2023AMAスーパークロス第4戦
2023AMAスーパークロス第4戦アナハイム2のリザルトをアップ!
今季初のトリプルクラウン開催となった今大会、タイムドプラクティスはセクストンが一人だけ57秒代を叩き出し、今季初のトップ。決勝では故ケンブロックのオマージュウエアを着用しレースに挑みました。
【450クラス】
1 Chase Sexton
雨の開幕戦の土をそのまま使用している関係もあってか、非常に轍の多い難コンディションで、ライダー全員が苦戦する中、ヒート2序盤の転倒により順位を落とす展開がありながらもバトルを耐え抜き、見事な今期初勝利!これでランキングも2位に浮上し、前戦の遅れを一気に取り戻しました!しかし、転倒が続くのも気になる点。ヒート2はフィニッシュジャンプの斜面をすべるように転倒する、ある意味セクストンらしい不可解な転倒でした。
2 Jason Anderson
ようやく今季初表彰台!昨年に続いて好調を維持してはいるものの、接触や転倒を繰り返し下位に沈んでいたアンダーソンがようやく復活。アグレッシブなライディングが信条ですが、アグレッシブだけでは獲れないのがAMAのチャンピオン。それでもアグレッシブにいくアンダーソンが好きです。このままこのまま。
3 Ken Roczen
ついにきた今季初表彰台!レース時間の短いトリプルクラウンが有利に働いたという見方もありますが、出遅れたヒート3では最後の最後にフェランディスを攻略するなど、後半の粘りも戻ってきました。全盛期と同様とまではいきませんが、フープス後半の安定感が増した感じがします。久しぶりの表彰台が自信になってほしい。
4 Cooper Webb
開幕からアグレッシブさとしぶとさが徐々に増しているウェブですが、今回はヒート1でアンダーソンに当てられ転倒し、順位を落とすことに。そこからの追い上げや、ヒート3では最終的にセクストンの真後ろまで追い上げるなど、チャンピオンを獲った年のような貧欲さが見てとれるレース展開!この粘りに今期初優勝の自信がプラスされればさらにシーズンが面白くなるのは間違いなし。シーズンの戦い方も熟知しているウェブが怖い存在になってきました。
5 Dylan Ferrandis
4位、6位、5位と安定した成績で総合5位。完全に復調しましたが、ここから上は安定だけでは上がれないポジション。安定に加えてフェランディスらしいアグレッシブさが欲しいところ。
6 Eli Tomac
まさかまさかのビッグクラッシュ。。。荒れる展開が多いトリプルクラウンということもあって、今回は少し様子を見ながらのライディングでしたが、ヒート3でウェブの鬼ブロックにイライラしたのか、レブを多用するようになった直後にクラッシュ。。。ダメージがあったのか?その後は精彩を欠くライディングに終始していました。心配・・・。
7 JAaron Plessinger
今期最高位、3ヒートとも中盤の順位で安定していましたが、一発を狙ったヒート2でのミスが残念。怪我がなければ毎年中盤戦以降に調子を上げてくるタイプなので期待です。
8 Justin Barcia
全てのヒートで出遅れに出遅れ、延々と追い上げる展開。それでもヒート3は6位まで順位を回復する渾身の追い上げを見せましたが、レース時間の短いトリプルクラウンではここまで。
9 Adam Cianciarulo
ヒート1、ヒート2と好スタートから序盤はトップを狙えるライディングを披露しますが、そこからの順位の落とし方が激しすぎる・・・。ヒート2では2番手を走りながらも4周目から一気にペースダウンし、最終的には11位・・・。怪我の影響の深刻さが伺えます。。
10 Joey Savatgy
開幕戦から3戦連続の10位。存在感はありませんが、後ろにクレイグやニコルスなどのファクトリーライダーがいることを考えると健闘しているという見方ができます。
【250クラス】
タイムドプラクティストップは2戦連続でジェットローレンス。チャンピオンを争うマカドゥがプラクティスのフープスでクラッシュし、肩を痛めますが強行出場。相変わらずのタフネスぶり。はたしてメインはいかに。
1 Levi Kitchen
お見事!前戦はスタート直後のビッグクラッシュでリタイアという悔しい展開から一転、優勝こそなかったものの3ヒート全てで安定したライディングを見せキャリア初優勝!開幕から存在感の薄かったスターレーシングが一気に復権を果たしました。ヒート1よりもヒート2、そしてヒート3は序盤ジェットに食らいつくなど、レースをするごとに自信を深めていった印象。ブレイクしました!
