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AMAスーパークロス第9戦インディアナポリス

2025AMAスーパークロスは早くも中盤戦!会場は1992年から開催され、あのデーモンブラッドショー、スタントン、バイルの三つ巴のチャンピオン争いが繰り広げられた歴史あるインディアナポリス!さらには250クラスは今季初のイースト/ウエストショーダウンいうことで、日本の下田選手が再び登場します!
今季は450、250クラス共に負傷者が大量に発生する異例のシーズン。毎年といってしまえばそうですが、名門プロサーキットはマカドゥ、マスタープール、キッチンそしてルーキーのアダムスなど主力選手が軒並み負傷欠場で、ハマカーとマーチバンクスのみ。マーチバンクスも負傷の影響あり。
昨年より本格参戦を開始したトライアンフに至っては、チャンピオン争いを繰り広げていたスミス、ロバートソン、スゥオルの三人が負傷し、フォークナーただ一人という状況。そのフォークナーも全盛期のスピードに衰えが見え、トップテン入りすら厳しい状況が続いています。
スターレーシングも、開幕戦で快走を見せたブラウンが悪夢の転倒により全戦欠場を発表済み。スラッシャーも指の骨折で今季はまだ表彰台すらなしという状況。2年目のベニックも今季は負傷の影響で陰が薄い。

画像450クラスは、グレンデールで負傷したチャンピオンのジェットをはじめ、最後のシーズンとなるトマック、ハンターなど主力選手が欠場。
チャンピオン争いはウェブ、セクストン、そしてデイトナで勝利したロクスンの三人い絞られた印象。そんな中、レッドプレートのウェブがプラクティスで激しく転倒。ダメージはなさそうでしたが、ナイトレースに影響が出ないか気がかりなところ。
高さもない、斜度もキツくなく簡単そうに見えるフープスですが、轍がひどく、トップライダーたちも早々とジャンピングに切り替えるなど、勝負所になりそうな予感。
サンドセクションのイン側も同じく勝敗を分ける大きなポイントになそうです。

450 CLASS QUALIFY

画像

前戦デイトナでキャリア24勝目を果たし、勢いに乗る好調ロクスンが今季初のトップタイム!今季は粘り強さも発揮し、今までにはなかった、中盤でトップ争いに加わるレースも見せるようになり、ベテランの意地が発揮されつつあります。なんとか最後までチャンピオン争いを繰り広げてほしいライダー。
2番手にはこちらも好調みんな大好きマルコム!キャリア初優勝を達成した第5戦のタンパ以降、しぶとく上位に食い込み、ランキングも4位のアンダーソンに1ポイント差の5番手。
レッドプレートのウェブは4位で、転倒の影響は見られず一安心。
ここ最近、好走を見せるようになったジャスティンクーパーが6番手。ミスタージャンピングマン。

250 CLASS QUALIFY

画像さすがのショーダウン。層が厚い。しかし、トップは予想通りディーガン。
序盤戦は勝てずに苦戦しましたが、シーズン途中ながら、クレイグと一緒に取り組んでいたトレーニングプログラムを変更し、新たな取り組みを開始。前戦トリプルクラウンの勝利で完全に勢いを取り戻しました。こうなると強い。
2番手にはイーストのハマカー。負傷明けのシーズンながら、デイトナではキャリア8回目の表彰台にも登壇し、好調を維持。プロデビュー以降、いまだにシーズンを全したことがないライダー。
3番手には才能の塊、デービス17歳。5番手にはデイトナでようやく今季初表彰台を獲得し、ランキングも2番手に浮上したチャンピオンのビアル。今季全く覇気がないフォークナーが6番手なのはとても嬉しいニュース。
日本の下田は8番手から。いつもタイムドプラクティスでは控えめな順位なので、心配なし。
デイトナで今季初優勝を達成したチャンピオンのハンプシャーが12番手と沈んでいるのが気がかりなところ。同じくスピードのモジマンも14番手。ベニックに至ってはまさかの16番手。

250 HEAT RACE

HEAT 1

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ホールショットのディーガンに続き、モジマン、レイノルズ、デービスと続く展開。下田は6番手から一気に4番手まで順位を上げるものの、まさかの急に速くなるマーチバンクスにかわされ5番手でメインへ。
トップのディーガンはスタートトゥフィニッシュ。中盤追い上げたデービスがモジマンをかわし、ディーガン、デービス、モジマンのスターレンシングが1-2-3。強い。
前戦デイトナで、450クラスに250のマシンで出場し、初の450クラスメイン進出を果たした根性の男ショックは6番手。

HEAT 2

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ランキングトップのアンスティがホールショット。ハンプシャー、ビアル、ハマカー、スラッシャー、ベニックと続きます。
レースは終始アンスティとハンプシャーの接近戦!フープ手前のジャンプを一気跳びするハンプシャーがアンスティに並びますが、アンスティも負けすに対応。最後まで続いたバトルはラストラップに少しだけミスしたハンプシャーを振り切ってアンスティがトップ。見応えあるバトルでした。
3位には好調ハマカー。序盤にチャンピオンのビアルを攻略するシーンはお見事でした。
ボーランドはギリギリの9位。タイムドプラクティスで復調を見せたフォークナーはフープスで単独クラッシュしDNF。ラストチャンスへ。。

