モトクロス・オブ・ネイションズ日本代表メンバー決定!
9月29日にオランダのアッセンで開催されるモトクロスの国別対抗戦「モンスターエナジー・FIMモトクロス・オブ・ネイションズ 2019」の日本代表メンバーが発表され、都内で記者会見が行われました。
日本代表ライダー
MXGPクラス 成田亮
MXOPENクラス 富田俊樹
MX2クラス 能塚智寛
監督 芹沢直樹
「今回のMXON日本代表チームへの派遣に関しましては本田技研工業様の多大なる協力をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。」とMFJ鈴木会長。
冒頭ではダートクール浦島編集長からネイションズの歴史やこの大会の重要性、レースのシステムなど歴代の日本代表の成績などを交えて詳しく説明してくださいました。
MXGPクラス 成田亮選手
現在全日本IA1クラスランキングトップ、ネイションズの出場は10回目。(初出場は1998年イギリス大会であり20年にわたり日本のトップを走り続けています)
「39歳になり日本代表でいいのかなと思った部分は少しあったのですけど、気持ちの中で「やれるとこまでやろう!やれるならやり遂げよう!」という気持ちがあり,参加することになりました。日本のバイクが日本人で上位チェッカーを受けられることを証明したいので、上位を目指して頑張っていきたいと思いますので皆さん応援よろしくお願いします」
MX2クラス能塚智寛選手
能塚選手は2016年以来2度目の日本代表、今年はヨーロッパ選手権EMXに参戦していました。
「今年もヨーロッパ選手権で走っていて、富田選手、成田選手よりはコースの慣れも多少あると思います。チームジャパンでは一番若いので、若さで引っ張っていけるように上位を目指していくのでよろしくお願いします」
それぞれネイションズの魅力を語っていただきました
成田選手
「ネイションズは国の代表として3人で戦う大会で、チームワークが大事なレース、普段ライバルでもアドバイスしあったり面白い光景が見られます。レースは250ccと450ccの混走になるので、スタートの位置では不利なライダーをいいグリッドにつけさせたりもします。ちなみに全日本だけシーズンが終わっていないので、その面でも難しさはあります(成田選手は目下チャンピオン争いの真っ最中!)今回のコースは走った経験がないので、動画などを見ましたがディープサンドでかなり苦戦すると思いますが、僕は未だ歳の割りに上達してきてるという実感があるので、それをチャレンジしたくて敢えて誰もいきたくないだろうアッセンに出たいと思ったんです。大会1週間前には現地にいってテストをし、同じコースは走れませんがサンドの走り方を身に着けて予選トップ10前後で通過できればと思います。」
能塚選手
「各国代表はその時にその国で1番早いライダーを選出してくるので、そのライダーたちの気持ちやパワー、国を背負って出るとても熱いレースになると思います。難しさでいうと、成田さんもいうように排気量で混走のレースになるので、小排気量クラスの自分は450ccのライダーを抜いていく難しさがあります。スピードを落とさず、ミスなく走り切るというのが大事だと思います。
芹沢監督に今大会への戦略について語っていただきました!
「成田選手はMXGPクラス、富田選手をMX Openクラス、能塚選手をMX2クラス参戦。レースの順番としてはMXGPクラスとMX2クラス。次がOpenクラスとMX2クラス、最後にMXGPクラスとOpenクラスの順番で行われます。MXGPクラスは1レース分のインターバルがあるので、体力的な面で余裕がある。他の2名は連続で2レース走らなければいけないので若さで対応してもらい、成田選手にはしっかり休んでもらって力を発揮してもらう。MXGPクラスには各国メインのライダーがきます、成田選手は海外の経験もあり、速いライダーと走ると普段出ないような力を発揮するので期待したいです。ヨーロッパの各国のレベルが非常に上がってきており日本としては厳しい状況が続いている中で、先ずは予選突破(20位)それには各個人14位以内のリザルトが必要。予選さえクリアすればトップ15を狙えると思います!」
なお、今回で4度目の日本代表となるAMAプロモトクロスに参戦の富田俊樹選手ですが今回は欠席。9/15に名阪スポーツランドで開催の全日本モトクロス第6戦に出場が決定していますので現地で捕まえてみたいと思います!
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