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全日本モトクロス第3戦決勝

【日曜日速報】

広島県の世羅グリーンパーク弘楽園で62日(日)に開催された、2019年第3戦中国大会決勝日の天候は曇り時々晴れ。最高気温は23度で、前日ほどは暑さを感じないコンディションでした。IA2クラスでは、両ヒートで全日本IA初優勝ライダーが誕生しました!

決勝レースのダイジェストレポートと活躍したライダーの声をお伝えします。

IA-1ヒート1

成田亮(#114)が、2周目に山本鯨(#400)を抜いてトップに浮上。成田と山本と小方誠(#4)がトップグループを形成すると、レース中盤に小方が山本を抜いて2番手に浮上しました。優勝争いは大きく動かず、そのまま逃げ切った成田が優勝。小方が2位、山本が3位でした。

優勝 成田亮(#114

このレースは、小方選手と山本選手が思っていたよりノレていなかったんだと思います。でもヒート2は、きっとこのふたりが絡んできてバトルになるはず。対抗するのに必要なのは、みなさんの応援です。毎度言っていますが、弱冠39歳。中年でもまだまだイキます!

●2位 小方誠(#4

成田選手と山本選手ともに速くて、2位になるのが精一杯でした。とはいえ、カワサキのホームコースで表彰台に上がれたことはうれしく思っています。ヒート2では、コースサイドで振られる緑の旗に力をもらって、もう一段高いところに立てるよう頑張ります。

●3位 山本鯨(#400

自分のミスで3番手に下がってから、うまくペースを上げることができずに終わってしまいました。調子はいいので、応援してくれているみんなのためにも、ヒート2はトップでゴールしたいと思います。

IA-1ヒート2

ドラマが起きたのはレース終盤。ラストラップに入った段階で、山本鯨(#400)と成田亮(#114)が僅差の優勝争い、3秒ほど遅れて小方誠(#4)と深谷広一(#51)が3位争いを演じていました。そして、山本と成田が接触して両者転倒。深谷が小方を抜き、16年第5戦以来となる2勝目!

優勝 深谷広一(#51

チームの地元大会だったので、表彰台には上がりたいと思っていたのですが、トップ2が転倒したので、これはもう優勝を狙うしかないと思って、ちょっと強引でしたが勝負にいきました。ラッキーな部分もあったと思うのですが、言葉にできないくらいうれしいです。

最後の最後まで、深谷選手や成田選手や山本選手が速く、厳しい優勝争いでした。ラストラップにトップを走っていたのに、最後に抜かれてしまって悔しいですが、整備が行き届いたコースでいいバトルができたんじゃないかと思います。

●3位 成田亮(#114

HRCでワン・ツー・フィニッシュしたかったのですが、最後はチームメイト接触転倒してしまいました。広一は「ラッキー」と言っていましたが、これも実力だと思います。おめでとう。セキレーシングモトロマンの元チームメイト3人で表彰台に立てたこともうれしく思っています。

IA-2ヒート1

ホールショットの道脇右京(#43)を、大城魁之輔(#40)が2周目にパス。レース中盤、それまで大城を粘り強くマークしていた道脇のペースがやや落ち、これで大城が独走して全日本IA初優勝。道脇はラスト2周で大倉由揮(#36)に抜かれましたが、全日本IA初表彰台に上がりました。

優勝 大城魁之輔(#40

今年はチームを移籍し、鈴鹿に引っ越してシーズンオフから気合いを入れて準備してきたのに、開幕戦と第2戦は成績が振るわず、今度こそはという想いで臨みました。優勝できてうれしいですが、まだ1回勝っただけなので、これからも勝利を重ねていけるよう努力します。

●2位 大倉由揮(#36

大城選手が好調で、予選で負けてしまったので、決勝では絶対に勝とうと心に誓っていました。しかしスタートが決まらず、追い上げのレースになってしまいました。最終的には2位まで上がれましたが、この位置はもう3度目だし、これまで1位は一度もないので悔しいです。

●3位 道脇右京(#43

開幕から2戦は不甲斐ないレースばかりでしたが、得意の広島で表彰台に立つと誓っていました。予選をトップ通過したことで、目標を表彰台圏内ではなく優勝に切り替えたのですが、大城選手と大倉選手に抜かれてしまい悔しいです。でも、チームとスポンサー、そして両親に感謝しています。

IA-2ヒート2

大城魁之輔(#40)がホールショット。これに大倉由揮(#36)が続きました。レースが中盤を迎えるころ、大倉が大城を抜いてトップに浮上。両者の背後には横山遥希(#386)が近づき、レース後半に横山が大城を抜きました。大倉はこの間にもリードを広げて、全日本IAクラス初優勝!

優勝 大倉由揮(#36

IAに上がって、やっと勝つことができました。昨シーズンと今季第2戦まで、悔しい思いばかりしてきたので、この大会で絶対に勝つと誓って、必死に練習してきました。いまはとてもうれしいですが、気を引き締め直して、今度はピンピン(両ヒート制覇)を狙います!

●2位 横山遥希(#386

じつは昨日の夜に発熱して、体調不良での決勝レースとなってしまいました。そういう状況の中で、両ヒートをまとめられたので(ヒート14位)、その点は良かったと思っています。次戦から、またベストなコンディションで優勝できるよう頑張ります。

●3位 大城魁之輔(#40

ホールショットからレースに臨ましたが、大倉選手と横山選手が速く、普通に抜かれました。完敗という感じだったので、スポーツランドSUGOで開催される次戦まで約1ヵ月の間でまたハードに練習して、次こそピンピン(両ヒート優勝)を持ち帰りたいと思います。

【レディス】

好スタートを決めた川井麻央(#2)を、本田七海(#6)とのバトルに競り勝った竹内優菜(#4)が2周目にパス。本田は転倒して後退し、川井の背後には久保まな(#5)が肉迫しました。レースは、リードを拡大した竹内が今季初優勝。久保の猛追に耐えた川井が2位でした。

優勝・竹内優菜(#4

開幕戦と第2戦は情けないレースを演じてしまい、レースを引退したくなるくらいバイクが嫌いになったんですけど、私はチャンピオンが獲りたくてレースに参加しているので、落ち込んでいる場合ではないと思い直しました。10月の最終戦までに、勝利を重ねていきます!

詳しいレポートは、レース開催翌日午前中にアップされるMFJオフィシャルサイトをご覧ください。