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全日本モトクロス第5戦決勝

真夏のように暑かった前日から一転。岩手県の藤沢スポーツランドで721日(日)に開催された全日本モトクロス選手権第5戦東北大会決勝は、曇天でのレースとなりました。最高気温は22度と、一日を通して快適なコンディション。路面はドライでしたが、予選日から多数の深いワダチが刻まれたセクションも複数あり、これが難易度を高めました。

決勝レースのダイジェストレポートと活躍したライダーの声をお伝えします。

IA-1ヒート1

序盤は、トップの山本鯨(#400)を数秒差で成田亮(#114)がマーク。ところがレース中盤になって山本のペースが急激に落ち、これで逆転した成田が独走で優勝しました。山本は、残り2周で小島庸平(#44)にもパスされましたが、最終ラップに意地の再逆転で2位。

優勝 成田亮(#114

地元大会とあって、コースサイドで応援してくれる人がたくさんいて、最後まで気を抜かず走れました。これで通算160勝になったようですが、モトクロスをメジャーにするためにまだまだ頑張ります。ホンダで表彰台を独占。買うなら、一番速いホンダのバイクを!

●2位 山本鯨(#400

成田選手が速くて、ついていけませんでした。ヒート2に向けて、もう一度体調を整えて、全力で頑張ります。応援ありがとうございました。

●3位 小島庸平(#44

このコースは以前から相性がよく、初優勝したのもここ。今年はこれまで結果があまりよくなかったのですが、なんとか表彰台に上がりたいと思っていました。チームスタッフが他に本業を持っているようなプライベーターですが、ホンダなら表彰台に上がれます。

IA-1ヒート2

ホールショットの成田亮(#114)を、山本鯨(#400)と岡野聖(#8)が僅差で追う展開。レース中盤に岡野はここから遅れましたが、山本は成田を12秒差でマークし続けました。そしてラスト2周に入るところで逆転。成田の猛追を振り切り、山本が優勝しました。

優勝 山本鯨(#400

やっと勝てました~! 自分の力不足でここ3戦は優勝できず、すごく悔しい時間でした。本当に勝ちたくて、勝ちたくて、勝つためだけに日々過ごしてきました。ヒート2は本当に泥臭く、ず~っと成田選手の後ろを走って、耐えて耐えてチャンスを得らえました!

●2位 成田亮(#114

ヒート2は山本選手が速くて、自分が遅い部分もあり、負けてしまいました。39歳にもなると、やっぱり後半はツラいです。でも、一生懸命頑張るという姿勢は見せられたと思います。シーズンは残り3戦。HRCでの優勝争いが続くと思いますが、盛り上げていきます。

●3位 岡野聖(#8

IA1では初表彰台なので、何をしゃべればいいのか思いつかないのですが、協力してくれているチームやスポンサーに感謝したいです。まだまだトップには程遠いのですが、次の名阪では一番高いところに立てるよう、しっかり練習していきたいと思います。

IA-2ヒート1

レース序盤、トップに浮上した鳥谷部晃太(#37)を、その翌周に大倉由揮(#36)がパス。後半まで接近戦を続けた大倉と鳥谷部に、1周目7番手と出遅れた横山遥希(#386)が近づき、最後は三つ巴のバトル。ゴールまであと50mのところで、横山が鳥谷部を逆転しました。

優勝 大倉由揮(#36

事前練習から昨日の予選まで、マシンセッティングが決まらず自分の調子も上がらずで、厳しい戦いになると思いましたが、チームスタッフが夜遅くまで改善に取り組んでくれて、なんとか勝つことができました。これに浮かれず、ヒート2に向けて気を引き締めます。

●2位 横山遥希(#386

スタートで出遅れてしまい、追い上げのレースとなってしまったので、落ち着いて1台ずつ抜いていったのですが、トップの大倉選手には届かず終わってしまいました。ヒート2は、勝ちます。

●3位 鳥谷部晃太(#37

一度はトップに立ったのに、自分の実力不足で抜かれ、最後は横山君にもパスされて3位。本当に悔しいです。ヒート2こそ勝てるように、しっかり準備します。

IA-2ヒート2

ホールショットの横山遥希(#386)がトップを快走。序盤は手操将志(#49)が僅差でマークしましたが、中盤以降にリードを奪った横山が優勝しました。手操を僅差で追い続けた平田優(#81)が、後半に逆転して2位。終盤、鳥谷部晃太(#37)は平田に迫るも3位でした。

優勝 横山遥希(#386

ヒート2は、スタートから逃げ切ることができました。応援のおかげです。なかなか1勝が挙げられずにいたのですが、やっと戻ってくることができました。今回はお母さんが観戦に来ていたので、その大会で優勝できてよかったです。家族のみんな、ありがとう。

●2位 平田優(#81

またこうして走れる環境をつくってくださった方々に感謝しています。ヒート1は、赤旗再スタートのときにトラブルが出てしまい走れなかったのですが、昼休みにメカニックの藤本君が必死にバイクを直してくれて、ヒート2に出場できました。藤本君、ありがとう!

●3位 鳥谷部晃太(#37

地元の東北大会ということで、かなり気合いを入れて臨んだのですが、トップが速いのと自分のスキル不足で、両ヒートとも3位に終わってしまいました。でも、この大会をしっかり走り切ることができたのも、スポンサーやファンのおかげだと感謝しています。

レディス

スタート直後からトップを快走したのは、ポイントリーダーの本田七海(#6)。チャンピオン争いのライバルとなる竹内優菜(#4)と川井麻央(#2)が転倒で後退し、久保まな(#5)がトラブルでリタイアする中、安定した走りでトップを守り、今季3勝目を挙げました。

優勝・本田七海(#6

2週間前の第4戦でも優勝できたのですが、じつはその土曜日に指をケガしていて、先週はバイクに乗れませんでした。初めて練習なしで大会に臨んだので、とても不安だったのですが、チームをはじめとするサポートのおかげで、強い気持ちで挑むことができました。

詳しいレポートは、レース開催翌日午前中にアップされるMFJオフィシャルサイトをご覧ください。