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2025AMAスーパークロス第3戦

年明けに開幕したAMAスーパークロスは早くも第3戦!会場は開幕戦と同じアナハイムとなります!
開幕戦に続き、2レーン方式のスタートが明暗を分けそうです。
そして、早くも怪我人が続出。1回目のタイムドプラクティスで世界チャンピオンのプラドがオーバージャンプで転倒し、肩を負傷。ナイトレースの出走を取り止め。
名門プロサーキットに所属し、前戦サンディエゴから代役参戦を開始したマスタープールは、その夜のメインレースで転倒し負傷。
チームメイトのマーチバンクスも今週に入ってすぐの練習中に転倒し負傷。二人とも今回のレースを欠場することに。代役が負傷したということで、代役の代役として、今季はアマチュアスーパークロスに参戦予定だった16歳のルーキー、ドリュー・アダムスを参戦させることに。
上背があり、スムーズなライディングはアマチュア時代から注目されていたスーパールーキーですが、急遽参戦ということで、果たして。
そして、開幕戦から連続トップ5と好調だった2年目のディフランシスコもまさかの負傷欠場。復帰は未定。
日本期待の下田は前戦サンディエゴのタイムドプラクティス中に、ピットボードにヒットし指の骨を2本骨折するというとても残念なアクシデントに見舞われましたが、大和魂でメインを走り切り7位でチェッカーを受け、チャンピオン争いに留まりました。今回も強行出場しますが、しかし、骨折した場所が場所なだけに苦戦が予想されます。

450 CLASS

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2戦連続トップタイムのセクストンに変わり、ジェットローレンスが今季初のトップタイム!前戦からスピードを取り戻してきたようで、自信ありのコメントが聞かれました。
2番手は相変わらず好調トマック。ラストシーズンということで気合が違います。昨年はタイムドプラクティスでも下位に沈んでいたマルコムが、今季は好調で4番手の好タイム。スピードが戻ってきました。
前戦表彰台に上がったウェブが今回は12番手と下位に沈んでいるのが気になるところ。負傷明けのプレシンジャーの状態も気になります。
今回はトップテン全員をファクトリライダーが締める結果に。

250 CLASS

画像絶好調のビューマーが開幕戦に続きトップタイム!3戦中2回の最多トップタイムはお見事!2番手にはこちらも開幕戦から表彰台をキープしている好調スミス。腕上がりに悩まされているという情報のディーガンは3番手。そして前回早くもキャリア初のヒートウィンを達成した大物ルーキーのデービスが4番手!もう完全にトップライダーの仲間入りを果たしました。
デビュー戦のアダムスは8番手。続く9番手には久しぶりの参戦となるブラジリアンのロペス。元JGRスズキ、そしてCLUBヤマハ、スターレーシングを経て今回はヤマハに変わったBarXヤマハより参戦。
日本の下田は怪我の状態が思わしくなく(骨折しているのだから当たり前ですが・・・)、1回目のタイムドプラクティスはほとんど走らずに待機し、2回目のタイムドプラクティスで10番手。

250 HEAT RACE

HEAT 1

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ホールショットのコーディショックが逃げる展開!下田も2番手の好位置からショックに詰め寄りますが、負傷の影響で徐々に後退。トップ快走するショックに、下田を交わしたスーパールーキーのデービスが追いつき、接近戦に。辛くもショックが逃げ切りますが、デービスの存在感を見せつけたレースとなりました。
3位にはめずらしくスタートで出遅れたスミスがキレのある追い上げ。下田は4位。デビューレースのアダムスは下田の背後まで追い上げての5位。前戦に続いて好調のAEOターナーが6番手と続きました。
みんな大好き大ベテランのラニノビッチは序盤9番手を走り期待されましたが、惜しくも13番手でラストチャンスいき。

HEAT 2

ホールショットのビューマーが一気に逃げる展開。2番手のモジマンを3周目にかわしたディーガンが猛烈に追い上げ、ビューマーの背後に。勢いに勝るディーガンがビューマーをかわす際に接触し、ビューマーが転倒。
その直後、ディーガンもクラッシュ寸前のミスを犯しますが、なんとか立て直して逃げ切り、トップでメインへ。
前回もヒートレースは調子の良かったモジマンが2番手。2年ぶりの参戦となるブラジル人のロペスがヨーダをかわして3番手。スーパークロスへの参戦はなかったとはいえ、ワールドスーパークロスに参戦するなど活動を続けていたので、腕は衰えていませんでした。

