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AMAスーパークロス第6戦

2023AMAスーパークロス第6戦タンパのリザルトをアップ!
今大会はミリタリーイベントとして開催され、オープニングイベントには米軍兵が登場。各ライダーもミリタリーグラフィックやウエアを着用する特別な一戦。ジェイムススチュワート、チャドリード、そしてリッキーカーマイケルの3レジェンドも登場しました。タイムドプラクティスは3戦連続でセクストンがトップ。まさかの降雨に見舞われ、難コンディションでのレースとなった今大会。果たして決勝は・・・。

【450クラス】
1 Cooper Webb
これぞクーパーなレース展開で、強いウェブがついに完全復活!2年ぶりとなる今季初優勝は、絶好調のセクストンを下しての大きな価値ある一勝!じわじわとトップにプレッシャーをかけるウェブらしいライディングで、途中フープスで大きなミスがあったものの、諦めることなくしぶとく追い続けてセクストンのミスを誘いました。ロングフープスがあるコースで優勝すること自体が珍しい。レッドブルKTMにとっても今季初勝利。ポイントランキングも4点差の3位と、チャンピオン争いに名乗りをあげました!

 

2 Chase Sexton
タイムドプラクティス、ヒートレース共に今回も異次元の速さを見せ、ヒートでは2位を6秒引き離す鋭いライディングで2連勝が期待されましたが、今回はウェブのプレッシャーに屈しました。ラスト2分での転倒ということで本当に惜しかった。。。しかし、引き続き好調で、ランキングもトマックとたったの2点差まで上がってきました。

 

3 Aaron Plessinger
前戦の4位に続き、ついに今季初表彰台!新しくなったマシンのセッティングもようやく決まってきたとのコメント通り、ヒートレースから好調でした!荒れた路面にめっぽう強いのはルーキー時代から!KTMファクトリー契約最終年となる今季は気合が違います。来年はセクストンのKTM入りが水面下で確定していることもあり、チーム内でのポジション争いも今後白熱することでしょう。

 

4 Ken Roczen
よく粘った!前戦8位という、下位に沈んだことで、今回の展開次第では一気に下降するある意味ロクスンらしい悪い流れになるところでしたが、ひとまずそれは回避。ただ・・・ヒートレースの早い段階からフープスをジャンピングする姿はちょっと守りに入っている感。ニューマシン、ニューチームでかなり健闘しているとはいえ、そろそろもうひと攻めが欲しいところ。

 

5 Eli Tomac
どうしたトマック・・・前戦の完璧なライディングから一転、もしや負傷している?と思わせるような覇気のないライディングでまさかの5位。しかも、トップのウェブからは30秒以上離されることに・・・。原因はこれから色んなメディアで明らかになるかと思いますが、ポイントランキングではすぐ後ろにセクストン、ウェブが控えるという苦しい展開に。

 

6 Jason Anderson
ヒートレースでは見事なライディングでトップでしたが、メインは一周目に因縁の相手バーシアと接触し転倒。大きく出遅れます。明らかに当てにいくアンダーソンらしいライディングスタイルでしたが、両者転倒で一気にまた確執復活。今年もアグレッシブで、今年も敵を多く作るアンダーソンが今年も熱い。

 

7 Jutin Cooper
ルーキーのクーパーが2戦連続で7位と好調!同じルーキーのクレイグが大苦戦する中、途中からの参戦ながら上位を走る姿は頼もしい。今回は序盤4位を走り、さらに上位が狙えましたが、そこは強者たちの餌食に。チームメイトのフェランディスが今大会より欠場する中、クーパーのルーキーらしからぬライディングと安定した成績はスターレーシングにとっては明るいニュース。

 

8 Justin Barcia
またもやアンダーソンと激突。追い上げ途中でアンダーソンに交わされる際、思いっきり当てにいくチャンスを狙う姿はバーシアらしさ。今季はまだ表彰台一回と、苦戦が続きますが、調子は上向きとのコメントあり。チャンピオン争いが固まる前に早く上位をかきまわして欲しいライダー筆頭。

 

9 Joey Savatgy
2戦連続9位!タイムドプラクティスも好調で、メインも一時は6番手を快走。ヒートレースの転倒により、ラスチャンから這い上がっての9位は価値あり。今季はデイトナまでのスポット参戦となるため、残すところあと2戦。その間に有力チームから声がかかるのではと思わせる好調ぶりです。

 

10 Christian Craig
開幕から大苦戦中のクレイグか6戦目にしてようやくトップテン入り。それでもラップ遅れにされる姿は衝撃。ロングフープスがあった今大会は活躍が期待され、ヒートレースも久々の上位フィニッシュでしたが、まだまだマシンセッティングに苦しんでいるという情報。早く吹っ切れたクレイグが見たい。

 