450 HEAT RACE

HEAT 1

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ホールショットは好調のヒル。すぐにウェブがトップに立ちますが、2周目のサンドセクションでまさかの転倒。
再びトップに立ったヒルが逃げますが、マルコムがスパートし、サンドセクションでトップに立ちます。その後は危なげないライディンで、2位のバーシアに6秒の差をつけてトップフィニッシュ。
最後まで力強いライディングを見せたサバッジーが、追い上げてきたウェブを抑えて3番手。転倒から追い上げたウェブが4番手。ホールショットのヒルは5番手まで後退。
ラストラップのサンドセクションで転倒したクーパーは7番手。

HEAT 2

デイトナでついに今季初表彰台登壇を果たしたプレシンジャーがホールショット!セクストン、フェランディス、ロクスン、アンダーソンと続きます。
プレシンジャーを1周目にかわしたセクストンがそのまま独走状態へ。
ロクスンもプレシンジャーをかわし、さらには久しぶりに好走を見せたフェランディスも3番へ。
最終的にはロクスンに8秒の大差をつけたセクストンがトップ。ロクスン、フェランディス、プレシンジャー、アンダーソンと続きました。
健闘を続けるBETA勢も、オルデンバーグ6位、ブロス8位でメインへ。しぶとさが目立つようになってきました。

LCQ

250 CLASS

長いキャリアの中で二度目のラストチャンスとなったフォークナー。レースはヒートレースの最後の最後でレイノルズのアタックにより撃沈されたヨーダがスタートから逃げきりトップ。
フォークナーは全盛期の勢いが全くなく、一時は5番手まで後退し、メイン進出が危ぶまれましたが、なんとか3番手へ。しかし後続を引き離すことができず、ラストラップの最終コーナーでまたもやかわされ、メイン進出ギリギリの4番手でレースを終えました。
チームへの不満があるという噂もありますし、マシンとの相性も聞こえてきますが、それでもあのフォークナーがこの位置とは・・・。

450 CLASS

ホールショットのノレンにホーランが激突し、クラッシュという波乱のレースがスタート。ラスちゃんの帝王ノレンは危なげないライディングで余裕のトップ。
ラストチャンスの勝利11勝を誇るチゾムは、ホーランのクラッシュに巻き込まれながらもうまく追い上げ、最後はノレンに迫る2番手でチェッカー。
ラスちゃんの強者たちが順当にメインへ進出。

MAIN RACE

【250 CLASS】

画像

ホールショットのハマカーに続いてビアル、ビューマー、下田、デービス、ディーガンという展開。2周目にデービスが下田に追突する形で転倒。
4周目、ハマカー、ビアル、ビューマーのトップ3に下田が追いつき、ビューマーをかわして3番手へ。同じ周にビューマーをかわしたシーガンが下田をかわし3番手へ。
レースはトップのハマカーを3秒ほどの差でビアルが追う展開が最後まで続きますが、勢いに勝るハマカーがビアルを引き離し、キャリア2勝目!ビアル、そして追い上げ途中に転倒したディーガンと続きました。

1.SETH HAMMAKER
強かった!2021年のデイトナ以来となるキャリア2勝目は、ショーダウンでの勝利ということで、最強を証明!大きな一勝となりました!デビューから全てのシーズンで負傷による途中欠場を続けているハマカーですが、ハマれば速い!そして今季は安定しているので、お願いだからこのまま好調で最後までチャンピオン争いを繰り広げてほしい!お願いします!
名物のおかあちゃんも大喜び!

2.TOM VIALLE
普通。好不調なく、印象もないビアルですが、思い起こすと昨年もシーズン途中まではこんな感じだったような気がします。そこからチャンピンを獲ったのだから、今年もそのイメージなのかもしれないです。今季も同じように同じような展開でランキングトップへ。でも印象薄い。

3.HAIDEN DEEGAN
3番手まで猛烈な追い上げを見せたところで転倒。その後は、前の二人がイーストのライダーということもあって、少し抑えた印象を受けました。ウエストシリーズでは最上位。ビューマーの失速もあり、ランキングも僅差のトップから12ポイント差へ。

4.R.J.HAMPSHIRE
スタートで下位に沈みながらも、粘り強く、そして力強く追い上げてこの位置へ。開幕戦のクラッシュがなければランキングももっといい位置につけていたかと思いますが、まだまだ挽回可能。トップと12点差のランキング4位。昨年同様の強さは健在。

5.COLE DAVIES
フープス最速!才能の塊。スタート5番手からスルスルと順位を上げてきたところで、サンドセクションでミス。大きく順位を落としますが、そこからが凄かった!ほぼ全員がフープスをジャンピングする中、ただ一人アウト側のラインでスキミングを続け、あっという間に順位を上げ、5番手まで順位を回復。同じクラスの下田やビューマーをあっさりかわすシーンはなかなかの衝撃でした。ディーガンも大きく意識する存在へ。

