AMAスーパークロス第7戦
2023AMAスーパークロス第7戦アーリントンのリザルトをアップ!
タイムドプラクティスは5戦連続でセクストンがトップ。プレスデイにには出場していたアダムシアンサルーロが古傷の手首を悪化させナイトレースをキャンセル。安定した成績を残し続けていたサバッジーも負傷と、荒れた展開。果たしてメインはいかに。
【450クラス】
1 Cooper Webb
今季2勝目!実に、実にウェブらしい展開!安定して2ヒートをこなし、チャンスとみたヒート3では用意周到にセクストンを追い詰め、一瞬の隙をつく見事な勝利。レース時間の短いトリプルクラウンは、後半追い上げ型のウェブにとっては不利とみられていますが、1ヒートではなく3ヒートでレースを組み立てる新たな手法!ランキングもついにトマックと2ポイント差の2位に浮上!450クラスでの表彰台登壇回数もこれで50回という節目のラウンドとなりました。
2 Chase Sexton
確実に誰よりもスピードはあるのに、今回も一勝も出来なかったセクストン・・・。ヒート1はスタート直後アンダーソンの転倒に巻き込まれ、そしてヒート2は出遅れと、どちらも渾身の追い上げ。勝ちが見えたヒート3では転倒+痛恨のミス。周遅れの影響が大きかったのもありますが、もったいない展開でした。ランキングは3番手に後退。安定としぶとさのウェブが調子を上げてきているだけに、もう一踏ん張りが必要となるでしょう。
3 Eli Tomac
ヒート1は最後まで迫り来るロクスンを引き離すことができませんでしたが、優勝。今季調子の上がらないロクスン相手に苦戦する姿は、おやっと思わせる展開。そしてヒート2ではセクストンにかわされた後7秒以上も引き離される展開。そして最終ヒートはスタートから逃げまくり、独走体制を築いたところでまさかの転倒と、しっくりこないレースを繰り返したトマック。転倒後は順位をキープできずに下がってしまったことから、膝の負傷が心配されます。
4 Jason Anderson
スタート直後の転倒、優勝、そして安定と、3ヒートとも違う展開でアンダーソンらしいレースっぷりを見せてくれました。ランキングはこれでトップから30ポイント離されての4位。接触を繰り返すアンダーソンをカワサキ陣営がよく思っていないという情報あり。アダムが欠場、プライベーターで奮闘していたサバッジーも負傷し、いよいよアンダーソン一人に期待が集中することに。
5 Ken Roczen
んーーー・・・。いいのか悪いのか、よく分からないのが今期のロクスン。ヒート1は好スタートからトマックを追走し、好調ぶりが伺えたし、その後のヒートも安定して上位にいるので悪くはないのは確実なのですが、それでも全盛期を思うとどうしても物足りなさが残ります。チームがマシンを良くしようと、たくさんのテストが繰り返されることで疲れが見えているという話も・・・。頻繁に変更されるサスペンションがその証。いい方向に向かってくれることを願います。
6 Aaron Plessinger
可もなく不可もなくな展開。引き続き好調さは維持しているのですが、踏ん張りどころのレース中盤にあっさりとウェブに交わされるなど、まだまだトップ3とは差がある印象。今季表彰台登壇はまだ一回。次の一発がはやく欲しいところですが、トップ3が好調なだけになかなか難しいところ。
7 Justin Barcia
今季初めての好スタートを2回揃えたバーシア!そのヒート1は最後に交わされ惜しくも4位。そして最終ヒートはトマック、セクストンのバトルに迫る勢いでしたが、2位に浮上する目前で惜しくも転倒。ホワイトとブルーのウエアが新鮮でした。
8 Christian Craig
ようやく復調傾向。今回はフリープラクティスでトップタイムを叩き出し、ロングフープスのあるコースで期待されましたが、今季は上位陣のメンバー層が分厚く、なかなかその壁を越えることが出来ずにいます。しかし、ようやくテレビ中継にも映るようになり、徐々にですが調子を上げている印象。
9 Jutin Cooper