2 Jett Lawrence
トリプルクラウンではいつも何かが起きるジェット・・・。完璧な勝利を続ける今年はないだろうと思いましたが、ヒート1でまさかの転倒、ヒート2も1周目に転倒と、荒れた展開に。まさかの勝利を逃す結果となってしまいました。次戦よりイーストラウンドに移るので、450クラスに参戦するという噂・・・。
3 Stilez Robertson
キッチン同様、スターレーシングの本領発揮!今年はキッチンよりもロバートソンのほうがエースと見られていましたが、ようやく表彰台。キャリア初のヒート優勝も果たし、4年目のシーズンでついに本領発揮。どちらかといえばアウトドアなライダーですが、スーパークロスもこれで自信を深めたことでしょう。
4 Mitchell Oldenburg
ほとんどの上位ライダーがリザルトを揃えられない荒れた展開の中、5、4、6位と安定した成績で4位!昨年までの不安定さから脱却し、今年はしぶとく上位入賞を続けるベテラン。
5 Maximus Vohland
前戦は予選敗退、そして今回はヒート2で勝てたレースを落とし、いいところで転倒するクセは父親タロン譲りなのかも・・・。しなやかなライディングで高く評価されているライダーですが、安定感が大きな課題。しかしまだまだ若い19歳。今後に大きく期待します。
6 Cameron Mcadoo
タイムドプラクティス時のフープスで激しくクラッシュし、肩を負傷しますが、次戦からイーストラウンドに移るため、休養期間に充てられることもあってランキングをキープするために強行出場。精彩を欠いたライディングは痛々しかったですが、ハンプシャーが乱れたこともあって結果的にはランキングを一つ上げることに成功し、2位にポジションアップ。派手な転倒が多いのが難点のマカドゥですが、ネバーギブアップ精神が素晴らしいライダーです。
7 Derek Kelley
開幕戦より10位、9位とポジションを上げてきたケリーがついに入賞目前の7位へ!テレビ中継にも映ることが多くなり、今後に期待です。
8 Pierce Brown
ヒート1ではラスト2周でベストラップを叩き出すアグレッシブなライディングでジェットの追い上げを完封し、成長と好調が感じられたブラウンでしたが、転倒を繰り返すのは相変わらず・・・。二桁順位フィニッシュのヒート2が痛かった・・・。
9 Phillip Nicoletti
33歳ベテランが大暴れ!ヒート2はラスト3周までトップを快走し、キャリア初優勝の期待が一気に広がりましたが、追い上げてきたロバートソンに惜しくも交わされることに・・。それでもベテランの踏ん張りを見せ、今季初表彰台の3位!その後のリザルトの乱れっぷりもニコレッティらしさでしょう(笑)
10 Dylan Walsh
2年目、元イギリス選手権MX2チャンピオンのウォルシュがトップテン入り!SEVENのウエアが目立ち、存在感が増しています。昨年の最高位も10位なので、それを上回る成績が期待されています。
13 R.J. Hampshire
ヒート1の快勝から一転、まさかのビッグクラッシュを繰り返す展開でこの順位・・・。出遅れの展開が続いた過去2戦のスタートを改善し、ヒート1はホールショットからの見事な優勝でしたが、残り2ヒートの乱れた展開は昨年のハンプシャーそのもの・・・