2026AMAスーパークロス第4戦

アナハイム近郊で行われてきた序盤戦ですが、第4戦はいよいよテキサス州のタンパへ舞台を移し、さらに今回はトリプルクラウンという内容の濃さ!
日本期待の星、下田選手はイースト開幕戦から参戦するのでは?との情報がありながらも、怪我の状況をみながらスーパークロスは途中参戦になるのではというのが濃厚になってきました。
チャンピオン候補筆頭のジェットローレンスが2年連続で欠場する中、一歩抜きん出たのはKTMへ移籍したトマック。
開幕戦から2連勝、そして前回のアナハイム2も3位と、キャリア最高のスタートを切り、抜群の安定感を見せます。
スピードは1番のセクトンは、紆余曲折を繰り返しながらも前戦アナハイム2でついに今季初優勝。このまま好調を維持できれば手強い存在になりそう。
カワサキが最後に勝利したのは、2022年の最終戦でジェイソン・アンダーソンが勝利した時以来となりました。
そんな中、苦戦しているのは昨年度のチャンピオンであるウェブ。キレのあるライディングは昨年以上のものを伺わせるのですが、巻き込まれたのを含めても、今季はめずらしく転倒が多く、いまだに表彰台へ届かない苦しいレースが続いています。
そして、またしてもプレスDAYでクラッシュしたフォークナーが欠場という展開。
果たして今戦はいかに。
250 Qualifying Result

250SXクラスで通算9勝目を獲得し、チャンピオンへ死角なしのディーガンがトップタイム!一騎打ちが期待されているキッチンも2番手につけました。
スピードには定評のあるアンスティは4番手と、前回からやや失速気味。ハスクバーナファクトリーで、今季は二度表彰台に登壇しているディフランシスコが順当に3番手。完全にスピードがついてきました。
AMAに挑戦を続けるフランススーパークロスのチャンピオン、ボードンは昨年の大怪我の影響もあって今季は大苦戦中。
450 Qualifying Results

ランキングトップのトマックが、ただ一人26秒台を叩き出し、順当にトップ!スピードのセクストンを上回りました。
ここ数戦、とても力強いライディングを見せる好調ハンターが3番手。タイムドプラクティスで上位につけるのは珍しい。
そして4番手には、こちらも開幕からキレッキレのロクスン。開幕からスタートに悩み続けるジャンピングマン、クーパーが5番手と続きました。
250 Heat 1

好スタートから逃げたディーガンが順当にトップ!
そして、4戦目にしてついに魔の1コーナーを無事にクリアしたキッチンが、今季初の2位へ。ピッタリと最後までディーガンの背後につける実力は、やはりクラス随一。
3位には同じプロサーキットのマカドゥ。今季これまでは安定感のあるライディングを続けていますが、開幕戦のクラッシュが響き、ランキングは低迷中。
4位は、ここ数戦好調なモジマン。ハスクバーナファクトリーライダーとして華々しくデビューしましたが、その後は怪我もあって苦戦。一昨年についにGASGASファクトリーのシートを失い、どこからもオファーがない中トレーニングを続け、昨年スターレーシングでレース復帰した苦労人。前戦アナハイム2で、2022年のシアトル以来となる表彰台を獲得。
そして、トップ11の中にヤマハが6台!アンスティの不調が気がかり・・・。
250 Heat 2

マカドゥ、キッチンのプロサーキット勢が好スタート!ボーランド、ディーガン、ディフランシスコと続きます。
1周目にマカドゥをかわしたキッチンがトップに浮上!ディーガンがマカドゥをかわすのに手間取る間にキッチンが3秒以上のリードを広げます。
このままキッチンが逃げ切るかに見えましたが、周遅れが出始めた中盤戦以降、ディーガンが一気に追い上げ、ラスト4周で強気のパッシングによってトップへ!
そのまま一気にリードを広げ、最終的には独走でトップチェッカーとなりました。
1周目に激しく転倒したモジマン、そして1周目9番手と出遅れたアンスティーは共に不発・・。
250 Heat 3

