2018全日本モトクロス第4戦決勝コメント
広島県の世羅グリーンパーク弘楽園で開催された全日本モトクロス選手権第4戦の決勝日は、朝から晴天に恵まれ、午後は雲が多めだったものの、最高のコンディションに恵まれました。タイム差があまりないハイスピードコースとあって、レースは激戦の連続でした。
ここでは、今大会で活躍したライダーの声をお伝えします。
【IA-1】
●決勝ヒート1
1周目にトップへ浮上した成田亮(#982)を、山本鯨(#1)と田中雅己(#113)と小方誠(#2)が追ったレース序盤。ここから、レース終盤には成田と小方に優勝争いが絞られ、残り3周で小方が先行。しかしラストラップで小方がミスを喫し、成田が再逆転しました。
●決勝ヒート2
1周目から、山本鯨(#1)と成田亮(#982)が激しいトップ争い。さらに小方誠(#2)や星野優位(#166)、新井宏彰(#331)も僅差で続きました。山本と成田は、何度となく順位を入れ替え。後半に入って、今度は成田と小方の先頭争いとなり、小方が接戦を制しました。
●総合優勝 小方誠(#2)
ヒート1は成田さんとバトルして負けてしまいましたが、ヒート2は成田さんがミスしたところでパスして、勝つことができました。今回のコースはハイスピードで、バトルも多くて難しかったのですが、観客のみなさんには楽しんでいただけたのではないかと思います。
●総合2位 成田亮(#982)
ヒート1は誠のミスで勝てました。ヒート2は実力で負けた気がしています。こんなにいいバイクをつくってくれているのに、両ヒート優勝できなくてすいませんでした。次はゲンのよいHSR九州の大会。みなさん、夜の馬刺しも目当てに、ぜひ会場まで応援に来てください!
●総合3位 山本鯨(#1)
今季は表彰台に上がれても3位ばかりですが、ヒート2では終盤までトップ争いができましたし、毎戦一歩ずつ前進している3位だと思っています。応援してくれている方々にも悔しい想いをさせていますが、ここから巻き返していくので引き続き応援よろしくお願いします。
【IA-2】
●決勝ヒート1
ホールショットの能塚智寛(#828)が、そのまま後続を引き離して優勝しました。序盤、道脇右京(#33)が2番手を走行し、ポイントリーダーの古賀太基(#922)を少し引き離しましたが、中盤に古賀が盛り返して逆転。道脇は転倒で4位となり、大城魁之輔(#42)が3位でした。
●決勝ヒート2
少し出遅れながらもオープニングラップでトップに浮上した古賀太基(#922)が、後続を振り切って今季4勝目。能塚智寛(#828)は2度の転倒でリタイアに終わり、道脇右京(#33)のパンクトラブルで順位を上げた北原岳哲(#34)が2位、浅井亮太(#40)が3位でした。
●総合優勝 古賀太基(#922)
土曜日の予選後にマシントラブルが発生して大変だったのですが、チームスタッフが夜遅くまでマシンを修理してくれたおかげで、決勝を走って総合優勝を獲得することができました。開幕戦からずっと持ち越しになっていますが、次戦こそ両ヒート優勝を決めたいです!
●総合2位 北原岳哲(#34)
全日本の表彰台に上がるのはIB以来なので、6年ぶりくらいです。支えてくれているたくさんの方々と家族のおかげで、この結果を残すことができました。ありがとうございます。まだまだ強くなります。次は表彰台のてっぺんに立つんで、これからも応援よろしくお願いします!
●総合3位 浅井亮太(#40)
ヒート1で初の6位入賞を目前で逃し、次こそはと思ってヒート2に臨んだら、前を走っていたライダーの転倒とかもあって3位になることができました。インタビューに慣れていませんが、これからも表彰台に立って、すらすらコメントできるようになりたいです。
【レディス】
●決勝
ホールショットの竹内優菜(#1)が、1周目からリードを拡大して逃げ切り、今季初優勝を挙げました。2番手争いは大接戦。1周目には8台ほどのマシンが僅差で連なりました。この中で順位を上げたポイントリーダーの畑尾樹璃(#4)が2位、ランキング2番手の川井麻央(#8)が3位でした。
●優勝・竹内優菜(#1)
開幕から前戦まで、パンクや転倒などでまったくいい結果が残せていなくて、ディフェンディングチャンピオンというプレッシャーもあったのですが、相性のいいこのコースで、ようやく今季初優勝できました。昨日が父の誕生日だったので、いいプレゼントになりました。