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2019全日本モトクロス第2戦予選速報

全日本モトクロス選手権シリーズ第2戦は、今季唯一の首都圏開催となる関東大会。埼玉県のウエストポイント オフロードヴィレッジで、各クラスの予選およびIBオープンクラスの決勝ヒート1などが511日(土)に実施されました。天候は晴れで、最高気温は28度と、初夏を思わせる汗ばむ陽気。コースは、タイトターンやジャンプが多く配されたスーパークロス風で、細部のセッティングは昨年と比べてリニューアルが施されています。

IA-1クラス

全日本最高峰クラスとなるIA1は、21台の予選出走台数。スズキに乗る深谷広一(#51)がホールショットを奪い、これにホンダを駆る小島庸平(#44)と大塚豪太(#155)、KTMに乗る池谷優太(#793)らが続きました。地元大会で期待を集めた星野優位(#166)は、スタート直後に転倒して最後尾。ホンダファクトリーチームの山本鯨(#400)と成田亮(#114)、カワサキトップチームでファクトリーマシンを駆る小方誠(#4)、ヤマハトップチームの岡野聖(#8)は、いずれもスタートで出遅れる苦しい展開となりました。

1周目を9番手でクリアした山本は、2周目に転倒して15番手。1周目に5番手まで順位を上げた小方は、翌周に長門健一(#23)をパスするも、3番手の池谷とは約6秒差がついていました。成田は1周目8番手から追い上げを試みるも、なかなかペースが上がらず。一方で上位3台は快調なペースで周回を重ねました。その中で、3周目から小島と池谷が接近戦を展開し、翌周に池谷が先行。この間にも深谷はわずかにアドバンテージを拡大し、深谷、池谷、小島がトップ3でフィニッシュしました。4位以下は小方、成田、長門、岡野、北原岳哲(#41)、安原志(#45)、星野裕(##6)のトップ10となっています。

IA-2クラス

37台が2組にわかれて10分+1周の予選レースを走り、30名の決勝進出者を決めました。A組は、開幕戦両ヒート優勝の横山遥希(#386)が好スタート。大倉由揮(#36)が2番手で続きました。浅井亮太(#42)、鈴村英喜(#58)、大城魁之輔(#40)までがトップ5となり、レース中盤には横山と大倉と浅井のトップ3に発展。終盤、横山はわずかにリードを広げて、大倉と浅井が接近戦を繰り広げました。ラスト2ラップの7周目、浅井が一度は先行するも、これを大倉が抜き返し、浅井はラストラップに転倒。これにより横山、大倉、鈴村、大城、浅井の順でチェッカーを受けています。

B組は、好スタートの平山力(#47)を渡辺陵(#52)が抜き、1周目は渡辺、道脇右京(#43)、平山、森優介(#54)、平田優(#81)のオーダー。2周目、平田が一気に3番手まで順位を上げました。翌周、渡辺と道脇がトップ争いを繰り広げる間に平田が距離を詰め、4周目には再び1周で2台を抜いて平田がトップに浮上。そのまま逃げ切った平田がトップ、4周目に渡辺を抜いた道脇が2位、渡辺が3位でした。1周目7番手から追い上げたIAルーキーの川上龍司(#02)が4位。平山が5位となっています。決勝進出トップ10は平田、横山、道脇、大倉、渡辺、鈴村、川上、大城、平山、浅井です。

【レディスクラス

28名のライダーがわずか3周の短い予選レースに臨み、決勝スターティングゲートの選択順位を競いました。好スタートを決めたのは、今季からハスクバーナにマシンをスイッチした久保まな(#5)。エンデューロレースにも参戦する久保は、大量の散水直後でかなりスリッピーな路面を巧みに攻略して、まずはオープニングラップをトップでクリアしました。

これに続いたのは、竹内優菜(#4)と本田七海(#6)。さらに埼玉が地元となる昨年度ランキング2位の川井麻央(#2)が、前の3台を僅差でマークしました。2周目、久保はミスを喫するもトップを守り、本田は竹内をパス。川井は竹内からわずかに遅れました。そして久保がトップ、僅差で順位を守った本田が2位、竹内が3位でゴール。川井が4位、神田橋芽(#14)が5位、小野彩葉(#10)が6位でした。