11 Colt Nichols

 

12 Adam Cianciarulo
ついにトップテン外に・・・。今回はタイムドプラクティスから好調で、ヒートもまずまず。しかし決勝では3番手走行中にクラッシュと、なかなか良い流れを引き寄せることができません。。。

 

 

【250クラス】
タイムドプラクティストップは、ランキングトップのハンターローレンス。3番手には開幕戦の成績がフロックではないことを証明したアンスティ。雨の降る中、長いフープスとサンドセクションが勝負の分かれ目に。果たしてメインはいかに。

 

1 Hunter Lawrence
ラストラップチェッカー目前の大逆転劇!!!メイン、ヒートレース共に大きく出遅れる苦しい展開でしたが、渾身の追い上げ!最後の最後まで諦めない執念と、フープスを一人だけアウトからスキミングする異次元の速さを見せ、最後の最後は当たり強さも見せて大逆転の勝利!出遅れても強いハンターを止めるライダーはいないのではないかとライバルたちに思わせる、強烈な印象を残したレースでした。あっぱれ!

 

2 Nate Thrasher
開幕戦の悪夢から一転、好スタートから一時は7秒ほどの大量リードで、今回はスラッシャーの圧勝だと誰もが思った展開からのラストラップの悲劇。ラストラップに大量の周遅れが発生したことも大きな要因ですが、それもまたハンターの渾身の追い上げが引き寄せた幸運。久しぶりのトップ走行で硬くなったとのコメントもありましたが、ひとまず今季初の表彰台は明るいニュース。ランキングも7位まで浮上しました。

 

3 Max Anstie
開幕戦に続き連続表彰台!悪コンディションに誰もが苦戦する中、最後まで安定した周回を重ね、全てにおいて安定感。ネイションズの勝利など、かつては一発屋の印象が強烈だったアンスティでしたが、参戦クラス変更、マシン、チームの変更がとても良い方向に進んでいる印象。

 

 

4 Haiden Deegan
今回もスーパールーキーぶりをいかんなく披露!参戦2戦目にしてキャリア初のヒートレース勝利!スタートもきれる、勢いもある。そして最後まで粘るスタミナもある。決勝はミスがあってモジマン、ハンターと一気にパスされる場面もありましたが、その後崩れないのもスーパールーキーたる証。ハートの強さもディーガンの大きな強みでしょう。2戦連続の4位は立派!表彰台はもちろん、優勝も近い!

 

5 Jeremy Martin
まさかのあのマーティンが安定感。2戦連続の5位獲得は、ある意味サプライズ。ベテランの域に入って落ち着いたのか、全盛期のような一発は影を潜めましたが、その代わりに手に入れた安定感でシーズンを全うすれば初のランキングトップ3入りが見えてくるかと。

 

6 Tom Vialle
開幕戦よりも一つポジションアップ。中盤まで9位辺りを走行する苦しい展開でしたが、そこからの粘りは流石の世界チャンピオン。スーパークロス独特の難しいコンディションに苦戦したとのコメントもありましたが、まずまずの結果とみていいのでは。

 

7 Michael Mosiman
まさかの2戦連続で表彰台登壇ならず・・・。今回はハンターとの接触で転倒。スピードはトップクラスなのにランキングが上位で安定しないモジマンらしさが今季も続きます・・・。同じスタイルのスラッシャーの活躍に触発されて、なんとか上位を走ってほしい・・・。

 

8 Chance Hymas
17歳ルーキーのハイマスがヒートレースではハンターよりも上の2位でゴールし、ディーガン同様の活躍っぷりには驚き。アマチュア時代は目立った存在ではなかったものの、アマチュアホンダのファクトリーに抜擢されてからは一気に実力を開花。2戦連続の8位は十分に評価できます!

 

9Jace Owen
やはり今年はちょっとノレてる感。

 

10 Hardy Munoz
モンスターエナジーがスポンサーにつくプライベーター。

 

11 Coty Shock
開幕戦の衝撃的な転倒が印象的なショック。一昨年のアウトドア450クラスで好成績を残し、昨年はフェニックスホンダ入り。しかし開幕戦で負傷し、長い長い欠場期間を経ての復帰早々にクラッシュと、なかなかハードなシーズン入りでしたが、ようやくこの位置まで浮上。本来は450を得意とするライダーなので、本領発揮はナショナルからか。その前にナショナルの契約はあるのか・・・。

 

15 Jordon Smith
ヒートレース、メイン共に一周目に転倒。ヒートでは鋭い追い上げを見せ2位でしたが、決勝では転倒を繰り返し、最終的にはこの位置。良くも悪くもスミスらしい残念な展開・・・。スラッシャー、スミス共に安定せず、ルーキーのディーガンがチーム内では一番ランキングが上という珍現象・・・。

 

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