6.JO SHIMODA 
んーーーーーー残念なのか健闘なのか。負傷の影響は以前より明らかになくなっているとはいえ、まだまだ残っているような印象を受けました。そりゃそうでしょう、折れてるんだから。中盤ディーガンにかわされた直後、再アタックし抜き返しましたが、その直後に不可解なスローダウン・・・。

7.MAX ANSTIE
デイトナはスタート直後に転倒し、渾身の追い上げ、そして今回はスタートで大きく出遅れて渾身の追い上げと、ここ数戦はスタートに苦しむ展開のアンスティ。ランキングもまさかの印象薄いビアルに逆転され、レッドプレートを失うことに。

8.JULIEN BEAUMER
開幕戦、第2戦の強烈な印象から、完全に失速したビューマー。どうやら負傷しているようで、インターバルの間もライディングができずにレースを迎えたという情報。ディーガンが完全復活した今、負傷しながらの参戦は分が悪すぎる・・・。

9.GARRETT MARCHBANKS
ヒートレースは謎のスピードを見せましたが、メインはこの位置。チームメイトの優勝に奮起してほしい。

10.MAXXIMUS VOHLAND
話題のハンドブレーキが大きく進化しているボーランド。しかし、KTMファクトリーだったころの注目度からすればまだまだな順位。

 

【450 CLASS】

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ホールショットはバーシア!!!ウェブ、セクストン、クーパーと続きます。1周目の最終コーナーでウェブがバーシアをかわしてトップに。その後は一気に後続を引き離し、ウェブが独走優勝!
中盤まで3番手をキープしたバーシアですが、好調なクーパーにかわされ4番手に。その後セクストンの転倒もあり、クーパーがキャリア最上位の2番手、転倒が惜しまれるセクストンが3番手、そして今季初のトップテン入りとなったバーシアが4番手となりました。

1.COOPER WEBB
お見事!!!!スタート2番手から早々とトップに立ち、後続をグングン引き離したあとはクルージングモードかのような安定感で、最終的には2位のクーパーに8秒の大差をつけての完璧な勝利!ヒートレースでは試していなかった、サンドセクション後半の一気跳びもメインで披露するなど、まだまだシーズン中盤なのに、今年はウェブで決まりなんじゃないかと思わせるような勝ちっぷりでした!ランキングもセクストンをさらに引き離しての単独トップへ!

2.JUSTIN COOPER
ついにキャリア二度目の表彰台を獲得したジャンピングマン!ここ最近は5位→4位→4位と常にトップ5で安定していましたが、追い上げが目立っていたので、スタートそこそこ出ることができたらという周囲の期待に見事に応えました!ほぼ全員がフープスをジャンピングしたというのも一つの要因か。トマック欠場の穴を見事に埋め、スターレーシングがワンツー!

3.CHASE SEXTON
ここ最近、必ず転倒するセクストン・・・ホンダ時代の毎戦転倒するあの姿を思い起こす人も多いはず・・。レース後うなだれる姿もよく見かけるようになりました。ウェブが最強になりつつあるので、なんとか転倒クセを・・・。

4.JUSTIN BARCIA
今季初のトップ5!今季最高位のバーシア!ホールショットも獲得し、レース中盤にはクーパーとバッチバチの当て合いがあったりと、やっぱりこの人がスタート出るとレースが盛り上がります!年齢的にもベテランの域に達し、キャリアの終盤を迎えていますがまだまだ健在!早く表彰台に乗る姿が見たい!

5.AALON PLESSINGER
追い上げに追い上げ。そしてその最中にバーシアと接触し転倒と、荒れたプレシンジャーでしたが、最後の最後まで追撃の手を緩めず、終盤にマルコムを逆転しての5位はお見事でした!好調維持!レース後もバーシアに突っかかることなく健闘を讃えあうジェントルなカウボーイ。

6.MALCOLM STEWART
出遅れが痛い・・。ヒートレースもトップで、メインも快走が期待されましたが、まさかのスタート大きく出遅れ、追い上げも6番手まで。しかしトップ6で安定してきたマルコム。シーズン序盤はトップ10で安定していましたが、ここにきてトップ3を狙える位置まで上がってきました。今季2勝目に大きく期待。

7.KEN ROCZEN
スタート直後のアンダーソンの転倒に巻き込まれる形で17番手と大きく出遅れたロクスン。勢いのある追い上げですぐに10番手まで順位を回復しますが、そこで何故か失速。結局その後もなかなか順位を上げることができず、まさかの7位。デイトナの勢いをかき消される結果に。

8.DYLAN FERRANDIS
今季1番のライディングを見せたフェランディス。ヒートレースも好調、メインも3番手のタイムを叩き出しましたが、最終は8位。スターレーシング時代を思うとまだまだな結果ですが、スピードは相変わらず。早く上位をかき回してほしい。

9.JUSTIN HILL
今年は常にトップテン。ヒートレースではホールショットからのトップ走行もあり、引き続き好調。

10.SHANE MCELRATH
今季二度目のトップテン!250クラス時代はセクストンと最後までチャンピオンを争った実力者が徐々に本領発揮。

 

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