AMAスーパークロス第11戦
2023AMAスーパークロス第11戦シアトルのリザルトをアップ!2017年の全日本モトクロス最終戦で優勝したコールシーリーが今回4年ぶりに参戦。33歳となった今でもキレのあるライディングを見せてくれました。
今季初のランキングトップで迎えるウェブ、追いかけるトマック、後が無いセクストン。果たしてメインはいかに。
【450クラス】
1 Eli Tomac
これは大きな勝利!!!!2戦連続の不調でランキングも2位に後退してしまったトマックが会心の一撃!スタート直後は立て続けにランキング上位陣にかわされ、これはいよいよ・・・と思われた場面でいきなりアグレッシブなライディングが復活!ロクスンとのバトルを制し、トップを追いかける体制が整ったところでセクストンの転倒。しかし、トップに立った後もすぐ後方にウェブが控えるという苦しい展開でしたが、これを振り切ってデイトナ以来の優勝!ランキングもウェブと同点のトップに返り咲き、次戦は二人がレッドプレートで走るというシビレる展開!
2 Cooper Webb
序盤は6位と苦しい展開でしたが、粘りの走りで中盤には2位浮上!トマックに引き離されることなくくらいつき、隙を伺いましたが今回は逆転ならず。しかし、このまま僅差のチャンピオン争いが続けば、間違いなく最後まで絶対に諦めないウェブに有利な展開。最終戦まで続きそうな気配・・。今回でキャリア54回目の表彰台登壇。
3 Justin Barcia
第9戦インディアナポリスに続いて今季2回目の表彰台!しかも追い上げ!スタートがなかなか決まらず苦しい展開が続きますが、今季のバーシアは出遅れても追い上げる力あり。31歳というベテランと呼ばれる年齢になりましたが、まだまだ衰え知らず。生まれたばかりの子どもが大きな力になっているというコメントもあり、引き続き掻き回してくれることを期待!
4 Jason Anderson
追い上げに追い上げの苦しい展開。スタートが決まれば優勝する力のあるアンダーソンですが、ここ数戦は不運もあって苦しいレースが続きます。チャンピオン争いはもう完全に脱落。僚友シアンサルーロが徐々に存在感を表してきているだけに、アンダーソンの一発にも期待がかかります。ヒートレースではセクストンと接触し、珍しく当たり負け。
5 Chase Sexton
これは痛い・・・。前戦でキャリア3勝目を挙げ、その後フラッグ無視で7ポイント減算されたものの、チャンピオン争いの覇権争いでは大きな一勝を挙げたセクストンですが、今回はトップ独走中に、なぜそこで?と思わせるようなフィニッシュ後のコーナー手前で前転。またもやセクストン独特の転倒で脱落。コースを信頼しすぎてプラクティスのコンディションと同じ感覚で攻めるから転倒につながるという説もあり。
6 Ken Roczen
んーーーー残念。しかし、フィニッシュジャンプ後の立ち上がりが鋭く、トマックを二度同じ場所でかわす見せ場もあり。優勝後の存在感は激増。あとは中盤の粘り。。。
7 Aaron Plessinger
前回悲劇のクライマックスを迎えたプレシンジャーですが、今回は無事にいつもの位置でフィニッシュ。
8 Adam Cianciarulo
怪我で欠場後、何故か好調のシアンサルーロですが、今回も序盤は絶好調。最終的にはこの順位まで落ちますが、それでもシリーズ序盤戦に比べたら健闘しているといえます。
9 Christian Craig
キャリア初のヒートレーストップフィニッシュ!前戦キャリア最上位を獲得し、今回も期待されましたが、スタート直後のミスにより最下位スタート。。。それでもヒトケタフィニッシュは好調の証ですが、そろそろトップ5、そして表彰台争いがみたいところ。
10Justin Hill
前戦、兄弟でトップテン入りという快挙を果たしたジャスティン!50年ぶりの出来事ということで注目を集めました。そんなジャスティンが今回もトップテン入り!ウィルソンのポジションだった10位はすっかりヒルのものに。
11 Dean Wilson