450 HEAT RACE

HEAT 1

画像

ホールショットはBETAファクトリーのオルデンバーグ!そしてラスちゃんの帝王ノレンが5位の好スタート!
オルデンバーグをすぐに交わしたトマックとウェブのスターレーシングコンビがトップ争いを繰り広げますが、好調トマックが手のつけられない速さを見せ、なんとヒートレースでウェブに10秒以上の大差をつけてトップチェッカー。
前戦メインレース中にクラッシュし、DNFに終わったプレシンジャーは4位。スタートで15番手と大きく出遅れたマルコムは鋭い追い上げを見せ5番手。
最後かなり危なかったものの、なんとか逃げ切ったノレンはギリギリ9位でメインへ。
スターレーシングのジャスティンクーパーは、負傷しているのか?スタートから精彩を欠き、順位を落とし続けてまさかのラストチャンス行き。

HEAT 2

画像

ホールショットのアンダーソンにジェットが追いつき、最後の最後までバトルを続けますが、アンダーソンが逃げ切り!
スピードはジェットでしたが、少しのミスでジャンプが飛べなくなる今回の難しいコースに少しだけ苦戦した印象。3番手には中盤ロクスンをかわし、ジェットの背後にまで迫ったセクストン。そして序盤好調だったロクスンは少し離されての4番手。
開幕戦で悪夢の予選落ちを経験したフェランディスは調子を上げて5番手。今回も盛大に出遅れたバーシアが続きました。引き続き好調なヒル、そしてワールドスーパークロスで暖気十分なサバッジーと続きました。
追い上げに苦戦したニコルスはまたもやラストチャンス行き。

LCQ

250 CLASS

スタート直後に大量クラッシュが発生し、実力者のケリーやトンプソンなどが巻き込まれる波乱の展開。
チャンスを掴んだラニノビッチでしたが、1周目に転倒し、メインへ進むことは出来ず。うなだれるシーンが印象的でした。
レースは追い上げたルーキーのタワーズが開幕戦に続きラストチャンス2勝目。タイムドプラクティスでも上位に顔を出してくるようになったので、そろそろ活躍を期待したいところ。
2番手にはサンディエゴのラストチャンス勝者ヴァリーズ。

450 CLASS

ホールショットを決めたクーパーにニコルスが続く展開。2021年の250イーストチャンピオンのクーパー、ウエストチャンピオンのニコルスが揃ってラストチャンスというのが、今年の450クラスの層の厚さを物語っています。
クーパーは大差をつけて逃げ切りますが、2番手のニコルスはフープスをジャンピングでこなす間にBETAファクトリーのブロスに追いつかれ、3番手に後退。この二人も昨年のチームメイト同士。
1-2-3が元チャンピオン経験者とファクトリーライダー。プライベーターがメインに進むのはますます難しくなってきた感があります。

MAIN RACE

【250 CLASS】

画像小雨が降る中始まったメインレースはついにディーガンがホールショットを!直後につけたビューマーが激しいアタックを見せ、一発触発な展開に!しかし、そこをかわしてからは独走状態に持ち込み、待望の今季初優勝!3戦連続表彰台のビューマーが2番手。ラストラップで転倒したスミスに変わって、スーパールーキーのデービスが3位で早くもキャリア初表彰台を達成!

1.HAIDEN DEEGAN
強さ復活!ビューマーも速いが、スタートが決まればやはりこの人が一枚上手!ホールショットを決めた直後に、2番手につけたビューマーにヒートレースの仕返しとも捉えられるアタックを仕掛けられたものの、ギリギリでかわし、そこからは見事なレース展開でした。こうなると強い。でも荒れることもあるのがディーガン。だから面白い。

2.JULIEN BEAUMER
今回は少しだけフープスに苦戦した印象。雨の影響でラップタイムにバラつきもありましたが、なんといっても唯一開幕戦から連続表彰台登壇のライダー。ランキングもトップを維持。ディーガンが完全復活を遂げたので、これからはビューマー、ディーガンの二人がチャンピオン争いの主役となる予感。

3.COLE DAVIES
ついに!いや、早すぎるキャリア初表彰台は3戦目にして達成!ラストラップのスミスの転倒に助けられた感はありますが、それもこの位置にいたからこそ掴んだもの。17歳の活躍に会場が湧きました。スターレーシング強し。

4.JORDON SMITH
ついに・・・ついに出てしまったメイン中の転倒・・・。これが一度始まると続いてしまうのが例年のスミス・・・。4位で留まったのは救いですが、今年のスミスは今までとは違うと願いたいので、悪い流れにならないことを祈るばかり。鋭いキレのあるライディングは継続中。

5.COTY SCHOCK
ヒートレースから好調!開幕戦から連続トップ6入りし、今回はひとつジャンプアップしての5位!漢を見せ続けるショックに今後も期待です!顔も渋い。

6.JO SHIMODA
2本も骨折しながらよく走れるな・・・というのが正直な印象ですが、さらにはトップ6入り・・。凄いとしか言いようのない侍魂。それだけに負傷が悔やまれます。早くイーストラウンドが始まってくれ・・・。

