全日本モトクロス第3戦決勝コメント
2018全日本モトクロス選手権第3戦 決勝コメント
【日曜日速報】
宮城県のスポーツランドSUGOで開催された、全日本モトクロス選手権の今季第3戦。その決勝日は朝から曇天で、昼前から早くもポツリポツリと雨。しかし、最後のレースが終了するまでの間は、それほど強い雨とはならず、ドライコンディションが保たれました。
ここでは、今大会で活躍したライダーの声をお伝えします。
IA1
●決勝ヒート1
ホールショットは新井宏彰(#331)。これを小方誠(#2)と山本鯨(#1)が追い、レース序盤は新井と小方の接近戦。レースが中盤に入ったところで新井を抜いた小方が、そのまま逃げ切って勝利しました。1周目9番手と出遅れていた成田亮(#982)が、追い上げを続けて2位でした。
●決勝ヒート2
再び新井宏彰(#331)がホールショット。これをまずは山本鯨(#1)が追い、3周目に山本がマシンを大きく暴れさせて後退すると、成田亮(#982)が2番手に。約6秒あった新井との差を削り取った成田が、レース中盤にトップへ浮上し、リードを拡大して優勝しました。
●総合優勝 成田亮(#982)
ここは地元のコースなので、ヒート2の勝利と総合優勝は、やはり格別です。ゴールデンウィークに乗り込みをして、30分が短く感じられるほど体力的にも余裕ができました。もう38歳ですが、最終戦でSUGOに戻ってくるとき、ランキングトップでいたいと思います。
●総合2位 新井宏彰(#331)
両ヒートともホールショットが決まったので、いけるところまで守ろうと思っていたのですが、今回は小方選手や成田選手や山本選手が速く、スピードで負けていました。次戦の中国大会は、住んでいるところから比較的近い広島県のコースなので、優勝を狙っていきます。
●総合3位 山本鯨(#1)
両ヒートとも納得できるレース展開ではなかったのですが、開幕戦と第2戦で味わった苦しい状況を脱却するため、この大会に向けてチームが一丸となって対策に取り組んでくれたおかげで、リラックスして大会に臨めました。第4戦以降で、努力の成果をリザルトにつなげます!
IA2
●決勝ヒート1
まるでヒート1を再現するかのように、古賀太基(#922)と能塚智寛(#828)が序盤から後続を大きく引き離し、スタートで出遅れた小川孝平(#912)が混戦の中で追い上げを続ける展開。レース中盤、古賀がワダチに弾かれ転倒し、逆転した能塚が独走で勝利しました。
●総合優勝 能塚智寛(#828)
ヒート1も勝てるレースでしたが、ミスで遅れたことで太基にやられてしまったので、ヒート2は絶対に勝つつもりで臨みました。後半に太基がバテたところで勝負するつもりでいたのですが、太基の転倒でラッキーな勝利に。今季初の総合優勝なのでうれしいです。
●総合2位 古賀太基(#922)
今回こそピンピンと思っていたのですが、ヒート2は自分のミスにより転倒。勝てるレースを落としたので、とにかく悔しいです。とはいえ大きくポイントを取りこぼすことなく、トップと同点の2位なので、シーズンを通して考えると悪い内容ではなかったと思います。
●総合3位 小川孝平(#912)
両ヒートともスタートで出遅れてしまい、追い上げのレースになってしまったので、そういう状況の中でも3位を揃えて表彰台に上がれたことは、よかったと思います。ただ、ヒート2は古賀君が見えていたのに、ブレーキトラブルで追えなかったのが残念です。
レディース
●決勝
ホンダに乗り替えた昨年から、このSUGOで3連勝中の畑尾樹璃(#4)が、チームメイトの小野彩葉(#13)を抜いて2周目にトップへ浮上。これを、同じくチームメイトの川井麻央(#8)が追い、終盤に一度は逆転するも、川井がミスする間に畑尾が再逆転してゴールしました。
●優勝・畑尾樹璃(#4)
小野選手を抜いたあと、後ろにチームメイトがもうひとり迫っていることに気づかなくて、少し焦りましたが、最後まで自分の走りをできました。このコースでのレースは、なぜかいつもツキに恵まれていますが、次戦のグリーンパーク弘楽園も得意なので、3連勝を狙いにいきます。
※詳しいレポートは、レース開催翌日にアップされるMFJオフィシャルサイトをご覧ください。