2023AMAスーパークロス第3戦
2023AMAスーパークロス第3戦サンディエゴのリザルトをアップ!
タイムドプラクティスはマルコムがトップ。ヒートレースでも逆転のトップと、明らかに好調なライディングでしたが果たして決勝は・・・
【450クラス】
1 Eli Tomac
完勝!スタート自体は出遅れるものの、序盤の2周で一気にポジションアップした後は好調のウェブを一瞬で攻略。開幕から二連勝は自身初。それどころか連勝自体が珍しいトマックですが、安心して見ていられるスピードはチャンピオンの自信からくるものなのでしょう。今年確実にチャンピオンを争う事になるであろうウェブを押さえたのは大きい。
2 Cooper Webb
開幕戦に続いて2戦連続の2位表彰台!スロースターターのウェブが今年は開幕から好調という事で、期待大。一時は3秒ほどとマックに離されるものの、終盤の猛プッシュでラスト2周には再びトマックの背後に。この粘りが戻った時のウェブは強い。完全復活とみていいのかもしれません。
3 Justin Barcia
今季初表彰台!1周目にはセクストンを撃沈させる相変わらずのアグレッシブなライディングを披露。中盤ロクスンにかわされた直後にも当てに行くライディングでロクスンを攻略。開幕戦の転倒を乗り越え、嬉しい表彰台となりました。この人が上位を荒らすとさらに盛り上がります。
4 Ken Roczen
いいっ!開幕戦は追い下げる展開でしたが、今回はスタート11番手からの追い上げ!今回よりサスペンションを変更するなど、マシンセッティングの煮詰めも進んでいる模様。ホンダ時代よりもマシンが大きく見えますが、やはりスズキとの相性はいいのだと思います。ラスト4分でフープスをジャンピングでこなすなど、積極的にバーシア攻略に挑みましたが、逆転ならず。
5 Chase Sexton
ヒートレースのフープスでクラッシュ。そこにプレシンジャーが突っ込み、ガソリンタンクがペシャンコになる衝撃的な転倒でしたが、ラストチャンスから這い上がってこの位置。1周目のバーシアアタックがなければ表彰台は確実だっただけに悔しいところ。やはりロクスンとライディングスタイルが似ています。
6 Dylan Ferrandis
鋭く追い上げた開幕戦とは打って変わり、今回はミスが続いたフェランディス。しかし、一歩も引かなかったヒートレースみても分かるように、引き続き好調のようで次戦に期待。
7 Jason Anderson
開幕戦と同じ順位で、いまだ表彰台登壇なし。今回は序盤から3位を走行し、このままいけるかと思いきや転倒。開幕戦から転倒が続きます。フロントまわりのセッティングに苦しんでいるとの噂あり。カワサキ勢の不調が心配・・。この人が活躍するシーズンは盛り上がるので復活に期待大。
8 Adam Cianciarulo
久しぶりのトップ走行は胸熱でしたが、その後ずるずると後退する開幕戦同様の展開。しかし、長いことレースを離れていたので、まだまだ復調の途中といえると思います。腕のしびれがとれないという情報も・・・
9 Aaron Plessinger
開幕戦よりもひとつ順位を下げる展開。チームメイトのムスキャンが手首の負傷により欠場しているので、プレシンジャーの奮起に期待。
10 Joey Savatgy
開幕戦と同じ順位。トップテンの実力は見えたので、もう一息。
11 Christian Craig
惜しくもトップテン入りならず。しかし、鳴り物入りでのハスクバーナファクトリー加入のインパクトからすると、映像に映らないこともありますが、やや存在感薄い気が・・・。第二のプレシンジャーになってほしくない・・。もっといけると思っていたので、この2戦の低迷ぶりは少し心配です。
12 Colt Nichols
開幕戦同様、スタート自体はいいものの、1周目に大きく順位を落とすのが気になります。
13 Justin Hill
予選敗退したチームメイトの兄の分も頑張りました。2年間ほとんどレースしていないライダーですが、今年はテダーレーシングに所属。だいぶ復調してきました。
14 Dean Wilson
いつもの位置でいつもの存在感。
15 Malcolm Stewart
ヒートレースでは最後の最後でロクスンをかわしトップでゴールするなど、圧倒的なスピードを見せたマルコムでしたが、メインでは1周目に単独転倒。その後もフープス出口で転倒し、まさかの周回遅れに・・・。開幕戦からキレのあるライディングを見せるのですが、いまだ結果に結び付かず・・・。
【250クラス】
タイムドプラクティストップはランキングトップのジェットローレンス。そしてランキング5位につけていたMax Vohlandはラストチャンスで転倒し、まさかの予選落ちという波乱の展開。メインはいかに。
1 Jett Lawrence
開幕戦に続いて完璧な勝利。スタートから一度もトップを譲ることなく快走。中盤、2位にポジションアップしたマカドゥ、そして終盤にはハンプシャーに詰め寄られるシーンもあったのですが、落ち着いたライディングで凌ぎました。強い。
2 R.J. Hampshire
今年のハンプシャーは一味違う!昨年から1番変わったのは追い上げの早さ。昨年まではスタート出遅れると上位に上がってくるのはどうしてもレース後半だったのですが、今年は出遅れても中盤には早くも2位まで上がるスピードとタフネスぶり。今回はジェットをしのぐスピードを随所で見せ、今季初優勝も近いと思わせるライディングでした。でも出遅れる・・・。
3 Cameron Mcadoo
上位3台は開幕戦と同様の顔ぶれ。しかし、明らかに開幕戦よりもアグレッシブだったのがマカドゥ。レース中盤には3〜4秒ほどあったジェットとのマージンを一気に削り取り、背後に迫る気迫のライディング。ジェットが油断していたのか?その後は再び離されますが、強くプッシュしたライディングはお見事でした。
4 Enzo Lopes
お見事!キャリア初の表彰台が見えていましたが、ハンプシャーの追い上げにより、惜しくも4位。しかし、開幕戦に続きタイムドプラクティスから好調で、フルファクトリーのブラウンを抑えてのこの順位は殊勲章もの。
5 Pierce Brown
開幕戦では1周目に転倒しDNFという悲劇を味わったブラウン。仕切り直しの自身開幕戦となった今回は、スピードをやや押さえ気味でこの順位。GASGASファクトリーライダーとしては物足りない結果ですが、今回はヨシというところでしょうか。
6 Stilez Robertson
スタート直後にチームメイトのキッチンと絡み、転倒こそなかったものの大きく出遅れる展開。そこから持ち前のスピードで追い上げましたが、6位は不満。プライベートチームに所属するロペスには負けられないところですが、二連敗・・・。
7 Mitchell Oldenburg
超出遅れ・・・。苦しい展開でした。
8 Phillip Nicoletti
開幕戦に続いてこの位置!好調のチームメイト、ロペスに引っ張られるようにメインでは2位を快走!その後後退してしまいますが、33歳大ベテランのニコレッティ!まだまだいけます!
9 Derek Kelley
開幕戦の順位から一つポジションアップ!チューンが進むKTMのマシンとも相性良く、さらなる好成績が期待されます。
10 Cole Thompson
Levi Kitchen
メインのスタート直後にクラッシュ。そのままDNF。