全日本モトクロス選手権開幕戦予選速報
全日本モトクロス選手権は、6年連続で熊本県のHSR九州で開幕を迎え、各クラス予選を4月8日(土)に実施。今季の同シリーズは、この地を含めた6会場で9大会が設定されています。14年に大改修を受けたHSR九州のモトクロスコースは、昨年に続いて再び良質なサンドを搬入する入念な整備が施されましたが、天候には恵まれず、木曜日からの断続した降雨で路面はマディ。さらにこの土曜日も、午前を中心に激しい雨となりました。
IA1クラス
20台が10分+1周の予選レースに出場。スタート直後にトップへ浮上した山本鯨(#400)を、同じホンダファクトリーの成田亮(#1)がパス。これに小方誠(#10)が続きました。2周目以降、成田は圧倒的な速さで独走。後続を30秒以上も離して、トップチェッカーを受けました。終盤、2番手の山本に小方が接近。最後は並ぶようにゴールしましたが、僅差で山本が2位、小方が3位でした。4番手争いは、1周目から終盤まで順位を守った深谷広一(#7)を、ラスト2周で平田優(#99)と小島庸平(#44)がパス。最終周に小島が平田を抜き、小島が4位、平田が5位、深谷が6位でした。また7位以下は星野優位(#166)、田中雅己(#113)、新井宏彰(#331)、伊藤正憲(#448)までがトップ10入りでした。
IA2クラス
40台が2組にわかれて10分+1周の予選レースを走り、30名の決勝進出者を決めました。A組は、ホールショットを奪った小川孝平(#912)が、4周目までにリードを約8秒まで拡大。ラスト2周で北原岳哲(#42)が追い上げましたが、小川が逃げ切りました。3位には、序盤から順位を守った岡野聖(#30)が入りました。
B組は、渡辺祐介(#31)と古賀太基(#922)が、接近戦を繰り広げながら3番手以下を大きく引き離す展開。ラスト2周で古賀が先行し、渡辺は2位でゴールしました。3位は、レース中盤から終盤にかけて着実に順位を上げた植田翔太(#37)でした。決勝進出トップ10は古賀、小川、渡辺、北原、植田、岡野、笠原氷河(#51)、平山力(#52)、高輪喜樹(#54)、安原志(#17)の順です。
レディースクラス
2組34台が各3周の予選レースを行いました。A組は、好スタートの鈴村永愛(#38)を1周目に抜いた竹内優菜(#2)が、リードを拡大してトップ。勝股七海(#9)が2位でした。安原さや(#4)は、他車の転倒に巻き込まれた後にエンジンが始動せず、リタイアとなりました。
2組34台が各3周の予選レースを行いました。A組は、好スタートの鈴村永愛(#38)を1周目に抜いた竹内優菜(#2)が、リードを拡大してトップ。勝股七海(#9)が2位でした。安原さや(#4)は、他車の転倒に巻き込まれた後にエンジンが始動せず、リタイアとなりました。