスが観られるのは年に一度。遠征観戦が厳しい関東近郊のモトクロスファンにとっては、絶対に見逃せないプレミアムな大会です!
地元密着と首都圏開催が魅力!
第2戦関東大会が開催される埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジは、荒川と入間川に挟まれた河川敷のフラットな土地にあり、多彩なジャンプとタイトターンを中心に構成された、いわゆるスーパークロス的なレイアウトを特徴としてきたコースです。
全日本モトクロス選手権は、今季も「埼玉トヨペットCUP」として開催。大会後援には埼玉県や川越市、小江戸川越観光協会といった地元の団体も名を連ね、年に一度の関東大会を盛り上げています。
地元密着要素は他にもたくさん。まず、コースがある埼玉県川越市に在住する高校生以下の学生および川越市内の中学校や高校に通う学生は、今年も入場無料。当日は、学生証などの身分証明書で入場できます。また12日(日)の決勝日には、地元川越のご当地アイドルグループ「クリアーズ」が来場。ライブステージも実施予定です。
さらに、埼玉県を拠点とする国内有力チームで全日本V9チャンプの東福寺保雄氏が率いるT.E.SPORTが、クラウドファンディングを通じた活動として会場内に仮設観客席を設置。より快適で、全日本モトクロスの会場に不慣れな方々にも楽しんでもらえるような環境づくりに尽力しています。
首都圏開催で、例年だともっとも多くの観客が来場する関東大会。「大勢のファンと一緒に盛り上がれる」ということに加えて、埼玉や川越に縁がある人たちにとっては「地元感が強い」というのも、大きな魅力となっています。
初観戦者さんサポートと女性・学生向けキャンペーンを今年も実施!
今大会では、より多くの方々にモトクロスの魅力を知ってもらうために、さまざまなキャンペーンやサポートが実施されます。
まず、小学生以下の子供は入場無料。そして女性と高校生以下の観客を対象に、観戦エリアには無料のイスが用意されます。こちらは先着100名ですが、対象の方々はぜひ気軽にご利用ください。また、スタートやゴールに近い場所には、有料の特別観覧席も設けられています。こちらはフードブースや表彰台にも近く、抜群の観戦環境となっています。
さらに今大会では昨年に続いて、レースに関するさまざまな疑問にお答えする案内係が会場に配置されます。「YOU MY VIP!」のTシャツを着たボランティアスタッフが、初観戦あるいはそれに近いお客様のちょっとした疑問を解決できるようがんばっています。
第2戦でとくに注目のライダーは?
この関東大会がいわゆる地元大会となる選手は多くいます。最高峰クラスのIA-1では、今季開幕戦で両ヒート優勝を達成したホンダファクトリーチームの山本鯨選手(#400)が、現在の活動拠点は異なるものの埼玉県出身。昨年の関東開会は、両ヒートともスタートの出遅れが響いて5位と4位でしたが、2017年は春秋の2大会4ヒートで優勝2回、2位1回と相性のよさをみせています。
また、昨年からマシンをヤマハにスイッチして、今季開幕戦ヒート2では3位表彰台登壇を果たしたプライベーターの星野優位選手(#166)も埼玉県出身。昨年の関東大会でも4位と3位に入賞する活躍を見せましたが、昨年度は両ヒート総合成績での表彰だったことから表彰台には登壇できず……。KTM時代に2位入賞、ホンダ時代にも3位に入った経験があるこのコースで、ファクトリーマシンを破っての優勝を狙います。
さらに、カワサキトップチームから参戦する小方誠選手(#4)は、神奈川県出身でここをホームコースとしてきたライダー。シーズンオフにヒザの手術とリハビリに時間を要したこともあり、開幕戦は9位と14位に終わりましたが、地元大会での巻き返しを図ります。
そして、地元埼玉のT.E.SPORTに所属する大塚豪太選手(#155)も、栃木県出身の関東ライダー。最高峰にステップアップした2017年以降、関東大会では思うような成績を残せていませんが、地元の大声援に支えられながら、2017年最終戦以来となる表彰台登壇を目指します。
なお、青森県出身で現在は宮城県に住むホンダファクトリーチームの成田亮選手(#114)は、過去にこのコースで圧倒的な強さを誇ってきたライダー。開幕戦では3位と2位に入賞した成田選手の走りにも注目が集まります。
JMX観戦達人のちょい技
「折りたたみの踏み台があると快適度アップ」
このコースは、アップダウンがほとんどない河川敷に設けられているため、コースを広く見渡せるような高台の観戦スポットはありません。またその立地環境から、ちょっと腰掛けられるような場所もかなり限られています。この状況を改善するため、前述のように有料観戦席や女性および高校生以下を対象とした無料の観戦席チェア、T.E.SPORTの観客席などが用意されていますが、中には「でも見たい場所は向こうのコーナーなんだよなあ……」なんてこともあると思います。あるいは、関東大会はフードエリアがとても充実しているので、「おいしそうなコレを買って、ちょっと落ち着いて座りながら食べたいなあ」とか……。
そんなときに役立つのが、ホームセンターやコストコやニトリなどで販売されている折りたたみの踏み台です。観戦時は人混みの後ろでも一段高いところから見られて、休憩時はイスとしても使用可能。樹脂製なのでそれほど重くなく、ホコリや汚れを洗い落とせて、価格も1000円程度とリーズナブルです。より自由で快適な観戦のために、ぜひ導入を検討してみてください。ただし踏み台として使用する際は、他のお客様の視界を遮ることがないよう、背後にも配慮しながら使用してください。
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