全日本モトクロス第3戦【速報】
前日よりも雲が多めだった、第3戦中国大会決勝日の広島県・世羅グリーンパーク弘楽園。最高気温は23度で、やや強めの風が心地よさを感じさせてくれました。レースインターバルの十分な散水作業により、ホコリの発生が抑えられたことから、快適に観戦できました。
ここでは、今大会で活躍したライダーの声をお伝えします。
【IA1クラス】
【IA-1ヒート1】新井宏彰(#331)と並んで1コーナーをクリアした成田亮(#982)が、オープニングラップからトップを走行。じわじわとリードを拡大していきました。レース中盤、混戦から抜け出した平田優(#99)が、一時は成田との差を少し詰めるも、結局は成田が逃げ切り!
優勝 成田亮(#982)
新しいプロトタイプのホンダワークスマシンがすごくよく走るので、スタートがばっちり決まって、楽なレースができました。とはいえ、ヒート2が本当の勝負になると思います。ヤマハのふたりが速いので、気を引き締めて、集中して臨んで次も勝ちを狙います。
2位 平田優(#99)
ちょっと成田選手の相手になれていない状況が続いてしまっていて、「楽なレースをさせてもらいました」なんてコメントまでされてしまったので、次のレースは成田選手に苦しんでもらえるよう、観客の方々が楽しんでくれるようなレースをしたいと思います!
3位 三原拓也(#6)
僕が住んでいる神戸から近いこともあり、ここは得意なコースのひとつ。昨日の予選から調子はよかったのですが、このレースは前のふたりに届かず3位に終わってしまいました。ヒート2は、勝負するどころか前のふたりを抜いてゴールできるようにがんばります。
【IA-1ヒート2】レースは再び成田亮(#982)のトップ走行で幕を開けましたが、その成田はペースが上がらず、序盤にまず三原拓也(#6)がパス。さらに平田優(#99)が続くと、ヤマハ同士のバトルを制して平田がトップを快走。終盤に追いすがる三原を抑え、平田が今季初優勝!
優勝 平田優(#99)
ヤマハ最高! 最後に勝ったのがいつなのか思い出せないくらい久しぶりの優勝ですが、ずっと待ってくれていたみなさんに感謝です。言いたいことはいっぱいあるのですが、これ以上しゃべると、いい歳して泣いてしまいそう……。これからもがんばります!
2位 三原拓也(#6)
一度はトップに立ったのですが、チームメイトの平田選手に抜かれちゃいました。普段から平田選手と一緒に練習しているので、キツかったんですが練習のように走ることができました。次は、平田選手じゃなくて僕が一番高い所に立てるようにしたいです。
3位 小島庸平(#1)
ヒート1はスタート直後に転んじゃって、優勝したことがない苦手な弘楽園とはいえ、ヒート2は勝利を狙っていたのですが、ヤマハにワン・ツーを持っていかれてしまい悔しいです。とくに優君は幼馴染なので、祝福する気持ちもありますが、負けたくないです。
【IA2クラス】
【IA-2ヒート1】開幕からここまで4連勝中の能塚智寛(#28)が、1周目トップの岡野聖(#31)と、この岡野を抜いた竹中純矢(#29)をパスし、3周目からレースをけん引。終盤、周回遅れの処理に手間取った能塚に、竹中がやや接近するも、リードを守って能塚が勝利を収めました。
優勝 能塚智寛(#28)
予選では悪かったスタートを、うまく修正できたのはよかったのですが、ラスト10分くらいから周回遅れが現れたときに、うまくさばけなかったので、これがヒート2に向けた課題です。とはいえ、小さいころから練習してきたコースでちゃんと勝ててよかったです。
2位 竹中純矢(#29)
開幕戦と第2戦は調子が上がらなくて、表彰台に立つことすらできずにいたので、得意なこのコースで取りあえず表彰台圏内を確保できて、ほっとしています。次は、一番高い所に立てるようがんばるので、ぜひこれまで以上に熱い応援をよろしくお願いします。
3位 渡辺祐介(#32)
開幕からこれまで、なかなかうまくリズムに乗ることができず、本当に悔しい思いばかりしてきました。5レース目でようやく、よく走るヤマハのバイクに助けられ、なんとか表彰台に上がることができました。ヒート2は、前のふたりといいバトルをしたいです!
【IA-2ヒート2】路面が荒れてきたこともあり、レースはサバイバルな展開に。しかし、トップグループを形成していた渡辺祐介(#32)や竹中純矢(#29)が、転倒で順位を下げる一方で、能塚智寛(#28)は安定した走りを披露。6連勝を達成しました。3位の渡辺は最終周に逆転!
優勝 能塚智寛(#28)
ケガをしたライダーがいると思うので、表現が難しいのですが、1回目のスタートが悪かったところを、赤旗に救われました。このヒートは、普段の練習に近いハードな路面だったので、楽しく乗ることができました。6連勝ですが、満足せず次も成長していきます。
2位 岡野聖(#31)
ヒート1はちょっとトラブルで残念な結果になってしまったので、ヒート2は絶対にやってやると誓って、能塚選手に勝つつもりで挑みました。でも、やはり能塚選手は速く、勝負になりませんでした。次戦もスタートから前を走り、今度こそ勝利をつかみたいです。
3位 渡辺祐介(#32)
ヤマハのバイクがよく加速してくれて、スタートで前のほうにつけることができました。途中で転倒してしまったのですが、その後はコースサイドで青い旗を振ってくれる応援の力をもらい、表彰台に上がれました。次は地元のSUGO。能塚君と岡野さんに勝ちます!
【レディースクラス】
開開幕から連勝中の中野洋子(#3)が、1周目からトップを快走。終盤、2戦連続2位の畑尾樹璃(#14)、14年女王の竹内優菜(#2)、ディフェンディングチャンプの安原さや(#1)が、中野に接近。最後は4台によるトップ争いとなりましたが、中野が逃げ切りました。
優勝 中野洋子(#3)
開幕から3連勝を達成できましたが、私はこの内容のレースに満足していません。すべては、自分の努力不足によるものだと思います。もっと上を目指してがんばるので、次のレースでも応援をよろしくお願いいたします。いつも支えてくれているみなさんに感謝!
※詳しいレポートは、レース開催翌日朝にアップされるMFJオフィシャルサイトをご覧ください。