モトクロスって?
土の上で行われるバイクレースのひとつ。競技用のモトクロスバイクを用いて、整備されたオフロードコース(*1土の上のサーキット)で行われます。横1列で一斉にスタートし、決められた時間や周回数のなかで順位を競います。(*2)
自然の山を切り開いて造成された各地のコースは、高低差を利用したヒルクライムやダウンヒル、また大小様々なジャンプとカーブで繋げられ、各開催地それぞれに工夫されたコースレイアウトを持っています。天候によってコースの状況が変わり、同じコースでも雨が降るとまったく違うコンディションになり、周回するにつれて土が掘れて変化する路面を日頃からトレーニングを積んだ選手たちが競います。コースと観客エリアは防護フェンスやテープで区切られていますがその距離はとても近く、一気に駆け上がるバイク、美しいコーナリングや迫力のジャンプ、選手同士の攻防戦が、選手にあなたの応援の声が聞こえるほど間近で観戦できるのがモトクロスです
全日本モトクロス選手権は、MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)という団体が統括するモトクロス選手権シリーズ。全国の地方戦でポイントを重ね、選ばれたランキング上位の選手たちが参戦します。2022年は全7戦で開催されます
全日本モトクロス選手権では「IA1(アイエーワン)」「IA2(アイエーツー)」クラスと、バイクの排気量(*3)でクラス分けがされています。IA1クラスが最高峰にあたり、ホンダ、ヤマハ、スズキ、カワサキなどのメーカーが製造するバイクを駆るトップライダーが集います。IA2クラスは、IA1を目指す若手が中心のクラスにあたります。また女性ライダーだけの「レディスクラス」も人気のカテゴリーです。このほか、国際A級を目指す「IBクラス」や、ジュニアクラス、キッズクラスのレースも行われます。
全日本モトクロスを観戦するには、まず開催日程と開催地をチェックして、おおよそ開催の1月前に表示されるチケットを購入します。チケットには一般大人の他、ホンダやヤマハなどのメーカー応援グッズ付きチケットや、お得なペア券、グループ券、また中学生、小学生が無料の開催もあるので要チェックです。ぜひお友達も誘ってください!
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開催日程が近づくと、エントリーリストや当日のタイムスケジュールが発表されます。事前にチェックして出発時間や観戦の計画を立てるのがおすすめです。お気に入りの選手は「モトクロnet」で情報チェックして!レースのインターバルはパドックを見て回るのもモトクロスの楽しみのひとつです。各オートバイメーカーが運営するイベントブースもあり、グッズ販売も行われています。なおパドック入場は無料です!感染対策で一部制限がされている会場もあります。
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2024年シーズン見どころと気になる選手をピックアップ!
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*1 土や砂で整備された、モトクロス専用の周回コース。岩山を登ったりするトライアルや、林間や山間部、ゲレンデを走るエンデューロコースとは別になります。常設で各地方に様々なコースがあります。詳しくは「全国のモトクロスコース」を参照
*2 最長でも30分程度。30分を過ぎてトップがゴールラインを通過し、その周がラストラップです。モトクロス用語では「30分+1周」といい、ラストラップは「L-1」と表示されます
*3 IA1クラスは2ストローク250CC 4ストローク450ccまでのバイク。IA2クラスは2ストローク125cc 4ストローク250 ccまでのバイクで戦われます。国内の4つのメーカー以外に、KTM,ハスクバーナ、ガスガス、などの外国車も参戦しています
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