全日本モトクロス選手権第2戦(関東大会)/予選速報
全日本モトクロス選手権第2戦は、今年も埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジを舞台に春と秋の2回開催となる関東大会。その各クラス予選が、4月22日(土)に実施されました。コースは、昨年までのレイアウトをほぼ踏襲した、ジャンプとタイトターンが多いスーパークロス風のデザイン。天候は曇りで、午後には小雨がパラつきましたが、ヘビーマディだった開幕戦とは打って変わってドライコンディションが保たれました。
IA1クラス
20台が10分+1周の予選レースに出場しました。好スタートを切ったのは山本鯨(#400)。これに成田亮(#1)が続きました。レース前半が終わる4周目、成田は山本の背後に迫るも転倒。これで山本のリードが拡大し、成田は2番手を走る小島庸平(#44)の後ろでレースを再開しました。成田のすぐ後方には小方誠(#10)が接近し、3台による2番手争い。5周目に成田が小島をパスすると、翌周には小方もこれに続き、残り2周となった7周目には小方が成田の前に出ました。
そして、山本がトップ、小方が2位でゴール。3位から9位までは僅差でのチェッカーとなり、成田、小島、深谷広一(#7)、池谷優太(#793)、星野裕(#8)、田中雅己(#113)、平田優(#99)の順でゴール。10位には、最終ラップに6番手を走りながらミスで後退した新井宏彰(#331)に代わり、伊藤正憲(#448)が入りました。
IA2クラス
38台が2組にわかれて10分+1周の予選レースを走り、30名の決勝進出者を決めました。A組は、植田翔太(#37)が好スタート。これをすぐにパスした渡辺祐介(#31)が、徐々にリードを拡大してトップチェッカーを受けました。レース中盤、植田を開幕戦両ヒート制覇の古賀太基(#922)がパスして2位。植田が3位となり、大きく遅れた4位には、最終ラップに西垣魁星(#06)を抜いた岡野聖(#30)が入りました。
B組は、オープニングラップでトップに立った小川孝平(#912)が逃げ切り。2周目に2番手へと浮上した森優介(#39)が、順位を守ってゴールしました。3位争いは、安原志(#17)を抑えて池本凌汰(#38)が制し、1周目13番手と出遅れた大城魁之輔(#02)が5位でした。決勝進出トップ10は渡辺、小川、古賀、森、植田、池本、岡野、安原、西垣、大城の順です。
レディースクラス
2組47台が各3周の予選レースを行って、30名の決勝進出者を決めました。A組は、これが地元大会となる川井麻央(#14)がホールショット。2周目には一時、開幕戦勝者の久保まな(#5)が抜きましたが、すぐに川井が再逆転。久保と本田七海(#6)を従えて川井がトップでゴールしました。
B組は、竹内優菜(#2)が序盤から独走してトップ。混戦の2番手争いは西翔子(#12)が制し、地元チームから参戦する小野彩葉(#25)が安原さや(#4)を僅差で抑えて3位でした。決勝進出トップ6は川井、竹内、久保、西、本田、小野の順です。