モトクロ男子
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2011MFJ全日本モトクロス選手権

第6戦 近畿大会 /
奈良県/名阪スポーツランド

2011年9月10・11日開催
天候:晴れ 気温:32度 コースコンディション:ドライ

観客:8,092人

IA1では小島庸平が地元大会で今季初優勝!
IA2は三原拓也がシーズン3度目のピンピン!

 約1ヵ月の夏休みも終わり、今季の全日本モトクロス選手権はいよいよ後半戦。第6戦近畿大会が、奈良県の名阪スポーツランドで開催された。
 今季第2戦でも使われたこの会場は、名古屋エリアと大阪エリアをつなぐ名阪国道の小倉インターチェンジからクルマで約5分という、最高の立地を誇る。大都市圏から近いため、決勝だけを自宅から日帰りで楽しむという観客も多く、今回も土曜日のコースサイドはちょっとさびしい状態だったが、日曜日には大勢のファンが詰めかけた。
 小高い山の低い部分を巧みに使ってレイアウトされたコースは、サンドに近い土質で、ハイスピードかつテクニカルなレイアウト。決勝日の天候は晴れベースで、最高気温も30度を超えた。

IA1ヒート1

 一昨年まで3年連続でシリーズタイトルを獲得している成田亮(#982)が、昨年度チャンピオンの熱田孝高(#1)を18ポイント差でリードして、シーズン後半へと臨むこのクラス。決勝ヒート1は、両雄の好スタートで幕を開けた。ホールショットを奪ってトップに立った成田を、スタートでやや出遅れることが多い熱田が追い、序盤からの白熱した展開が期待された。ところが、熱田は序盤のペースが悪く、ずるずると後退してしまった。
 4周目、田中教世(#2)が成田を抜き、トップ集団は田中、成田、小島庸平(#44)、新井宏彰(#331)、熱田の順に。しかし翌周、成田がすぐに首位の座を取り戻した。するとここで、熱田がようやく本調子に。6周目にはこのヒートの最速ラップを刻みながら順位アップ。レースが後半に入った10周目に、2番手へと再浮上した。この段階で、成田と熱田の差は約4秒。しかし、その後は成田がじわじわとリードを拡大し、直接対決は成田に軍配!


IA1ヒート2

 今季後半戦も、成田と熱田の2強を中心にレースが進みそうなIA1クラス。しかしヒート2では、これを阻止したいライバルたちの意地がさく裂。ヒート1で3位表彰台に登壇した、地元大会で燃える小島(庸)が、絶妙なスタートで1周目からトップに立つと、成田を挟んで平田優(#7)と田中がこれに続いた。熱田は1周目を5番手でクリア。レース後半まで、熱田までの5台が僅差で走りながらトップグループを形成した。
 トップ争いに動きがでたのは、スタートから20分が経過したころから。12周目、田中が平田を抜いて3番手に浮上すると、翌周には成田もパスして2番手に。さらにその翌周、平田は熱田の逆転を許し、トップ集団は小島(庸)、田中、熱田、成田、平田の順となった。レース終盤、成田と平田のペースが落ち、トップ争いが3台に絞られると、最後は小島(庸)が気力で逃げ切って今季初優勝。2位に田中、3位に熱田が入賞した。


IA2ヒート1

 スタート直後、1コーナーの前後でふたつの多重クラッシュが発生。上位候補の中では、中村友則(#411)や星野優位(#166)が転倒者に含まれていた。しかも中村は、マシンが破損しそのままリタイアとなった。一方で好スタートを決めたのは、地元大会に気合い十分で臨んだ田中雅己(#113)と、翌周に行われるモトクロス・オブ・ネイションズ(国別対抗戦)の代表選手として渡仏する前に勝利で弾みをつけたい三原拓也(#37)だった。
 トップを走る田中を三原が追う展開は、スタート直後からレース後半まで続き、一時は田中が三原との差を4秒ほどまで拡大。しかしレースが残り10分を切ったころから、三原が田中へと接近。プライベーターの田中と、ファクトリーマシンに乗る三原。マシンアドバンテージがあり、しかも田中のラインを見続けて周回を重ねた三原は、残り5周となった15周目に田中をパス。追いすがる田中を抑え、トップチェッカーを受けた。


IA2ヒート2

 同じコースで行われた今季第2戦でも、両ヒートを優勝で飾る“ピンピン”を達成している三原が、このヒート2ではスタート直後からトップに立った。ヒート1で2位に入った田中は、4番手走行中の3周目に転倒を喫し、15番手付近からの追い上げを強いられた。田中の転倒により、2番手以降は小方誠(#86)、中村、星野裕(#123)、星野(優)のオーダー。レース中盤までこの順位のまま、トップから5台が後続を引き離していった。
 レースが後半に入ると、それまで粘りを見せていた小方が、三原にじわじわと引き離され、同時にややペースダウン。12周目には4番手に後退すると、その後はトップグループから遅れていった。さらに中村もダブル星野に抜かれ、終盤は、逃げる三原をダブル星野が追う展開に。しかし、ふたりの追撃はわずかに届かず。三原が再び勝利を挙げた。2位に星野裕、3位に星野優位。田中は6位まで追い上げてゴールした。






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