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9/10第7戦 名阪『タイトル争いは全クラスでマッチレース』

タイトル争いは全クラスでマッチレース

全日本モトクロス選手権第7戦は、年に一度の近畿大会。大坂や名古屋などの大都市圏から近い奈良県の名阪スポーツランドで、9月9日(土)~10日(日)に開催されます。前戦までの結果、全日本カテゴリーの各クラスにおけるチャンピオン争いは、ふたりのライダーがやや抜け出して接戦を繰り広げる状態。さてこの大会で、立場を有利にするのは?

サンド質が生み出すカッコよさ

2012年からは春の大会がなくなり、毎年9月上旬に設定されている近畿大会。その舞台となるのは、三重との県境に近い奈良県の名阪スポーツランドです。

このコースは、白っぽいサンド系の土質を特徴としています。サンドは、走行時にタイヤが路面から受ける抵抗が大きめでパワーがロスされやすく、逆にバイクを深くバンクさせたときに受け止めてくれる傾向。そのためこの大会では、日本のトップライダーたちがいつも以上にスロットルを大きく開けながらマシンを前に進め、深くマシンを寝かしこんでコーナーをクリアする豪快な走りを、随所で見ることができます。

コースは、大きく西側と東側にわかれ、メインとなるのは西側。スターティングゲートやフィニッシュジャンプもこちら側にあります。また、西側は高低差があり、コース中間付近ではコース序盤よりも一段低い位置に下り、そこから上って東側につながるイメージ。この一段低い部分は、コースの近くで観戦できるエリアが残念ながらないのですが、高い場所からある程度の広い範囲を見ることができます。一方の東側は、西側と比べてかなり距離が短いのですが、コース終盤で難しいジャンプやリズムセクションなどが配されてきたことから、これまでも大きな勝負ポイントのひとつになってきました。ときにはこちら側にも、足を運んで観戦したいところです。

今年一番の暑さがドラマを生む!?

 

今年夏の日本列島は、東日本で長雨や低温といった天候不順がある一方で、西日本では猛暑が続いています。気象庁の発表によると、この第7戦が実施されるころの近畿地方は、例年よりも気温が高い確率にあるとのこと。降水確率も例年よりは少し高めですが、暑い大会となる可能性が高そうです。

ちなみに、昨年の近畿大会は9月11日(日)に決勝が実施され、晴れ一時曇りで最高気温が30℃。今季は、7月中旬の第5戦東北大会と8月下旬の第6戦SUGO大会で、それぞれ最高気温が29℃となりましたが、もしかすると今シーズンはこの近畿大会が、もっとも暑さが厳しいレースになるかもしれません。

名阪スポーツランドは山中にあり、天候が急変することもしばしば。雨対策にも気を配りながら、猛暑となったら水分補給などの熱中症対策を完璧にして、ライダーに熱い声援を送りましょう!

 

第7戦で注目のライダーは?

第6戦を終えた段階で、全日本格式として開催されているIA-1、IA-2、レディス、IB-オープンの各クラスは、すべてふたりのライダーがシリーズランキングで少し抜け出した、マッチレースの様相を呈してきました。

まず全日本最高峰クラスとなるIA-1では、ホンダファクトリーチームの山本鯨選手(#400)がランキングトップに立ち、これを3ポイント差でカワサキトップチームの小方誠選手(#10)が追う展開。第5戦終了時も、両者のポイント差は3点と同じでしたが、ランキング3番手となっているホンダファクトリーチームの成田亮選手(#1)は、トップの山本選手から17点差と、少し離れてしまいました。山本選手がリードを広げるのか、小方選手が逆転するのか、あるいは成田選手が巻き返すのか。注目の大会となります。

IA-2は、第5戦ヒート2でポイントリーダーの古賀太基選手(#922)がマシントラブルによるノーポイントレースを演じたことで、2番手の渡辺祐介選手(#31)が8ポイント差まで急接近。そして前戦では、渡辺選手がスタート直後の転倒でヒート1を6位でゴールする波乱がありながらも、ヒート2で勝利を収めたことで、終わってみれば両ヒート3位だった古賀選手と渡辺選手のポイント差は8点で変わらず。息の詰まるようなチャンピオン争いが継続されています。

さらにレディスクラスでは、前戦でランキングトップの竹内優菜選手(#2)が転倒により7位となったことで、2位となった久保まな選手(#5)がなんと2点差に急接近。IB-オープンクラスでも、高橋虎支郎選手(#14)が逆転でランキングトップに立ち、これを佐々木麗選手(#18)が14点差で追う、ふたりのバトルになっています。

 

JMX観戦達人のちょい技

「バイクやクルマでの来場が便利」

 

名阪スポーツランドは、東名阪および西名阪というふたつの有料道路に接続することで、長年にわたって名神高速の代替機能が与えられてきた、無料自動車専用道路の名阪国道に隣接しています。コースの入り口付近は、この名阪国道から見えるほど。しかも、小倉または神野口というインターチェンジから、いずれも約5分というベストロケーションです。大阪や名古屋といった大都市から、バイクやクルマでとてもアクセスしやすい環境ですから、日帰りでもよいので、ぜひ会場で生観戦してください。予選から両日観戦なら、この名阪国道を使えば、お隣の三重県にある忍者で知られた伊賀上野(伊賀市)や、さらに足を伸ばして亀山市内、奈良県側なら天理市などで、宿泊場所が確保できます。名阪国道は、取り締まりも多い道路ですから、くれぐれも道中は安全運転で!

【第7戦チケット情報】

名阪スポーツランド
(〒630-2234 奈良県山辺郡山添村切幡1343-1)

9月9日(土)8:00(一般)/9月10日(日)8:00(一般)
観戦料金
前売¥2,500 当日¥3,000(中学生以下の入場は無料)
○駐車料金
二輪・四輪とも無料
※駐車場に限りがある為、出来る限り乗り合いでご来場下さい。

前売り情報ローソンチケット Lコード:52849
http://l-tike.com/ ローソン、ミニストップ
チケットぴあ  Pコード:684-790
http://t.pia.jp/ セブンイレブン、ファミリーマートなど
近畿地区前売券取扱いバイクショップ用品店等

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