ホールショットのボーランドをアンスティが追う展開。
直後に控えたディーガンが一気に2台をかわし独走体制を築こうとしますが、最後の最後までアンスティが1秒差圏内で追走し、粘りを見せます。
3番手争いは終盤追い上げてきたキッチンがボーランドをかわすと、直後につけたマカドゥも同じようにボーランドをかわし、プロサーキット勢が勢いを見せます。
レースはディーガンが逃げ切り、トリプルクラウンを達成!
OVERALL RESULTS

1. HAIDEN DEEGAN Monster Energy Star Racing Yamaha
とにかく強い!ブーイングも全く関係なし!実力で勝ち切るディーガンに死角なし!過去5回のチャンピオンを獲得しているので、当然といえば当然なのでですが、今年はその強さがさらに増した印象を受けます。
2.LEVI KITCHEN Pro Circuit Kawasaki
ようやく!4戦目にようやくこの位置に辿り着きました!ディーガンの独走を許すか許さないかはこの人次第!まだまだ復帰途中のマカドゥ、失速中のアンスティ、クラッシュキングのモジマンなど、不安定なライダーの中には入ってほしくない存在。
3.CAMERON MCADOO Monster Energy Pro Circuit Kawasaki
まだまだ3年前のようなチャンピオン争いに加わる勢いはありませんが、それでも得意のスタートを決めて粘る姿には今年にかけるマカドゥの意気込みを感じます。
4.MAXIMUS VOHLAND ClubMX Yamaha
もうちょい。スタミナが課題か。今年もハンドブレーキを使用。進化を続けています。
5. RYDER DIFRANCESCO Rockstar Energy Husqvarana
出遅れると上がってくるのに時間がかかるのが痛い。スピードはあるのだから、早い段階で上位につけないとディーガンとのバトルに持ち込むには厳しい状況。ランキング上位につけながらも、今年はまだ一度もディーガんとバトルする姿を見ていません。
昨年復活した古老メーカー「ONE」のウエアにも注目。元々はマキタスズキなども手がけたグラフィックメーカー。
6.MAX ANSTIE Monster Energy Star Racing Yamaha
どうした・・・。開幕戦の勢いが完全に止まったアンスティ。32歳という年齢もあるのか、それともどこか負傷しているのか。第2戦でディーガンとの接触があった以降、失速が続きます。しかし、ヒート3は気迫のライディングでした。トレーニング中にディーガンと揉めたのではという噂ですが、チェッカー後も握手はなし。ディーガンは探していましたが。
7.HUNTER YODERClubMX Yamaha
この位置で安定してきました!確実に昨年よりもレベルアップ!さらに上のチームから声がかかるチャンスもありそう。
8.MICHAEL MOSIMAN Monster Energy Star Racing Yamaha
ランキングのこともあるので、もう少し上位に食い込んで欲しかった・・・。ヒート2の転倒の影響が大きかったとコメント。
9.PARKER ROSS Toyota Redlands BarX Yamaha
BarX Yamahaの成長株!ヒートレースも光る走りを見せました。
10.CARSON MUMFORD AEO Powersports KTM
昨年の勢いが感じられない・・・。マシンとの相性に問題あり。
450 Heat 1

スタートで飛び出したプラドをすぐにかわしたロクスンがトップへ!
3番手にはセクストン、ハンター、クレイグ、ウェブ、アンダーソン、トマックと実力者が続きます。
ロクスンが早々と逃げる展開を作ろうとしますが、中盤を前にスピードのセクストンが2番手に浮上し、追撃を開始します。
しかし、1秒差にまで詰め寄ったセクストンが終盤にミスを犯し、ロクスンが3秒にリードを拡大。そのままトップでチェッカをうけ、久しぶりの勝利を手にしました!
2番手はセクストン、3番手にはスタート8番手から追い上げたトマック。同じく追い上げたウェブと続きました。
終盤まで4番手をキープしたハンターは、コーナー立ち上がりでミスしスリップダウン。7番手。
ホールショットのプラドはミスもあり後退しましたが、好スタートが光りました。
450 Heat 2