参戦開始後はずっとヒトケタ順位をキープしているクーパーが今回も安定してまとめてきました。そろそろ入賞が欲しいところ。
10 Justin Hill
今季初のトップテン入り!兄弟で同じチーム、そして同じクラスに出場中。2年間、ほぼバイクに乗らずのブランクでしたが、徐々に調子を上げてきました。
11 Dean Wilson
いつでもこのあたり。
12 Benny Bloss
13 Josh Hill
兄ヒル
14 Colt Nichols
今回も苦戦・・・。このままでは第二のボーグルになってしまう気が・・・。
22 Logan Karnow
ようやく今季初のメイン進出。元古賀選手の天敵。ビッグスポンサーを獲得し、昨年に続いて450クラスに参戦中。
【250クラス】
タイムドプラクティストップは、3戦連続でランキングトップのハンターローレンス。イーストクラスは今季初のトリプルクラン開催。果たして結果は。
1 Nate Thrasher
荒れに荒れた展開を制したのは、自身も大荒れの展開だったスラッシャー!トップを独走しながらも最終ヒートのラストで転倒するという、実にスラッシャーらしいレースでしたが、大きく崩れることなく2/2/3位でまとめたのは今までと違うところ!フィニッシュ直後のコーナーが一人だけずば抜けて速く、立体交差手前のジャンプを2個飛びするなどしてヒート1はハンターとのスリリングなトップ争いも沸かせました。ランキングも3位に浮上し、ハンターとの直接対決がますます楽しみに!
2 Jordon Smith
前回の15位から躍進!2017年ぶりとなる超久しぶりの優勝も果たしました!スピードは完全にスラッシャーやハンターと同等なのですが、転倒を繰り返すアグレッシブさは相変わらず。しかし、久しぶりの優勝は大きな自信になったと語る通り、スラッシャー同様イーストクラスをかき回す存在になってきました!スターレーシングマジック。
3 Hunter Lawrence
ここまで敵なしのハンターでしたが、ヒート2終盤の転倒、ヒート3ではまさかのスタート直後に転倒と、珍しく転倒を繰り返す展開。調子を上げてきたスターレーシング軍団にプレッシャーを感じたのか、安定のハンターからは考えられないレースで、今年初めて優勝を逃す結果に。兄弟揃ってトリプルクラウンとの相性イマイチな印象。
4 Tom Vialle
あまり目立ちませんでしたが、ヒート3では荒れた展開の中しぶとく生き残り、2位獲得。トップのマーティンも目の前で、優勝も狙える位置でのチェッカーは自信になったのでは。ランキングも格差の6位と、まだまだ期待が高まるファクトリーライダー。
5 Max Anstie
ヒート1 3位、ヒート2 4位と、今年を象徴する確実なライディングで表彰台も見えていたのですが、最終ヒートのスタートでハンターに巻き込まれる形で痛恨の転倒。しかし引き続き好調は維持。
6 Jeremy Martin
ヒート3のラスト、フープスで転倒したスラッシャーの横をすり抜け、まさかまさかの優勝!勝った本人も気付かなかったまさかの勝利に大喜び。プライベートチームから出場ライダーの大金星。今季はずっと安定した成績を残していたマーティン。全盛期のような速さは影を潜めたかと思われましたが、これで復活か。ベテランの活躍に期待。
7 Michael Mosiman
ヒート1、2共に大きく出遅れ、追い上げもうまくいかず、ようやく好スタートを決めたヒート3ではクラッシュと、三戦連続で表彰台登壇を逃す結果に。いよいよもってモジマンの不調が浮き彫りになった形。
8 Haiden Deegan
ヒート1の転倒が惜しかった!大きく出遅れ、そこから10番手近くまでポジションを上げたところでのフープスで転倒。その後の2つのヒートは5位、4位と安定したいたので、ヒート1の転倒がなければ表彰台も見えたレースでした。しかし存在感は相変わらず抜群!
9 Chiris Blose
8位3回の総合9位!大ベテランがよく頑張りました!
10 Chance Hymas
ホンダファクトリーのルーキーがこれで三戦連続のトップテン入り。