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全日本モトクロス選手権第4戦決勝コメント

日曜日速報

全日本モトクロス選手権シリーズの2019年第4戦決勝は、七夕の77日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催。天候は雨時々曇りで最高気温は18度と、残念ながら天候には恵まれませんでしたが、マディコンディションでのタフな熱戦が繰り広げられました。

決勝レースのダイジェストレポートと活躍したライダーの声をお伝えします。

IA-1ヒート1

前半は、成田亮(#114)と山本鯨(#400)のホンダファクトリーチーム勢によるマッチレース。転倒で一度は遅れた山本が、すぐに追い上げて再びトップ。しかし再度転倒して山本は後退し、成田が独走優勝しました。山本に僅差で迫った深谷広一(#51)が3位でした。

優勝 成田亮(#114

ラインが1本しかない状況だったので、スタート勝負だと思っていました。山本選手が本当に速くて、これはヤバいかなと思ったのですが、運よく勝てた感じです。コースサイドの応援が励みになり慎重に走れたし、メカの千葉さんがマシンを仕上げてくれたおかげです。

●2位 山本鯨(#400

転倒してしまったのが敗因ですが、その原因はわかっているので、ヒート2では自分が一番速く走り、それを優勝という結果につなげて、応援してくれているファンやスポンサーの方々に届けたいと思っています。

●3位 深谷広一(#51

前のふたりがスゴく速くて、全然ついていけなくて、自分の走りに集中してコケないよう淡々と走った結果の3位。ヒート2はもっとプッシュして、この順位よりもさらに上でゴールできたらいいなと思います。

IA-1ヒート2

レースは再び、成田亮(#114)と山本鯨(#400)の一騎打ちという展開。2周目に何度か順位を入れ替え、この攻防でトップに立った山本を成田が猛追。山本の前で周回遅れが転倒し、この影響で成田がトップ。山本が最後まで再逆転を狙うも、成田が守りました。

優勝 成田亮(#114

このヒートも山本選手が本当に速くて、たまたま運よく自分が前に出られただけ。とにかくツイている日でした。けっこう神様にお金払っているんで、幸運をくれるんだと思います。あと、応援してくれるファンのおかげでもあります。次戦もホンダで表彰台を独占します!

●2位 山本鯨(#400

正直、勝ちたいです。めちゃくちゃ勝ちたいですが、スゴくよいレースができたと思うし、その結果としてホンダのファンが増えてくれたと信じています。僕個人としては、とにかく勝ちたいですし、それはレースの走りを見てもらえばわかると思いますが、悔しいです。

●3位 大塚豪太(#155

雨でもさぼらず練習してよかったです。いろんな人にサポートしてもらっているのに、まったく成績につながらなくて……、泣いてないです。でも、本当に辛かったです。昨年からずっと、成田さんにいろいろ教えてもらっていて、とても勉強になっています。

IA-2ヒート1

オープニングラップからトップを快走した鳥谷部晃太(#37)が、一度もポジションを明け渡すことなく独走を続けて、IA昇格4年目で初優勝。2番手以下は転倒などで激しく順位が入れ替わり、平田優(#81)が2位、大木汰一(#48)がIA初表彰台となる3位でした。

優勝 鳥谷部晃太(#37

開幕戦では、スポーツマンらしくない行為によりチームやファン、サポートしてくれている方々にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。そこから気持ちを入れ替え、前戦はうまくかみ合いませんでしたが、ようやくひとつの目標である優勝を手にできました!

●2位 平田優(#81

序盤から鳥谷部選手が非常に速くて、一度も視界の中に捉えることはできませんでしたが、このまま若いライダーに負けているわけにはいかないので、ヒート2に向けて気持ちをしっかり切り替えて、今度こそ勝ちにいきたいと思います。

●3位 大木汰一(#48

IAの表彰台に立つまですごい苦労してきて、3位とはいえようやく目標に到達できました。これまで応援し続けてくれたスポンサーやファンをはじめとする多くの方々に、ようやくひとつの恩返しができたと思っています。これに満足せず、引き続き上を目指します!

IA-2ヒート2

平田優(#81)と横山遥希(#386)と大倉由揮(#36)が、序盤からトップグループを形成。レース中盤、ここから横山が遅れて平田と大倉のマッチレースとなり、大倉は平田に肉迫。ラスト2周の右タイトターンで大倉が平田を抜き、今季2勝目を手にしました。

優勝 大倉由揮(#36

スタート直後は、平田選手の背中が見えて緊張したのですが、レース後半にかけてカラダの動きがよくなったので、これはイケると思いました。ヒート12度も転んでしまい、10位に終わってしまったので、このままでは帰れないと思ってヒート2はがんばりました。

●2位 平田優(#81

とにかく悔しいですし、自分が情けなく思っています。チームの本拠地が仙台なので、多くの方々が手伝いや応援に駆けつけてくれて、とても感謝しています。

●3位 横山遥希(#386

SUGOのマディは得意ではないので、プレッシャーを感じながらのレースとなりましたが、ヒート16位、ヒート23位で終われたことは、チャンピオン争いにとって重要な結果だと思っています。シーズンは後半戦に入りますが、しっかりポイントを獲っていきます。

レディス

大外のグリッドを選択した本田七海(#6)が好スタートを決め、オープニングラップからトップを快走。川井麻央(#2)が2番手に浮上した2周目の段階で本田はすでに約17秒のリードを築き、そのまま川井を寄せつけずに優勝。川井は久保まな(#5)を振り切って2位でした。

優勝・本田七海(#6

土曜日の練習走行からトップタイムで、非常にノレていましたが、気持ちとしてはマディではなく晴れで勝ちたかったです。でも、ようやく今季2勝目を挙げられたのでよかったです。第2戦と第3戦は、自分のミスで落としてきたので……。絶対にチャンピオン獲ります!

詳しいレポートは、レース開催翌日午前中にアップされるMFJオフィシャルサイトをご覧ください。