好スタートを決めたのはまたもやプラド!本物!
ハンター、アンダーソン、ウェブ、そして今季初の好スタートを決めたクーパーと続きます。
ロクスン、トマックはともに出遅れ、セクストンに至っては1周目15番手と、大きく出遅れます。
こうなるとプラドの初優勝に期待がかかりましたが、ラスト3分を前に勝負にでたハンターとウェブによって、一気に三つ巴のバトルへ!
ミスの増えたプラドをあっさりとかわしたハンターが、450クラスキャリアファーストウィンを達成!2番手にはウェブ、プラドは粘り切っての3位となりました。
トリプルクラウンとはいえ優勝は優勝。ハンターお見事!
猛烈な追い上げを見せていたトマックでしたが、4番手まで浮上した中盤にまさかのリズムセクションでクラッシュ。
そして、開幕戦でバーシアと激しくクラッシュしたマルコムが久々の上位で6位フィニッシュ。
450 Heat 3
トマックが見事なホールショットからの逃げ切りを狙いますが、4周目、まさかのアンダーソンにかわされるとハンターにもかわされ、どうしたと思わせる展開に。
ヒート2のクラッシュの影響も心配されましたが、かわされた直後にビーストモードが発動し、立て続けにハンター、アンダーソンを再びかわすと独走状態へ。
熱かったのはウェブとロクスンの3番手争い!前でチェッカーを受けたライダーが総合優勝というシビれる展開になりましたが、粘り切ったウェブが3位でチェッカーを受け総合優勝達成!
OVERALL RESULTS

1. COOPER WEBB Monster Energy Star Racing Yamaha
4戦目にしてついに片目を開けた2025チャンピオン!!!実にウェブらしい勝ち方でした!荒れたリザルトの時には必ず結果をだし、泥臭い戦いを最も得意とするウェブの復活は、シリーズをさらに面白くさせること間違いなし!トマックが少し失速、チャンピオン未経験のハンター、そして相変わらず荒れているセクストンと、まだまだ今季のチャンピオン争いは混沌としているので、のウェブの一発はとても大きい。
2.HUNTER LAWRENCE Honda HRC Progressive
ここ数戦好調のハンターが今回も抜群の安定感で2位へ!キャリア初優勝も達成し、今一番ノレているのは間違いなくこの人でしょう。終盤まで落ちないペースで追い上げるスタイルはウェブと似ているところ。r何キングも2番手に浮上し、初の450クラスチャンピオンを狙います。
3.KEN ROCZEN Progressive Insurance Cycle Gear Suzuki
惜しい!開幕からキレッキレのライディングを見せ続けるロクスンですが、ヒート1では今季初優勝も達成し、ヒート3であと一人抜けば総合優勝でしたが、ウェブに屈しました。
4.ELI TOMAC RED BULL KTM FACTORY RACING
出遅れからのクラッシュ、そしてホールショットからのビーストモードで独走と、トマックらしさ全開のレースでした。4ポイント差でランキング首位をキープ。
5.CHASE SEXTON Monster Energy Kawasaki
追い上げてはミスを繰り返す悪い展開。総合5位はギリギリOKか。
6.JASON ANDERSON Twisted Tea Suzuki
この人が元気だとレースが面白い!ロクスンにアンダーソンが元気なおかげで、スズキ勢の勢いが目立つシーズン。そろそろ表彰台が欲しいところ。
7.JORGE PRADO RED BULL KTM FACTORY RACING
本物証明!去年のあの失速はなんだったのか。連続してホールショットを獲るそのスキルはやっぱり世界チャンピオン。ホールショットからの粘りもでてきました。
8.MALCOLM STEWART Rockstar Energy Husqvarna
開幕戦の悪夢のようなクラッシュのあとも欠場することなく参戦を続け、ようやくこの位置まで復帰してきました。開幕前の前評判が非常に高かっただけに残念ではあるのですが、早く本調子のライディングが見たいところ。
9.JUSTIN COOPER Monster Energy Yamaha Star Racing
スタートのクーパーが苦戦する今シーズン。ヒート2、3とようやく改善が見られましたが、マシンセッティングをやり直しているという噂。
10.DYLAN FERRANDIS Troy Lee Designs Red Bull Ducati Factory Racing
バーシアが抜けたDucatiファクトリーを一人で担います。