いつも通りの順位と展開。
【250クラス】
久しぶりの再開となったウエストシリーズ。タイムドプラクティストップはランキングトップのジェットローレンス。フォークナーに代わってプロサーキットに抜擢されたマムフォードがようやくデビュー。抜擢された直後に負傷し、出場が危ぶまれましたがなんとか調整してきました。果たして決勝はいかに。
1 Jett Lawrence
ヒートレースではマカドゥと接触転倒。その影響もあったのか?メインはいつになく慎重に格下ロバートソンを追いかける展開。中盤を前にようやくトップに立ちますが、荒れに荒れたコースコンディションを見ながらの走行で、いつものように2位以下を大きく引き離す展開には持ち込めず、接近戦のまま優勝のチェッカー。しかし、安定感とスピードはやはり別格。ランキングも23ポイント差をつけ、チャンピオン獲得は時間の問題。来年のステップアップを見越して450のテストを行っているジェットですが、すでに物凄いタイムを叩き出しているという噂。
2 R.J. Hampshire
ヒートでは大きく出遅れる、これぞハンプシャーな展開でしたが、一転、メインは一周目にジェットを抜き、これは面白い展開になるかと思いましたが、すぐにジェット、マカドゥにかわされ、ミスもあって終盤まで3位。しかし、しぶとい追い上げを見せ、ラスト2周でマカドゥをかわし2位表彰台。最後まで諦めない走りが光りました。デイトナで450クラスデビューを果たし、気持ち的にもノレていたとコメント。
3 Cameron Mcadoo
上位二人のスピードにあと一歩届かない展開が続くマカドゥ。相変わらず熱い攻めのライディングで、ヒート、メイン共に沸かせますが、どうしても3位が定位置。
4 Enzo Lopes
今年開幕から好調のロペスが今回も鋭い追い上げ!ヒートレースではもらい転けし、苦しい展開でしたがメインは今季の好調さを象徴するようなレース展開。プライベーターの健闘が続きます。
5 Maximus Vohland
ファクトリーライダーがロペスに負けちゃいかん。今シーズン随所でキレのある走りを披露するものの、今回もトップ争いに加わることはできず。。ファクトリー3年目のボーランド、ほとんどのシーズンを怪我で走っていないので、実質ルーキーシーズンという見方もできますが、それでもあと一発が欲しいところ。
6 Levi Kitchen
今シーズン、ジェットローレンス以外で唯一優勝しているのはキッチン。ヒートレースでは快走を見せ、メインも期待されましたが4番手まで浮上したところで痛恨の転倒。もったいない展開でした。チャンピオン争いに加わるには上位での安定感が必須。
7 Pierce Brown
スタート直後マカドゥの後輪に接触し転倒。激しく追い上げますが、GASGASファクトリーライダーとしては物足りない結果に。今季、チームメイトのモジマンと共に不振が続くブラウン。スピードはトップ3と同等なので、ミスがなければ上位に顔を出すのですが、ワンミスで乱れてしまうのもブラウンらしさ・・。
8 Carson Mumford
苦労人がついにキャリア最高位獲得!ガイコホンダでデビューを控えた直前にチームが解散し、そこからはチームに恵まれず苦労が絶えなかったマムフォードですが、ようやくプロサーキットという名門チームとの代役契約にこぎつけ、シーズン途中ながらチームを移籍。その分結果が問われるところでしたが、ヒートレースは中盤までトップを走る快走を見せ、メインもキャリア最高位。ようやくといったところ。これぞプロサーキットマジック。元々は監督のミッチペイントンの家に泊まりに行くほどの関係で、そのコネクションを生かしてチーム入りを直訴。このまま好成績を続けて、来年は正式なプロサ加入のニュースを期待したいところ。
9 Mitchell Oldenburg
ベテランが苦戦。
10 Cole Tompson
22 Stilez Robertson
中盤までトップを走りますが、フープスでクラッシュし、肩を負傷。再び欠場となるのか。。。残念。