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全日本モトクロス第6戦のみどころ

ニューコースでの熱いバトルに期待!

全日本モトクロス選手権シリーズは約2ヵ月間のサマーインターバルが終了。第6戦近畿大会が、914日(土)~15日(日)に奈良県の名阪スポーツランドで開催されます。コースは、今大会の直前にレイアウトを変更。IA1IA2には有名ライダーのスポット参戦情報があり、エキシビジョンレースには懐かしい名前も多数。見逃せない大会となりそうです!

レイアウト大幅変更の未知数サンドコース

2012年以降、毎年9月の上旬に年1回が設定されてきた近畿大会。しかし今季は、これまでより1週遅い設定となっています。その舞台となるのは、三重との県境に近い奈良県の名阪スポーツランド。白っぽいサンド質の路面を特徴とするコースです。

サンド路面は、走行時にタイヤが路面から受ける抵抗が大きめでパワーロスされやすく、逆にバイクを深くバンクさせたときにも路面が受け止めてくれる傾向にあります。このため名阪スポーツランドでは、いつも以上にスロットルをワイドオープンしてマシンを前進させ、深くマシンを寝かせてコーナーをクリアする日本トップライダーたちの豪快な走りを、随所で楽しむことができます。スロットルオープンにより、白い砂が後輪から大量に巻き上がり迫力満点。ぜひ会場で、そのカッコよさと美しさを満喫してください!

さて、名阪スポーツランドのモトクロスコースは西側と東側にエリアがわかれたようなレイアウトとなっていますが、今季は東側のセクションが大幅に短縮化され、メインとなる西側にも大幅なレイアウト変更が施されました。レイアウトは、大会1週間前に予定されている近畿選手権の前にもう一度見直されるという情報も入っていて、最終的にどのような設定となるのか注目が集まっています。新たなコースへの対応力も、勝負のカギとなりそうです。

2ストエキシビジョンマッチは大盛況!

今季第4SUGO大会で初開催された、2スト125ccマシン限定の承認格式によるエキシビジョンマッチ「MX 2st125ccクラス」が、今大会でも日曜日に実施されます。MXレースアドバイザーの熱田高輝氏が発起人となったこのレースは、軽量で操作性が高く、ほどほどのトップスピードでモトクロス競技の楽しい部分を味わえる2ストローク125ccマシンにスポットを当て、成長期の小柄な若年層ライダーやレディースライダーが85cc150ccからステップアップする段階でのプラクティスクラスや、体力が落ちてきた中高年のライダーがムリなく楽しめるレースという位置づけを狙ったもの。125ccクラスは、モトクロスの本場であるアメリカなどでも注目を集めているカテゴリーです。

今大会のエントリー台数は81台で、SUGO大会を上回る大盛況ぶり。レースは、日曜日の朝に公式練習とタイムアタック予選を実施。決勝はこの日の最終レースとして、3クラスに分かれて行なわれます。エントリーリストには、尾崎友哉選手(#111)や上田康平選手(#224)や鈴木友也選手(#611)をはじめ、かつて全日本選手権に参戦していた懐かしい名前もたくさん!

6戦でとくに注目のライダーは?

全日本最高峰クラスのIA1は今季、ホンダファクトリーチームの成田亮選手(#114)と山本鯨選手(#400)によるマッチレースの状態が続いています。第5戦までを終えて、トップの成田選手と2番手の山本選手は14点差。ここまでの10ヒートで両者以外に勝利を挙げたライダーは、第2戦ヒート1で勝ったカワサキトップチームの小方誠選手(#4)と、第3戦ヒート2で勝利を収めたスズキに乗る深谷広一選手(#51)のみという状況です。

しかし今大会では、アメリカのモトクロス選手権にフル参戦する富田俊樹選手(#718)が、今季開幕戦以来となるスポット参戦を果たす予定。これにより、これまでの2名によるマッチレースから、三つ巴の激しいトップ争いになりそうです。これまで以上の熱いバトルに期待しましょう!

一方、IA2もシリーズランキング争いは僅差となっていて、横山遥希選手(#386)がランキングトップを守り、これを12点差で大倉由揮(#36)が追っています。横山選手が突き放すのか、あるいは大倉選手のさらなる接近や逆転があるのか、このクラスにも注目が集まります。

なおIA2には、今季これまでに一度ずつスポット参戦している、大ベテランの田中教世選手(#85)と小池田猛選手(#87)が、再びスポット参戦します。また、笠原氷河選手(#88)もエントリーリストに名前を連ねています。

JMX観戦達人のちょい技

「観戦後の入浴は針テラス以外で!」

名阪スポーツランドは、東名阪および西名阪というふたつの有料道路に接続することで、長年にわたって名神高速の代替機能が与えられてきた、無料自動車専用道路の名阪国道に隣接しています。コースの入り口付近は、この名阪国道から見えるほど。しかも、小倉または神野口というインターチェンジから、いずれも約5分というベストロケーションです。

そんな名阪国道沿いにあり、コースからも5kmほどの至近距離となるサービスエリアの針テラスには、入浴施設の「はり温泉らんど」があり、観客やレース関係者に親しまれています。しかしこの「はり温泉らんど」が、ちょうど今大会が開催される直前からリニューアル工事を開始するとのこと。残念ながら今年は、ここを利用できません。月ヶ瀬や伊賀や名張などにある入浴施設を利用しましょう。

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