1. HOME
  2. ブログ
  3. 全日本モトクロス第3戦予選速報

全日本モトクロス第3戦予選速報

新型コロナウイルスの影響により第2戦が中止になったことから、今季2大会目の全日本モトクロス選手権は、第3戦として開催されました。その舞台は、開幕戦と同じ宮城県のスポーツランドSUGO。ただしコースは、各セクションの仕様が今大会のためにかなり見直されています。103日(土)には、各クラスの予選およびIBオープンクラスの決勝ヒート1を実施。天候は曇り。路面は、入念な整備により土に水分を多く含んだベストな状態でした。

 

IA-1クラス

 

24台が10分+1周のレースに出走して、決勝のスターティングゲート選択順位を決めました。好スタートを切ったのはヤマハファクトリーチームの富田俊樹(#317)。ホンダに乗る成田亮(#982)が混戦の中で2番手に順位を上げ、ヤマハファクトリーチームの渡辺祐介(#110)、カワサキファクトリーチームの小方誠(#10)、ホンダのマシンを駆る能塚智寛(#555)と開幕戦両ヒート制覇の山本鯨(#400)が続きました。1周目、成田は富田を抜いてトップに浮上。しかしここはすぐに富田が抜き返し、富田、成田、渡辺、能塚、山本、小方、KTMの池谷優太(#793)、ホンダに乗る小島庸平(#44)の順でオープニングラップをクリアしました。2周目、山本は能塚をパスして4番手に浮上。富田と成田は、接戦のトップ争いを続けました。

 

 

2台によるトップ争いは、3周目以降も継続。この間に渡辺が追いつき、トップ争いは富田、成田、渡辺の3台に発展しました。そして4周目、成田は順位を落として3番手。さらにその後方に山本が迫り、翌周には山本が先行しました。同じ5周目、富田と渡辺のチームメイト同士によるトップ争いが激化。6周目には、3番手の山本が前との距離を詰め、再びトップ集団は3台になりました。

 

 

迎えた最終ラップ、この集団でもっとも速さをみせたのは山本。まずは渡辺がトップに立ちましたが、山本が富田と渡辺を次々にパスして、トップチェッカーを受けました。最終ラップで再逆転を狙った渡辺は、わずか78/1000秒届かず2位。3位は富田、4位は成田、5位は能塚、6位は小方。710位は小島、小林、星野優位(#166)、横澤拓夢(#322)の順となっています。

 

IA-2クラス

38台が2組に分かれて10分+1周の予選レースに臨みました。A組は、好スタートを切ったディフェンディングチャンピオンの横山遥希(#1)や昨年度ランキング2位の大倉由揮(#31)を抜いて、森優介(#43)がまずはトップ。この森を抜いた横山は転倒を喫して、森を先頭に大倉、大木汰一(#42)、浅井亮太(#41)、岸桐我(#52)、池田凌(#60)の順で1周目をクリアしました。横山は15番手でレースに復帰。2周目、浅井は転倒により順位を下げました。レース後半、トップを快走していた森に大倉が接近。ラストラップとなった6周目に逆転を試みましたが、大倉は森と接触して転倒しました。そして森、大木、池田、岸、横山の順でゴール。大倉は組別7位でした。

 

 

B組は、西條悠人(#47)が好スタート。大城魁之輔(#36)や川上龍司(#40)、鈴村英喜(#35)、中島漱也(#01)らが続くと、まずは大城が西條を抜いてトップに浮上。鈴村も川上をパスして、3番手に浮上しました。2周目以降、トップに立った大城は後続を徐々に引き離して独走状態に。2番手の西條も、ほぼ単独走行となりました。3番手争いは3周目まで混戦でしたが、川上が再逆転に成功するとリードを大きく拡大。6周のレースは、大城がトップ、西條が2位、川上が3位、鈴村が4位、中島が5位でした。この結果、両組総合による決勝進出トップ10は大城、森、西條、大木、川上、池田、鈴村、岸、中島、横山となりました。

 

【レディース

31台が2組にわかれて3周の予選レースに出走。A組は、開幕戦勝者の川井麻央(#3)がホールショットを奪いました。これに続いた木村綾希(#22)を、小野彩葉(#5)が抜いて2番手。川井と小野はそれぞれ後続との間隔を広げて1周目から徐々に単独走行となり、川井がトップ、小野が2位でゴールしました。2周目以降、穂苅愛香(#12)と井川実乃里(#6)と瀬尾柚姫(#25)が3番手争いを展開。最終周に瀬尾が井川を抜き、穂苅、瀬尾、井川の順でフィニッシュしました。

 

B組は、久保まな(#4)が好スタート。これに続いた松木紗子(#17)を楠本菜月(#18)がすぐに抜くと、松木は徐々に後退。代わって3番手に浮上した昨年度女王の本田七海(#1)は、楠本もパスしてトップの久保に迫りました。激しくプッシュする本田と必死にポジションを守る久保の争いは、3周目中盤まで続きましたが、本田が攻略に成功。粘る久保を振り切り本田がトップでゴールしました。予選トップ6は川井、本田、小野、久保、穂苅、楠本の順です。