7.MICHAEL MOSIMAN
サンディエゴの9位からさらに調子を上げての7位。ヒートレースはスタートが決まるようになってきたので、メインも期待したところ。スピードは一級品。優勝経験もある実力者なので、はやく上位をかき回して欲しいところ。スーパークロスでは全く見かけることのなくなったネックブレイスを装着しているのも注目点。

8.DREW ADAMS
見事なデビュー戦!急遽参戦ながらも自分の立ち位置をしっかりと把握し、乱れることなくデビュー戦を走り切ったのは立派!はやくもトップテン入り!この調子ならすぐにトップ6、そして表彰台まで駆け上がってくるのではという印象を受けました。またもやスーパールーキー出現。

9.ANTHONY BOURDON
もう一つ抜け出したいところですが、ここからがなかなか難しいフランスチャンピオンの現状。

10.HUNTER YODER
2戦連続のトップテン!ヒートレースも上位を走ることが多くなり、負傷の多いプロサーキットの代役もありえるのでは?

 

【450 CLASS】

画像ホールショットはラストチャンスからメインへ進んだクーパー!ハンター、ジェット、アンダーソン、プレシンジャーと続く中、トマックは大きく出遅れ最下位付近。
2周目のフープスでアンダーソンがジェットとハンターを一気にかわし2番手に!その後は逃げるクーパーを追い詰めトップに浮上しますが、2番手に浮上したジェットを引き離すことができず、ヒートレースと同じような展開で接近戦に!
終盤までもつれたトップ争いですが、残り6分を経過したときにジェットがフープスのラインを変更し、一気にトップに浮上!すぐに引き離したジェットが今季初優勝!
2番手にはジェットと同じように追い上げたロクスン!ラストラップまで続いた3位争いは、セクストンを抑えたアンダーソンが逃げ切りました。

1.JETT LAWRENCE
ついに今季初優勝を果たしたチャンピオン!強いライディングが復活!まだまだマシン作りは続いているようで、試行錯誤中とのことですが、今回の勝利で自信を深めたことでしょう!

2.KEN ROCZEN
開幕戦に続いての表彰台!しかも今回は、出遅れながらもしぶとく追い上げ、苦手とするアンダーソンをかわし、再度抜かれたにも関わらずすぐに抜き返しての2位!熱い!追い上げてきた好調セクストンも舌を巻く速さとしぶとさでした!これでランキングもトップに浮上!次戦は久しぶりのレッドプレートを装着しての登場となります!

3.JASON ANDERSON
サンディエゴはトップテンにも入れず散々な結果とだったアンダーソンが奮起!チームメイトのプラドが欠場し、一人でカワサキファクトリーを担うことも奮起の要因になったのか、久しぶりにしぶといアンダーソンを見ることができました。しかし、それでもギリギリの3番手。早めの勝利が待たれます。

4.CHASE SEXTON
前回の6位に続き、今回も表彰台に届かなかったセクストン。開幕戦優勝の印象が薄れつつありますが、今回はスリッピーになったコースコンディションに翻弄されました。ロクスンに迫りながらも置いていかれたのは驚き。

5.HUNTER LAWRENCE
2戦連続のトップ5ですが、引き続き印象薄いハンター。今回は好スタートを切りながら抜かれまくる展開にびっくり。昨年の終盤に見せたようなスピードと強さが早く戻ってきて欲しい。ジェットと同じくマシンセッティングに試行錯誤中との情報。

6.JUSTIN COOPER
どうしたんだ一体(笑)。ヒートレースから全く波に乗れずラストチャンス行き。しかしメインはまさかの大外からのホールショットを決め、一時はリードを広げて、これはもしかしたらと思わせる展開でした。ラストチャンスを走って体がほぐれたのか?今季最上位。でも、フープスは頑なに最後までジャンピング(笑)。遅かった(笑)。そのおかげで、中盤一気にアンダーソン、ロクスン、セクストンにかわされますが、最後まで粘りました。

7.ELI TOMAC
まさかのスタート最下位・・・。今回はこれに尽きました。ウェブの後ろにつくまではビーストモードでしたが、なかなか抜かせてくれないウェブに苦戦。久しぶりに好調だったアンダーソンが上位にいたので、もっと上の位置で争って欲しかった。

8.COOPER WEBB
悪くはないのかもしれないが、開幕戦とサンディエゴに比べると、印象薄かったウェブ。今季はスロースターターの汚名を返上中だったのに・・。

9.MALCOLM STEWART
中盤までトップ6が見える位置を走っていましたが、トマックとウェブの勢いに屈したマルコム。今年はもうワンランク上で争って欲しい。

10.JUSTIN BARCIA
うまくいかない・・・。まだ一回もスタート出ていないバーシア。

 

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