全日本モトクロス選手権第6戦(SUGO大会)/決勝
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第6戦SUGO大会の決勝は、宮城県のスポーツランドSUGOで8月27日(日)に開催されました。朝から晴天に恵まれ、路面はドライコンディション。日差しは強いものの、やや強めの風が心地よく、猛暑までは至らず。とはいえレースのほうは、熱い戦いの連続に!
ここでは、今大会で活躍したライダーの声をお伝えします。
IA-1ヒート1
レースは序盤から、山本鯨(#400)と成田亮(#1)と小方誠(#10)による三つ巴のトップ争い。トップ走行中の山本が転倒し、これで先頭に立った成田を小方が逆転。終盤は小方がわずかにリードを奪い、成田と山本のチームメイトによる2位争いは山本に軍配。
優勝 小方誠(#10)
やりました~! レース前半は、前を走る成田さんと山本君がとても速くて、これはキツいレースになると思ったんですが、途中で鯨君がミスしてしまい、成田さんはうまく抜くことができました。けっこう暑かったんですが、応援のおかげで勝つことができました!
2位 山本鯨(#400)
課題というか敗因は、しっかりわかっています。実力で負けていないということも、レースの中で証明できていると思うので、あとは次のレースでしっかり勝つだけです。ヒート2も全力でがんばります。
3位 成田亮(#1)
後輩も速くなっていると思うし、自分は衰えてきているような気がしているので、ちょっと危ういかなとも思うんですが、自分なりに一生懸命練習しているし、チームも力を貸してくれています。次は応援をさらなる力に変え、ここで150勝を決めたいと思います。
IA-1ヒート2
レース序盤、山本鯨(#400)と小方誠(#10)と新井宏彰(#331)がトップグループを形成。山本は敢えて小方を前に出す作戦を取り、小方と山本が僅差のまま、新井を引き離していきました。レース後半、山本のプレッシャーを感じた小方がミス。これで山本が優勝!
優勝 山本鯨(#400)
レース前は、いつもと同じようにしっかり準備して臨みました。序盤から逃げ切るつもりが、小方選手も速く、前に出てもらってレースを組み立てることにしました。抜けるところがなく苦しかったのですが、うまくプレッシャーをかけ続けられました。
2位 小方誠(#10)
めちゃめちゃ悔しいです。トップに立って、そのまま逃げ切りたかったんですが、自分のミスで順位を落としてしまいました。次の近畿大会では、この悔しさをバネにまた勝利をつかめる走りをしたいと思います。
3位 新井宏彰(#331)
第4戦のSUGO大会はケガで欠場したので、僕にとってはこれが今季初のSUGOでした。ケガはほぼ完治しているのですが、現状としてはこれが実力。とはいえ、まだここから3大会あるので、来年に向けて尻上がりに調子を上げていけるようにがんばります。
IA-2ヒート1
レース序盤は、インターバルの間にヨーロッパで世界選手権に挑戦してきた古賀太基(#922)と、アメリカでトレーニングしてきた小川孝平(#912)の戦い。この接戦を制した小川が逃げ切り、終盤に古賀を逆転した岡野聖(#30)が2位になりました。
優勝 小川孝平(#912)
やっと勝てました。前戦が終わってからアメリカでトレーニングしてきて、コーチ陣のおかげですごくよい乗り込みができたので、その成果がでたんじゃないかと思います。シーズン残りのレースを全部勝てばチャンピオン獲れるんで、狙っていきたいと思います。
2位 岡野聖(#30)
レース序盤はトップが狙える位置にいたんですけど、自分のスピードじゃあちょっと厳しいなと思って、途中から2位狙いに切り替えました。いいレース展開ができたと思います。ヒート2は、トップに置いていかれないように優勝を狙ってがんばります。
3位 古賀太基(#922)
インターバルの間に、支えてくれている方々のおかげでMXGPにスポット参戦してきました。GP帰りのいい走りをするつもりだったんですけど、ちょっと緊張してしまい、動きがカタくなって腕上がり。いい走りを見せることができませんでした。ヒート2こそは!
IA-2ヒート2
ヒート1はスタート直後に古賀太基(#922)とホールショットを競って転倒し、最後尾から6位まで追い上げた渡辺祐介(#31)が、このヒートでは最初からトップを走って独走。古賀が3位だったので、古賀と渡辺のポイント差は8点で前戦終了時点と同じまま。
優勝 渡辺祐介(#31)
ヒート1はスタート直後の転倒で6位に終わったのですが、ここは地元で、たくさん応援に来てくださっている方々がいるので、ヒート2はなんとか勝ちたいと気持ちを入れ替えて臨みました。最終戦でSUGOに戻ってきたときは、チャンピオン報告をしたいです。
2位 岡野聖(#30)
両ヒートを2位でまとめて、苦手なSUGOでなんとか総合優勝を獲得することができたので、とりあえず今大会の結果には満足しています。次戦は地元の名阪スポーツランドが舞台なので、今度はぶっちぎりで勝つことができるようにがんばります。
3位 古賀太基(#922)
ヒート1よりはちょっとよかったのですが、走り切るのが精いっぱいというような内容。途中で接触転倒してしまい、なんとか最終ラップに1台抜いて最低限の順位という感じでした。表彰台の一番高いところに立たなければ満足はできないので、次こそ勝ちたいです。
レディス
オープニングラップでトップに立った畑尾樹璃(#3)が、レース前半は3秒ほどのアドバンテージでトップをキープ。2番手争いは混戦で、竹内優菜(#2)や本田七海(#6)が転倒したこともあり、久保まな(#5)が先頭に。その久保を振り切った畑尾が今季2勝目!
優勝 畑尾樹璃(#3)
先週、事前練習に来たときはぐちゃぐちゃのマディで、でもすごく走りがよくなったので、内心では雨を願っていました。ところが晴れちゃったんですが、スタートも決まってうまく逃げ切れたのでよかったです。今日はおばあちゃんの誕生日。優勝をプレゼントします。
※詳しいレポートは、レース開催翌日朝にアップされるMFJオフィシャルサイトをご覧ください。